LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

旧岩崎邸とイチョウ

2012-11-28 | 建築と文化
上野不忍池に程近い細い路地を入ると瀟洒な洋館が姿を見せた。
旧岩崎邸だ。
敷地内に入るとイチョウの黄葉が出迎える。


樹齢400年のイチョウの黄葉も見事だが、視線は建物外観から内部へと向かっていく。

旧岩崎邸は、三菱財閥の岩崎彌太郎の長男が建築家ジョサイア・コンドルに設計させたものだ。
内部に入るとワニスの結晶が時の経過を物語る。

壁は金唐革紙が張られている。
建物保護のため、直接壁などに手を触れることはできないが、
展示用に製造工程とサンプルが置かれていた。
見事な凹凸感と重厚感が伝わってくる。
今張られているのは復元品だそうだが、まさに職人技だ。
そのような人々の素晴らしい技術の継承と
それらを理解し合える受けて側の感性も高めていかなければと感じた...。