東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 130.13/15 1.0842/46 141.11/15
NY午後5時 130.44/46 1.0844/48 141.53/57
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の130円前半。月末に伴う持ち高調整目的の売り一巡後、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がり、130円前半で小動きとなった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27327.11 -106.29 27458.56 27,302.22─27,494.17
TOPIX 1975.27 -7.13 1987.55 1,973.45─1,991.14
プライム指数 1016.45 -3.68 1022.96 1,015.63─1,024.60
スタンダード指数 1026.44 +2.42 1024.34 1,024.16─1,026.60
グロース指数 983.40 +2.55 978.39 974.93─984.35
東証出来高(万株) 120542 東証売買代金(億円) 29196.21
東京株式市場で日経平均は、前営業日比106円29銭安の2万7327円11銭と、反落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や米連邦準備理事会(FRB)議長会見を日本時間の明後日未明に控える中、手掛けにくさが意識された。一方、決算を材料にした個別物色がみられた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1149銘柄(62%)、値下がりは624銘柄(33%)、変わらずは63銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.014
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.014%になった。前営業日(マイナス0.014%)から横ばい。「月末だが、銀行勢の調達姿勢に変化はない」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年3月限 146.56 (-0.30)
安値─高値 146.51─146.95
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.490% (+0.015)
安値─高値 0.490─0.480%
国債先物中心限月3月限は前営業日比30銭安の146円56銭と反落して取引を終えた。FOMC(米連邦公開市場委員会)などイベントを控えて様子見ムードが強かったが、共通担保オペの結果を受けて下げ幅が拡大した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1.5bp上昇の0.490%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.28─0.18
3年物 0.37─0.27
4年物 0.45─0.35
5年物 0.54─0.44
7年物 0.73─0.63
10年物 0.96─0.86
日経平均は106円安と3日ぶり反落、午後は下げ幅広げる―アジア株安も重し=31日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/01/31 15:23
31日後場の日経平均株価は前日比106円29銭安の2万7327円11銭と3営業日ぶりに反落。朝方は、円安・ドル高を支えに買いが先行したが、30日の米国株安が重しとなり、いったん下げに転じた。すかさず切り返す場面もあったが、買いは続かず、再びマイナス圏に押し戻された。後場は、一段安。香港ハンセン指数などアジア株が安く、先物売りを交えて下げ幅を広げ、大引け間際には2万7302円22銭(前日比131円18銭安)まで軟化した。
なかで、第一三共<4568>のほか、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連株や、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などの値がさ株が値を下げ、指数安につながった。東証業種別株価指数(全33業種)では、電気・ガス、金属製品、海運など17業種が上昇し、銀行、鉱業、医薬品など16業種が下落した。
東証プライムの出来高は12億542万株、売買代金は2兆9196億円。騰落銘柄数は値上がり1149銘柄、値下がり624銘柄、変わらず63銘柄。
市場からは「きょうは、海外勢の日本株オーダーが薄い。日経平均2万7500円をにらみ、材料的にはここからのアップサイドは期待しにくいようだ。いずれにしろ、主要企業の決算を見てから行動に移すことになる」(外資系証券)との声が聞かれた。
業種別では、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、りそなHD<8308>などの銀行株が軟調。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も安い。第一三共<4568>、塩野義薬<4507>、小野薬<4528>などの医薬品株や、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>、SOMPOH<8630>などの保険株も売られた。出光興産<5019>、コスモエネH<5021>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株も値を下げた。
