今回のダークホース?
「暗殺者がいっぱい」っていう邦題はあんまり過ぎるわ…
暗殺者らしい暗殺者って一人二人しか居ねぇしなぁ。
登場人物が多すぎてダメという、この手のわいわいクライム・ムービーの中で、
やってはいけないミスを犯してしまった感のある作品。
みんな口を揃えて言うし、オレもそう思う。
レイヤー・ケーキでも登場人物の把握には戸惑ったので、
さらに人が多い本作ですと、把握しきる頃にはエンディングです。
中盤以降は面子が固定されて来ますので、一人ひとりバレが無い程度に触れるか。
■FBI
メスナー…一応の主人公
カラザーズ…主人公の上司。主人公とタッグを組む
ロック…メガネの偉い人。
■コーザ・ノストラ(マフィア)、イズラエルに関係する人達
スパラッザ…瀕死のボス。エースの心臓を欲しがる。
"エース"イズラエル…No.1手品師。マフィア遊びが災いして本物の方々に追われる事に
スウェーデン人…スパラッザからイズラエルの元に送り込まれる。
メクレン…イズラエルのマネージャー。FBIと取引。
リード…イズラエルの弁護士?ウサギは大事。
アイビー…細い黒人。イズラエルの護衛。
ビーニー…ゴツい黒人。イズラエルの護衛。
ヒューゴ…ちょっと頭が悪いイズラエルのお世話係。
ヴィトリ…何かお力に?
■デュプリーと友達
デュプリー…保釈保証人。
ディークス…元刑事。
ホリス…元刑事。
彼らはリード弁護士から保釈後に姿を眩ませたイズラエルを押さえるよう
依頼をされて動くことになる。
面白いくらい情報がダダ漏れだったのは何でだろね?
■集まった殺し屋
ジョージア&シャリス
…
二人組みの女性殺し屋。色気と対物ライフル"ビッグ・ママ"が武器。
スパラッザを邪魔に思う組織からイズラエルを先に生け捕るよう依頼を受ける。
主に頑張る方はアリシア・キーズらしい。
"破壊屋(エストラゴ)"
…
アコスタなる傭兵組織から参戦。特技は拷問。
イズラエルの賞金目当てに参加。
この中では相当マトモな殺し屋に分けられる。
個人的に一番好きな殺し屋。
一応ながら役名はパスクアール・アコスタになってますね。
トレモア兄弟
…
ガイキチ担当。
全員種違いの三人兄弟。
「我が闘争」を愛読するヤク中のネオナチと、グローバルに最低扱い出来る兄弟。
FBIメガネの話では"破壊屋"が仲間に選んだような口ぶりだったけど、
共通の言語でも意思疎通は出来なさそうなガイキチ。
ラズロ・スート
…
この作品中、殺し屋指数が一番高い人。
殺し屋の中では一番頑張ったで賞。
マスク作りに声真似の練習と、なかなかに体張ってますしね。
ストーリーは平坦ではないものの、そんなにド吃驚させられるようなオチも無いので、
人物さえ頭に入れておけばなんとかなるんだぜ…
BGMはタランティーノよろしく、古今東西問わず色んな曲を使ってますし、
スタッフロールの入り部分。あそこなんかはSnatchのOPに近いモノがある。
この二人と比較されるってことは、自分の好みの監督だわ。
まだまだ新米さんらしいので、今後に期待してみよう。