食べるハハココ

料理はひらめき実験工房なり

ホームベーカリー10年

2019年02月27日 | パン
ホームベーカリーの窯からパンがするっと出なくなり、
窯だけ買い換えようと思ったら、もう売ってませんでした。
10年たってるとさすがに無理なのね。
メカは壊れてないのに、やむなくベーカリーごと買い替え。

見た目は何も変わていないけどめっちゃ静か・・・
そして、米粉モードはもちろん、ごはんパンモードとかあるし。
10年を感じました。

ちなみに先日、13年働いた洗濯機も壊れました。
ある日ぷつん、と動かなくなるまで、一度も故障せず、大往生だった。
と思っていたら、買い替え時に実は水漏れしていたことが発覚。
実はこっそり尿漏れ抱えつつ頑張ってくれていたのね。

新しい洗濯機ももちろん、めっちゃ静か・・・

こちら、下の子の誕生日、お姉ちゃんからのプレゼント。なにこれ?



使用後こうなってた。スイーツミニチュア工作セットでした。





モッチーと呼ばれて溺愛されるもの

2017年07月29日 | パン
ホームベーカリーをお使いの方なら一度はやったことがあるであろう、
ドライイーストの入れ忘れ。

ナニ?一度もない?
私も10年近く使ってて初めてやっちゃいましたけど、どうなるか教えて差し上げよう。

こうなります。





一斤分の材料ですから、手が震えるほど重いです。

やっちゃったのは平日の朝、今すぐ朝食にしなければならない状態。
仕方なく上の子にちぎって食べさせてみたら、「シロップがあればイケル!」。
むしろ、うまい、うまい、と夢中の食べっぷり。
団子に近いもののようです。(私は食べない)

無駄にならずに済んでよかったと喜んでいたら、
いつものパンよりうまい、「モッチー」をまた作れまた作れと猛リクエスト。
ちょと・・・複雑な気分・・・。失敗作のほうが好まれている・・・。
仕方なく、わざとイースト抜きでもう一度作りました。
冷凍するにも場所を取らなくていいんだけど、やはり複雑な気分。

ちなみにごはん入りパンのレシピなので、余計もちもちなのかも。
強力粉だけだったらどうなるかを試したりはしない。

一応現在のごはん入りパン配合は
・ごはん200g+水135ml(ふやかしておく)
・強力粉250g
・砂糖、バター、スキムミルク各10g
・塩3g
・ドライイースト2.8g
(レーズン50g)

冷めたら相当重い食感であることは間違いないので、温めなおしましょう…

お砂糖なしで 食パンスイーツ2種

2012年10月30日 | パン
◆甘酒チョコクリーム◆

玄米甘酒をもらいました。
そのまま飲むのは苦手…検索してみるとココアの甘味に使う手があるらしい。
試してみようとまず純ココア粉末と甘酒だけを練っていたら、なんだかとっても艶々クリーミー。
これはこのまま使えるのでは?と思い、スキムミルクも足して練り練り。
それだけで、とっても滑らかで優しい甘さのチョコクリームが出来ました。
食パンに塗るのにピッタリで娘にも大好評。普通のチョコに比べて低カロリーかつ高栄養のはず。

甘酒は濃縮度合いが様々のようなので、以下の分量は参考までに。
今私が使ってるものは水で薄めて飲むときには1:1というもの。

 甘酒25g 純ココア10g スキムミルク10g 好みでバニラエッセンス数滴

ちなみにこれをレンジでほっくりするまで煮詰め、荒熱が取れたところで小さく丸めると
ヘルシーチョコボール!もちゃもちゃした食べごたえが、なかなか面白い。


◆渋柿ジャム◆

庭で採れたという柿をもらいました。
4つのうち2つは抜群の甘さ。ところが残りの2つはかじってみたら渋い!
それを刻んでレンチンし、煮詰めてジャム状にしてみると、めちゃめちゃ甘ーい。
何にも足さずに充分にジャム。
でもペクチンの働きか、冷めるとすっかり固まってしまって口当たりがいまいち。
なのでこちらはパンに塗ってからトーストがおすすめ。
パンにふんわりしっとり馴染みつつ表面は甘く香ばしく。これまた母娘で大のお気に入り。
もちろん甘い柿でも出来るだろうけど、渋柿を活用できたのがハッピー。
熟れすぎたジュクジュク柿を活用するのもいいでしょうねえ(私はシャリシャリ好き)。

HBでご飯パン ご飯なしではもうパンが焼けなーい!

2012年01月30日 | パン
ホームベーカリーで食パンを作るのに、炊いたご飯を入れるというレシピ、
すでにクックパッドなんかにはいっぱい載っていますが、
実際にやってみるまでは、ホントに?ホンキで?それでどうなるの?
という感じでした。が、試してみたらもうやめられません。心酔しています。

こんな弾力のあるパンは今までに食べたことがない。
6枚切りにして、指に力を入れてぎゅっとはさんでも、元に戻ります。
モッチリと跳ね返すような弾力!そして吸い付くようなしっとり感・・・
美しいお肌の宣伝文句みたいですが、ホントにそうなんだもん。
トーストせずにそのまま食べて、大満足します。
力のあるパンなので、ボリュームのある具をはさむサンドイッチなどにもぴったり。
トーストすると、外や耳はカリカリ(米入りだけに薄焼き煎餅を思わせるような)中フワフワ、
でも普通のトーストしたパンみたいに、かじったらペタンコなんてことがありません。

米粉入りのパンも色んな配合でやってみましたが、こんなパンになったことはありません。
大体、高い米粉を使うより、ご飯を入れる方が良いに決まってる。素晴らしい!

