雑感の記録。

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ロア部 動画目録

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Youtubeのロア部にアップされている対戦動画の目録になります

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ファイル置き場

置いてあるもの
・風雲STBと堕落天使の動画 (だいたいニコニコに上げたもの)
・アルメセラ年代記に出てくる家系の周期表
・ブラッディロア3のキャラ別フレーム表

3/25
・まだ寒いので履歴をクリア
・ブラッディロア3のフレーム表(calcで作ったヤツ)をアップ

11-9-2

2011年09月23日 | book & comic
月末に出る分は来月に回すかーと思いました。


ハルシオン・ランチ 1・2感(完結)

沙村作品の短篇集は漏れなく揃えてるんじゃないだろうか。
短編だからこその悪ふざけが気に入ってるんもあるんだろうな。
短編慣れしてるとむげにんは読む気がちょっと薄れるモノだと思いました。
やっぱりっつか時事ネタやパロディ多めの芸風で長々と連載するワケにはいかず、2巻完結と相成った作品。
というかよく2巻分も続けられたな…
んで腑分け編は終わったの?


悪ノリっぷりは過去の短篇集よりも良い意味で酷く、
一応の体裁である「グルメマンガ」という括りなんぞ1話から存在しなくなってます。
このマンガに興味を持つ人自体、サムラスキーかアレなフェチズムの持ち主しか居ないと思うんですが、
消化されてる元ネタがわからんと笑うに笑えん作りですし、人に勧める類のマンガじゃあない。
逆にパロディ元が解る人間なら、消化できるネタが多ければ多いほどに楽しむことはできる。
一口ごとに食い物の薀蓄を垂れるようなグルメマンガじゃなくって、
政治・社会・学術・エンターテイメントetcとある意味で富んでるネタの舌触りを楽しむ。
そういう"グルメマンガ"であるのかも知れません。



Love Sync Dream 1・2巻(完結)

興味を持ったのは「不思議の国のアリス」が題材だってことだけなんだけども、
実際はフランス人作家とのコラボレーションだったり、一応は漫画とバンド・デシネとのコラボと謳ってたり。
バンド・デシネと言えば先日「岸辺露伴ルーブルへ行く」で少々勉強したトコだったし、
ちょこっとその空気に触れたかったのもあったかも知れない。
これは後付の理由ですけどね。

実験的な作りの漫画というかこれがバンド・デシネ的なアプローチというのか。
そこんとこはわからんけど、扉絵やコマ割り・見開きの使い方なんかはかなり気を使ってるのかも。
フランス的にはありがちな表現なのかも知れないけど日本の漫画に慣れてる身としては超新鮮。
ただ価格もバンド・デシネ基準なのか漫画としてみるとかなり高め。
至って普通のB6版で800円とは…
題材が不思議の国のアリスってのは半分正解っちゃ半分正解で、引き出しではあるけどタンスでは無いというか。
アリス好き好き→この漫画読もうって思うとたぶん後悔すると思います。
値段的にも。


ゴスロリ趣味の女の子が考古学者と一緒に不思議な世界へ送られてしまって、
うんにゃらかんにゃらしつつ女王を倒して元居た世界へ戻りハッピーエンド。
手短に言うならこんな話だけど、見るべきは話の筋じゃなくってそれを見せる手段だと思うのですよ。
藤原カムイ氏の漫画は相変わらず読んでないけど、巻末の設定資料も併せて見ると、
細部までかんなりこだわって描いてるんだなぁ…と感動すること請合いです。
正直原案とかはどうでも良くなるぐらいに、氏の情熱が伝わってくるんじゃないかと。

2巻の後書きではほんのりと不完全燃焼で終わったような事をほのめかしていましたし、
今後も機会があれば外伝的な話で連載されるのかもね。
ただ、LSDの続きを読みたいか?と聞かれたらあまり色よい返事はできないと思うんですよ。
原案どうでもいいとさっきも言ったけど、話は面白くは感じなかったからなぁ…
似たような語り口で似たような話をもう一回されてもね。というのが率直な意見。
絵で魅せるってのは藤原氏のパゥワで何とかできると信じられるんだけどね…
藤原氏が触れていた「言葉の壁・文化の壁は高い」ってのも解るんだけど、
もし次があるならより良く原案者の意図を汲みとれた作品になればいいなぁと願うことにします。
それでもAmazonレビュー待ちかもね…
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