半面、中部電力<9502>、東電力HD<9501>、東ガス<9531>などの電気・ガス株が上昇。三和HD<5929>、LIXIL<5938>などの金属製品株や、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽<9107>などの海運株も高い。東洋水産<2875>、日ハム<2282>、日清食HD<2897>などの食料品株も買われた。
個別では、M&Aキャピ<6080>、ストライク<6196>がストップ安となり、バリューコマース<2491>、大東建託<1878>などの下げも目立った。半面、バルカー<7995>、兼松エレク<8096>(監理)、NECキャピ<8793>、LITALICO<7366>などが値上がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,533.75 -6.84 -0.44% +4.48% +3.77% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,311.89 -8.50 -0.64% +5.00% +3.37% 15:00
日経平均株価
27,327.11 -106.29 -0.39% +4.72% +1.20% 15:15
日経500平均
2,586.31 -12.50 -0.48% +4.77% +2.08% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
1,975.27 -7.13 -0.36% +4.42% +4.18% 15:00
日経300指数
414.26 -1.80 -0.43% +4.38% +3.30% 15:15
東証REIT指数
1,826.84 -37.12 -1.99% -3.55% -6.16% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
975.34 -9.80 -0.99% +6.19% +3.68% 15:00
東証マザーズ指数
775.93 +2.17 +0.28% +6.23% +2.34% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,389.71 +11.88 +0.50% +3.75% +8.47% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,090.74 +0.30 +0.01% +3.34% +4.67% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
1,989.44 -2.38 -0.12% +3.27% +2.88% 15:00
中国 上海総合指数
3,255.67 -13.65 -0.42% +5.39% -3.15% 17:29
中国 上海A株指数
3,412.53 -14.36 -0.42% +5.38% -3.12% 17:29
中国 深センA株指数
2,241.46 -8.14 -0.36% +8.46% -5.31% 16:00
中国 深セン成分指数
12,001.26 -96.50 -0.80% +8.94% -9.95% 16:00
中国 上海B株指数
299.55 +0.51 +0.17% +6.23% +6.71% 17:29
中国 深センB株指数
1,205.98 -18.15 -1.48% +4.20% +4.82% 16:00
中国 上海50A株指数
2,807.95 -31.17 -1.10% +6.55% -8.06% 17:29
中国 上海180A株指数
8,723.23 -77.70 -0.88% +6.01% -7.64% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,750.54 -11.55 -0.42% +5.39% -3.16% 17:29
中国 創業板指数
2,580.84 -33.05 -1.26% +9.97% -11.28% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,156.86 -44.49 -1.06% +7.37% -8.92% 16:00
中国 深セン総合指数
2,142.55 -7.82 -0.36% +8.45% -5.30% 16:00
日経平均
現在値 27,327.11↑ (23/01/31 15:15)
前日比 -106.29 (-0.39%)
始値 27,458.56 (09:00) 前日終値 27,433.40 (23/01/30)
高値 27,494.17 (09:15) 年初来高値 27,502.15 (23/01/26)
安値 27,302.22 (14:59) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり反落、第一三共や東エレクが2銘柄で約42円分押し下げ16:08 配信フィスコ