さらに我が家では、強力粉より安い北海道産の地粉を使っています。
コープで、薄力粉よりちょっと高いくらいの値段で売られているのですが、
タンパク質含有量は中力~準強力粉くらい。それで問題なくふくらんでます。
ちなみに菓子作りもこの粉。何種類も粉をそろえておかなくて良いので楽だし、
なにより菓子とパンで娘の小麦粉摂取量が増えているので国産の方が気分良いしね。

さらにさらに、高橋雅子著
「少しのイーストで ホームベーカリー 天然酵母コースでゆっくり発酵」
を参考に、ドライイーストも普通の1/3弱の量で焼いてます。
香りが全然違うし、大きな気泡が出来たりせず、きめ細かく焼けます。
ただし0.1g単位の秤が必須です。

レシピはこんな感じ。
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【準備】
温めたご飯150gに水90gをかけて冷蔵庫の中でふやかしておく。

【材料】
・地粉 250g(もちろん強力粉でも)
・上記ふやかしたご飯(完全に水を吸いきった状態)
・砂糖10g
・塩4g
・バター10g(有塩でも無塩でも)
・牛乳55g
・ドライイースト0.8g

これを全部いっぺんに入れて天然酵母コースで焼くだけです。
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普通のドライイーストコースで焼くならドライイーストは小さじ1弱。
砂糖、バターは増やしても良いし牛乳もスキムミルクと水でも良いし、比率も適当。
でも全体の水分量(合計145g)だけは注意。多すぎると四角い饅頭のような物に。。。
ご飯の水分量や機種などによっても適量が違うと思うので、
最初は5~10g少なめにして、
10分くらいこねた後で綺麗にひとつに丸まってればそのままでよいし、
なかなか丸まらないようなら数滴ずつ水を足しながら、まとまるまで様子を見る方がよいかも。
でも実は、饅頭パンも美味しいので恐れずに。
カラスのパン屋さんで失敗したパンが大人気になるみたいなもんです。

4/24追記
暖かくなってきたからか水分145gでもちょっと多いみたい。
130gくらいかな。

9/14追記
真夏は水分120g。
室温が高すぎて長時間発酵は難しいのでドライイーストコースにしてます。


低カロリー クロワッサン研究

2010年07月10日 | パン
たまにパン屋のパンを色々買ってくると、娘が一番好きなのがクロワッサン。
それではと家で作ってみようとは思うものの、
想像以上に大量のバターを折り込むレシピを見ただけで、意気消沈。
そこでバターのかわりに別のものを折り込んで出来ないものかと研究してみました。
 ※ 生地はホームベーカリーのレシピ通りに、パン生地コースで作りました。

最初に試したのが、水切りヨーグルト。
茨木くみ子著「ふとらないパン」で紹介されていた方法です。
カロリーはバターの1/4くらい。
しかし・・・私の腕のせいもあるのでしょうが、
やはりどれだけ水切りを頑張ってもヨーグルトは水分が多く、
折り込み作業中にパン生地を突き破ってジュブジュブ漏れ出し、
ただのヨーグルトまみれの生地になってしまいました。
どうにか形作って焼いてみたものの、出来たのは、もっちりずっしりしたロールパン。
それはそれで美味しかったけど。

何かもっと水分の少ないものはと考えて、次に試したのが自作の豆乳カッテージチーズ。
しっかり水気を絞り出したら、おからくらいのポロポロ状になります。
カロリーは多分バターの1/5くらい。
ねらい通り、作業は快調。少々手荒に折りたたみを繰り返してもまったく漏れ出さず。
楽々成形して、焼いてみたところ・・・今度はとってもがっしりパン。
クロワッサンらしい層になっていない。
多分、カッテージチーズはほとんどタンパク質の塊で、熱によって固く焼き上がるんだな。
これもまた、がっしりパンとして、美味しいんだけど。

バターは、熱によって脂肪分が溶け出すから、折りたたんだパン生地の隙間で空間を作って、
焼き上がったときに綺麗な層になるんだろうなあ、じゃあ何か脂肪分が程よく含まれてるものは?
と考えて次にひらめいたのがクリームチーズ。
カロリー・作業しやすさに優れるカッテージチーズと混ぜてみたらどうだろう。
クリームチーズ、カッテージチーズを同量ずつ混ぜるとカロリーはバターの1/3くらいかな。
期待を胸に折りたたみ作業をしてみると、ちょっとはみ出してきたけど、許容範囲、良い感じ。
そして焼き上がりも・・・生地が綺麗な層になってるし、
全体がしっとりふんわりしつつ、表面のカッテージチーズがカリッと感も出しており、
おお、これは絶妙!しかもクリームチーズのコクでやけに味わい深い。
バター使用のさくさくクロワッサンとは別物だけど、
ふわっとカリッとヘルシーで、むしろ私はこっちの方が好きだ、大好きだ!という仕上がりに。
というわけで、カッテージ&クリームのWチーズ使いクロワッサンが、
私レシピの殿堂入りを果たしました。
バターよりコストも低いしね。うふふふー

けれども。。。娘的にはやはり、バターのさくさくが、重要らしいです。ふんだ。

ちなみに粉280gで作った生地に対して、
カッテージチーズ50g、クリームチーズ50gを練り混ぜてから折り込みました。
55℃に温めた豆乳150ccに酢大さじ1を混ぜて、
分離した塊をガーゼに包んでぎゅうぎゅう絞りまくると、ちょうど50gのカッテージチーズが取れました。
(豆乳によって出来る量は多少変わるかも。カロリーは若干高いけどべつに牛乳でも良いし。)
出来たカッテージチーズは冷凍出来るので、我が家では思いついたらいつでもクロワッサンです。