GGシリーズのBGM ： カイ兄ちゃん

飛び道具＆無敵昇竜という、いかにも入門者向けなカイ兄ちゃん。
その「満遍なく突出したものが無い」器用貧乏さ故か、
毎回強化はされるものの、突出した強さは無く、
どちらかというと下の方から数えた方が早いキャラでした。
しかしそのエレガントさはキャラ性能などを凌駕し、
幅広い層から支持されています。


テーマは初代からずっと、「Holy Orders (be Just or be Dead)」。
基本は変えずに細かいアレンジを効かせながら、
毎回マイナーチェンジを繰り返してきました。
初代GGで既に完成されていたということでしょう。
カイ同様エレガントに仕上がっています。


■Guilty Gear

キャラもテーマも人気が高いカイ兄ちゃん。
パイプオルガンとチェンバロから始まり、いつものリフへ。
Bメロの部分では以降のバージョンとは異なり、
厳つくエフェクトを掛けたリード音を鳴らしてます。
全体的にマイルドに仕上げられてるんだけど、
全バージョンを通して一番完成度が高いんじゃないでしょうか。

ニードルスパイクは生ゴミ以下の性能。


■Guilty Gear X (AC)

イントロから音が汚いですよね。ここでマイナス。
バッキングにGG程のクセが無く、淡々とこなしてる感が。
サビの投げやりっぷりも少々目立ちますし、
バッキングに関して言えば一番ダメなバージョンかも。
Bメロはオルガン風の音にチェンジ。
まぁ無難といえば無難か。

クレシェントスラッシュは皆の思い出。


■Guilty Gear X (CS)

バッキングギターにやる気が出ました。
イントロの音も戻りました。
これだけでやっぱりだいぶ変わりますね。
全体的に流れるオルガンのアレンジは非常に良く、
AC版と比較すると雲泥の差ですね。


■Guilty Gear XX

イントロがまた悪くなってるなぁ。
パイプオルガン無しでチェンバロのソロ。
ドラムも疾走感を出しすぎですよコレ。
でもベースは物凄く良くなってます。
まぁドラムがやりたい放題やり過ぎですか。
Bメロのリード音復活＆アレンジも含め、一番元気の良いアレンジになってます。
元気が良けりゃいいってもんじゃないがね。

ついにねんがんの空中ライドをてにいれたぞ


■Remix

コンプリートBOXセットのボーナスディスク収録ver。
恐らく基本はGGXのCS版。
導入部分や最後の終わり方に大幅な変更が見られますが、
他に目を引くような変更点は無し。
やっぱりゲームのBGMとして作る音楽と、
聴かせることが目的の音楽とは違うベクトルになるんだなぁと実感。