31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり125銘柄、値下がり95銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。30日の米株式市場でダウ平均は260.99ドル安と7日ぶり反落。連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を直前に控える中、利益確定売りが先行。利上げペース減速が期待される一方、利上げ継続への思惑もくすぶり、金利上昇を警戒した売りが膨らんだ。ナスダック総合指数は-1.96%と3日ぶり大幅反落。一方、米1月ダラス連銀製造業活動指数の上振れなどに伴う為替の円安・ドル高を支援要因に、日経平均は25.16円高からスタート。ただ、今週に相次いで控える主力企業決算や中央銀行イベント、重要経済指標を前に様子見ムードが強く、日経平均は27500円を手前に膠着感の強い展開が継続。アジア市況が軟調な中、午後は一段と冴えない展開で、引けにかけては手仕舞い売りが膨らんだ。
大引けの日経平均は前日比106.29円安の27327.11円となった。東証プライム市場の売買高は12億542万株、売買代金は2兆9196億円だった。セクターでは銀行、鉱業、医薬品が下落率上位となった一方、電気・ガス、金属製品、海運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の34%、対して値上がり銘柄は63%だった。
値下がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、アドバンテ<6857>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、HOYA<7741>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはオリンパス<7733>となり1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位はKDDI<9433>となり、オムロン<6645>、京セラ<6971>、キッコーマン<2801>、アサヒ<2502>、味の素<2802>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27327.11(-106.29)
値上がり銘柄数 125(寄与度+66.11)
値下がり銘柄数 95(寄与度-172.40)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7733> オリンパス 2428.5 42 +5.75
<9433> KDDI 4059 21 +4.31
<6645> オムロン 7460 92 +3.15
<6971> 京セラ 6706 32 +2.19
<2801> キッコマン 6840 50 +1.71
<2502> アサヒ 4282 49 +1.68
<2802> 味の素 4273 49 +1.68
<1721> コムシスHD 2473 48 +1.64
<2282> 日ハム 3900 95 +1.63
<7832> バンナムHD 8656 46 +1.58
<8015> 豊田通商 5460 40 +1.37
<9531> 東瓦斯 2719 185 +1.27
<7269> スズキ 4839 34 +1.16
<7267> ホンダ 3207 17 +1.16
<6988> 日東電 8360 30 +1.03
<8252> 丸井G 2206 29 +0.99
<8267> イオン 2657.5 28.5 +0.98
<6724> エプソン 2007 14 +0.96
<9009> 京成 3780 55 +0.94
<7974> 任天堂 5625 27 +0.92
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4568> 第一三共 4064 -210 -21.57
<8035> 東エレク 45170 -620 -21.23
<6857> アドバンテス 9200 -220 -15.07
<9983> ファーストリテ 78420 -310 -10.62
<6954> ファナック 22905 -260 -8.90
<6098> リクルートHD 4144 -83 -8.53
<7741> HOYA 14200 -335 -5.74
<6273> SMC 65350 -1620 -5.55
<4063> 信越化 19075 -160 -5.48
<4507> 塩野義薬 6183 -147 -5.03
<9984> ソフトバンクG 6144 -20 -4.11
<4519> 中外薬 3358 -34 -3.49
<4911> 資生堂 6713 -97 -3.32
<4523> エーザイ 8012 -97 -3.32
<6594> 日本電産 7170 -120 -3.29
<9613> NTTデータ 2003 -18 -3.08
<2413> エムスリー 3507 -37 -3.04
<7751> キヤノン 2893 -54.5 -2.80
<6861> キーエンス 59280 -750 -2.57
<4543> テルモ 3763 -16 -2.19
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 1,975.27↑ (23/01/31 15:00)
前日比 -7.13 (-0.36%)
始値 1,987.55 (09:00) 前日終値 1,982.40 (23/01/30)
高値 1,991.14 (09:08) 年初来高値 1,987.63 (23/01/26)
