LOHASな感じ!

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隈 研吾と馬頭広重美術館

2006-12-13 | 建築と文化
栃木県馬頭に広重美術館がある。
隈研吾の設計によるものだ。

それは、大屋根切妻の木造建築物と思えるような外観だ。
近づくにつれ、木格子で屋根・外壁が覆われている事がわかる。
その外観は近隣環境と融合し、和のテイストをかもし出している。

隈研吾は、建築における安全性についてこのように語っている。
安全性とは安心感だと思います。
したがって、心の平穏を保つ自然な素材であり、
特殊な技術や建物の強度とは別のものだと思うのです。
コルビジェに代表される20世紀のモダニズム建築は、
弥生式住居のように、地上に浮いた安全性を目指したものですが、
私は縄文時代の住居のように、大地に抱かれ、
周辺の森に守られる安心感を安全性と考えたいのです。
~14 JAPANESE ARCHTECTS
   interviews and photos by Roland Hagenberg

ここ、馬頭にくると隈研吾の考えがなるほど理解できる。
馬頭広重美術館、これは発想性に大きな意義があると感じた。