外資系企業で働くある人の日記

外資系企業に勤務しているある人の日記。景気に左右されず、モティベーションを高く維持して頑張り続けます!

大相撲力士暴行死事件でおもったこと

2008-02-09 22:45:23 | Weblog
大相撲時津風部屋の力士暴行死事件が連日大きく取り上げられている。
数ヶ月に前に起こったこのリンチ殺害事件は当初単純な稽古による事故死で終わるるところだった。が、あまりに不自然な死に疑念を持ち続けた犠牲者の父の努力と、現代科学の検査のサポートのおかげで、関係者が逮捕されてに至った。
逮捕された兄弟子3人は、「親方の命令は絶対で逆らえない」と供述しているようだ。 少しずつ薄れているとはいえ、人間関係に上下関係が(時にあまりに厳しく)敷かれ上の命令に異を唱えずらい目に見えずらいシステムが私達の社会にはまだ多く散見されているのではないだろうか。 上下関係が年次で決まる体育会系運動部にはこのような傾向が強い。最近も明治大学の応援運動部で先輩が後輩を虐め自殺に至らしめる事件が起きたばかりだ。年齢に応じて「言葉上の上下関係」が決まってしまうのはなんとも理不尽だ。 そうは言っても、そこに心地よさを感じる日本人は日本語を否定することはできないし伝統によってつくりあげられた言葉を大切にすべきだとおもう。 
より大切なのは、いかなる理由があっても確かなる倫理観を持ってシステム的に出来あったしまった上下関係に問題がある時は、それに異を唱えようとする気持と行動をもつということではないだろうか。 
それができないようであれば、数十年前に起きた過ちから学んだことが私達になかったのかもしれないことになると私はおもう。