安値 1,973.45 (14:59) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:電力・ガス業が上昇率トップ15:37 配信フィスコ
電力・ガス業が上昇率トップ。そのほか金属製品、海運業、食料品、水産・農林業なども上昇。一方、銀行業が下落率トップ。そのほか鉱業、医薬品、保険業、石油・石炭製品なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 電力・ガス業 / 363.23 / 4.12
2. 金属製品 / 1,183.67 / 1.23
3. 海運業 / 1,080.16 / 1.20
4. 食料品 / 1,779.22 / 1.09
5. 水産・農林業 / 482.77 / 0.97
6. 倉庫・運輸関連業 / 2,087.28 / 0.90
7. パルプ・紙 / 446.93 / 0.83
8. 建設業 / 1,175.85 / 0.60
9. その他製品 / 3,609.42 / 0.60
10. その他金融業 / 711.56 / 0.45
11. 陸運業 / 1,860.18 / 0.34
12. ガラス・土石製品 / 1,112.16 / 0.18
13. 輸送用機器 / 3,164.8 / 0.17
14. 非鉄金属 / 1,096.6 / 0.16
15. 繊維業 / 628.98 / 0.16
16. 小売業 / 1,411.8 / 0.09
17. ゴム製品 / 3,380.32 / 0.03
18. 化学工業 / 2,096.67 / -0.10
19. 情報・通信業 / 4,848.76 / -0.21
20. 機械 / 2,204.99 / -0.24
21. 証券業 / 369.5 / -0.26
22. サービス業 / 2,525.85 / -0.28
23. 卸売業 / 2,333.69 / -0.31
24. 鉄鋼 / 562.59 / -0.35
25. 電気機器 / 3,402.84 / -0.65
26. 精密機器 / 9,568.07 / -0.70
27. 空運業 / 228.51 / -0.85
28. 不動産業 / 1,408.65 / -0.87
29. 石油・石炭製品 / 1,100.59 / -1.26
30. 保険業 / 1,410.41 / -1.45
31. 医薬品 / 3,271.71 / -1.76
32. 鉱業 / 418.64 / -1.83
33. 銀行業 / 205.13 / -2.28
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,804.63↑ (23/01/31 15:00)
前日比 -98.01 (-0.55%)
始値 17,940.15 (09:00) 前日終値 17,902.64 (23/01/30)
高値 17,961.54 (09:08) 年初来高値 17,955.68 (23/01/26)
安値 17,789.32 (14:59) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,016.45↑ (23/01/31 15:00)
前日比 -3.68 (-0.36%)
始値 1,022.96 (09:00) 前日終値 1,020.13 (23/01/30)
高値 1,024.60 (09:08) 年初来高値 1,022.73 (23/01/26)
安値 1,015.63 (14:59) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,026.44↑ (23/01/31 15:00)
前日比 +2.42 (+0.24%)
始値 1,024.34 (09:00) 前日終値 1,024.02 (23/01/30)
高値 1,026.60 (14:40) 年初来高値 1,026.45 (23/01/30)
安値 1,024.16 (09:01) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 983.40↓ (23/01/31 15:00)
前日比 +2.55 (+0.26%)
始値 978.39 (09:00) 前日終値 980.85 (23/01/30)
高値 984.35 (14:30) 年初来高値 993.28 (23/01/26)
安値 974.93 (09:13) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は続伸、新興株に幕間つなぎの物色向かう/グロース市況16:32 配信フィスコ
東証グロース市場指数:983.40 (+2.55)
出来高:1億7532万株
売買代金:1999億円
東証マザーズ指数:775.93 (+2.17)
出来高:1億7376万株
売買代金:1961億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって続伸、値上がり銘柄数は203、値下り銘柄数は272、変わらずは31。本日のグロース市場はもみ合い展開となった。30日の米株式市場のダウ平均は反落。連邦公開市場委員会(FOMC)を直前に控える中、調整的な売りが先行した。FOMCでは利上げペース減速が予想されているものの、ターミナルレートが5%超になるまで利上げが継続するとの思惑もくすぶり金利上昇を警戒した売りから一段安となった。また、ハイテク株も利食い売りが優勢でナスダック総合指数は大幅反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、本日の東証グロ-ス指数は続伸した。マザーズ指数は下落してスタートした後、マイナス圏での軟調もみ合い展開が続いた。その後は前引けにかけて下げ幅を大きく縮小し、後場からはプラス圏で推移した。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は、前引けまで前日終値付近でのもみ合い展開に。後場からは上げ幅を大きく広げ、ほぼ高値引けとなった。FOMCを前に様子見姿勢が強かったものの、東証プライム市場の大型株の一角に材料出尽くし売りが出て、幕間つなぎの物色が新興株に向かったようだ。値下がり銘柄数の方が多かったものの東証マザーズ指数は0.28%高、東証グロース市場Core指数は1.67%高となっており時価総額上位銘柄が上昇をけん引した。個別では、上期累計の営業利益が前年同期比12倍となったギックス<9219>が20%高のストップ高で値上がり率トップに、競合の減益決算が相次いで資金が集中したM&A総合研究所<9552>が17%高のストップ高となった。また、NF-κBデコイオリゴDNAで慢性椎間板性腰痛症対象の国内開発を開始したアンジェス<4563>が7%高となった。時価総額上位銘柄では、そーせい<4565>やANYCOLOR<5032>などが堅調に推移、値上がり率上位には、ELEMENTS<5246>、キャンバス<4575>などが顔を出した。一方、前日まで上げ幅を大きく広げていたトラースOP<6696>が利食い売り優勢から16%安で値下がり率トップに、第3四半期累計の連結経常利益が14.8億円で通期計画の38.1億円に対する進捗率は38.8%となったSBIリーシング<5834>が13%安となった。また、プライム市場へ上場区分変更発表も株式売り出しの需給悪化懸念が台頭したアクシージア<4936>が11%安となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>などが軟調に推移、値下り率上位には、カイオム<4583>、サインド<4256>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、そーせい、M&A総合研究所、ANYCOLORなどが上昇した。
マザーズ指数
現在値 775.93↑ (23/01/31 15:00)
前日比 +2.17 (+0.28%)
始値 771.88 (09:00) 前日終値 773.76 (23/01/30)
高値 776.69 (14:30) 年初来高値 782.87 (23/01/26)
安値 768.97 (09:13) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,826.84↓ (23/01/31 15:00)
前日比 -37.12 (-1.99%)
始値 1,863.70 (09:00) 前日終値 1,863.96 (23/01/30)
高値 1,863.70 (09:00) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,825.59 (14:59) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 17.14↑ (23/01/31 15:20)
前日比 +0.17 (+1.00%)
始値 17.23 (09:00) 前日終値 16.97 (23/01/30)
高値 17.27 (09:01) 年初来高値 21.42 (23/01/18)
安値 16.76 (10:40) 年初来安値 16.85 (23/01/30)
日経VI:小幅に上昇、強弱材料混在し市場心理は一方向に傾きにくい状況16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は31日、前日比+0.17(上昇率1.00%)の17.14と小幅に上昇した。なお、高値は17.27、安値は16.76。市場では明日まで開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)や週末に発表される1月の米雇用統計に対する警戒感がある一方、昨日の米株安を受けた今日の日経225先物が小幅に上昇して始まり、取引開始後は終盤まで昨日終値をはさんだ動きとなり、市場では底堅い株価推移が安心感となった。こうした強弱材料が混在する中、市場心理は一方向に傾きにくい状況となり、今日の日経VIは概ね昨日の水準近辺での動きとなった。
日経平均先物
現在値 27,410.00↓ (23/01/31 06:00)
前日比 +40.00 (+0.15%)
高値 27,570.00 (00:07) 始値 27,350.00 (16:30)
安値 27,330.00 (17:26) 前日終値 27,370.00 (23/01/30)
TOPIX先物
現在値 1,984.50↓ (23/01/31 06:00)
前日比 +4.00 (+0.20%)
高値 1,994.50 (00:07) 始値 1,978.50 (16:30)
安値 1,978.50 (16:30) 前日終値 1,980.50 (23/01/30)
JPX日経400先物
現在値 17,910.00↓ (23/01/31 06:00)
前日比 +15.00 (+0.08%)
高値 18,005.00 (00:07) 始値 17,860.00 (16:30)
安値 17,860.00 (16:30) 前日終値 17,895.00 (23/01/30)
東証マザーズ指数先物
現在値 767.00↓ (23/01/31 06:00)
前日比 -2.00 (-0.26%)
高値 773.00 (00:03) 始値 768.00 (16:30)
安値 767.00 (00:48) 前日終値 769.00 (23/01/30)
NYダウ先物 円建
現在値 33,720.00↓ (23/01/31 06:00)
前日比 -150.00 (-0.44%)
高値 34,035.00 (00:10) 始値 33,812.00 (16:30)
安値 33,694.00 (20:37) 前日終値 33,870.00 (23/01/30)
CME日経平均先物 円建
現在値 27,415.00 (23/01/30 15:59 CST)
前日比 0.00 (0.00%)
高値 27,570.00 始値 27,405.00
安値 27,310.00 前日終値 27,415.00 (23/01/27)
SGX日経平均先物
現在値 27,430.00↑ (23/01/31 05:14 SGT)
前日比 +65.00 (+0.24%)
高値 27,570.00 始値 27,365.00
安値 27,330.00 前日終値 27,365.00 (23/01/30)
長期国債先物
現在値 146.770↓ (23/01/31 05:54)
前日比 -0.090 (-0.06%)
高値 146.930 (15:42) 始値 146.900 (15:30)
安値 146.750 (19:36) 前日終値 146.860 (23/01/30)
31日の日本国債市場概況:債券先物は146円56銭で終了17:09 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年3月限
寄付146円78銭 高値146円95銭 安値146円51銭 引け146円56銭
売買高総計13675枚
2年 444回 -0.020%
5年 155回 0.185%
10年 369回 0.485%
20年 183回 1.385%
債券先物3月限は、146円78銭で取引を開始。前日NY市場での米金利上昇を受けて売り先行となったが、財務省の2年債入札や日銀の資金供給オペを控えていったん買われ、146円95銭まで上げた。その後、引けにかけては今週の米国、欧州、英国での利上げ観測により売りが優勢になったとみられ、146円51銭まで下げた。現物債の取引では、2年債が買われ、5年債、10年債、20年債が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.21%、10年債は3.51%、30年債は3.63%近辺で推移。
債券利回りはやや低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.25%、英国債は3.28%、オーストラリア10年債は3.54%、NZ10年債は4.14%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.014 (23/01/31 03:05)
前日比 -0.001
日本国債5年
年利回り 0.183 (23/01/31 03:05)
前日比 +0.002
日本国債10年
年利回り 0.481 (23/01/31 03:05)
前日比 +0.009
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場は軒並み下落した。インフレと経済に減速の兆候が見られる中、
市場は米連邦準備理事会の政策決定に注目している。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは一時3.3%下げ、取引時間中としては昨年1
2月2日以来の大幅安を記録した。
12月のタイ製造業生産指数(MPI)は予想より大幅に低下した。世界的な景気減
速がタイの輸出品への需要に打撃を与えた。
中国・香港株式市場は下落。大量の海外資金が流入し大幅に値上がりしていたため、
利益確定の売りが出た。
ただアナリストは、新型コロナウイルス後の景気回復の兆しが増えており、株価に上
昇余地があると指摘。下げは限定的だった。
モルガン・スタンレーは、テクノロジー分野を巡り米中の対立が激化するとの観測や
米連邦準備理事会(FRB)の政策決定を控えた慎重ムードにより、相場が調整する可能
性があり、押し目買いの好機だと指摘した。
月間では、CSI300指数が7.4%高、ハンセン指数が10.4%高。
中国・香港株式相互取引(ストックコネクト)を通じた1月の海外勢の中国株の買い
越し額は1413億元(209億2000万ドル)と、1週間の春節休暇があったにもか
かわらず、月間ベースで過去最高を記録。2022年通年の流入額も上回った。
きょう発表された1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、前月の
47.0から上昇し、景況改善・悪化の分岐点となる50の水準を昨年9月以降初めて上
回った。
ピンポイント・アセット・マネジメントのZhiwei Zhang社長は「経済の勢いは第1・
四半期と第2・四半期にさらに増すだろう。サービス業が回復し、消費が正常化する」と
述べた。
ただ、この日は大半の中国株が下落。
上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」50指数は1.7%
安。関係筋によると、米バイデン政権は国内企業が手掛ける大半の製品について、中国の
通信機器大手、華為技術(ファーウェイ) への輸出許可を停止した。[nL4N34F4L
K]
香港のハイテク株も米上場の中国株の下げを受けて売られた。
モルガン・スタンレーは中国株の「オーバーウエート」を維持すると表明。景気回復
の進行、米中関係安定化の兆し、米国市場との相関度の低さ、魅力的なバリュエーション
を理由に挙げた。
ソウル株式市場は半導体大手主導で続落して引けた。ただ月間ベースでは約2年ぶり
の大幅上昇を記録した。
総合株価指数(KOSPI)の1月の上昇率は8.44%で、月間ベースで2020
年12月以来の大きさ。
未来アセット証券のアナリストは「米連邦準備理事会(FRB)の政策会合を控えた
警戒感と、サムスン電子の大幅下落が総合株価指数を圧迫した」と指摘した。
半導体大手のサムスン電子は、半導体への投資を削減しない方針を示した。同アナリ
ストは、これを受けて「投資家の半導体価格反発への期待が後退した」と述べた。[nL4N3
4G02B]
設備投資の縮小と減産は通常、半導体株にとって強材料とみなされる。半導体価格の
上昇と各社の増益につながりやすいためだ。
サムスン電子は3.63%安と、3カ月ぶりの大幅下落。同業SKハイニックスは2
.43%安。それでも両社は1月月間では10.31%と18%、それぞれ上昇した。
自動車メーカーやITサービスなど他の主要銘柄も大半が下落。一方で電池メーカー
のLGエナジー・ソリューションは2.16%上昇した。
外国人投資家は4849億ウォン(約3億9343万ドル)相当の売り越し。ただ月
間の買越額6兆3300億ウォンは13年9月以来の大きさだった。
シドニー株式市場は続落して引けた。米連邦準備理事会(FRB)やオーストラリア
中央銀行の政策決定を控え、鉱業株が株価全般の重しとなった。ただ1月月間では同月と
して過去最大の上昇率を記録した。
S&P/ASX200指数は今月を通じては6.2%高と、2000年4月に同指数
の算出が始まって以来、1月としては最大の上昇率となった。
1月は20営業日中14営業日で上昇。世界最大のコモディティー(商品)消費国・
中国の経済再開への楽観を受けて、鉱業株が株高を主導した。
投資家は2月1日まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。
インフレ鈍化と経済成長減速の兆候が積み重なる中、金融引き締め局面が10カ月前に始
まって以来最小の引き上げ幅となる0.25%利上げが見込まれている。
一方、豪中銀は来週、政策金利を0.25%引き上げると予想されている。12月の
小売売上高の大幅な落ち込みは、追加金融引き締めの必要性低下を示唆している。
ナショナル・オーストラリア銀行のマーケットエコノミクス責任者のタパス・ストリ
ックランド氏は、「金融引き締めが消費を圧迫し始めている最初の兆候が見え始めている
かもしれない」と述べ、2月7日の0.25%利上げを予想した。
鉱業株指数は0.9%安、産金株指数は2.0%安。テクノロジー株
指数は1.34%安、エネルギー株指数は0.32%安。
一方、ヘルスケア株指数は1.43%上伸。金融株指数は0.07%
高。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3255.6692 - 13.6488 - 0.42 3266.1442 3277.2524 3252.0145
前営業日終値 3269.3180
中国 CSI300指数 4156.858 -44.487 -1.06 4200.581 4212.735 4153.048
前営業日終値 4201.345
香港 ハンセン指数 21842.33 -227.40 -1.03 22190.27 22284.32 21631.55
前営業日終値 22069.73
香港 ハンセン中国株指数 7424.92 -71.15 -0.95 7551.42 7586.24 7349.51
前営業日終値 7496.07
韓国 総合株価指数 2425.08 -25.39 -1.00 2449.92 2457.48 2423.37
前営業日終値 2450.47
台湾 加権指数 15265.20 -228.62 -1.48 15419.21 15441.98 15265.20
前営業日終値 15493.82
豪 S&P/ASX指数 7476.70 -5.00 -0.07 7481.70 7516.80 7463.70
前営業日終値 7481.70
シンガポール ST指数 3365.67 -12.62 -0.37 3375.70 3389.77 3352.08
前営業日終値 3378.29
マレーシア 総合株価指数 1485.50 -13.89 -0.93 1493.79 1493.89 1485.50
前営業日終値 1499.39
インドネシア 総合株価指数 6839.342 -33.139 -0.48 6872.521 6880.960 6827.24
前営業日終値 6872.481
フィリピン 総合株価指数 6793.25 -177.72 -2.55 6935.67 6935.67 6740.19
前営業日終値 6970.97
ベトナム VN指数 1111.18 +8.61 +0.78 1102.57 1111.18 1088.25
前営業日終値 1102.57
タイ SET指数 1671.46 -9.76 -0.58 1681.66 1683.90 1671.00
前営業日終値 1681.22
インド SENSEX指数 59549.90 +49.49 +0.08 59770.83 59787.63 59104.59
前営業日終値 59500.41
インド NSE指数 17662.15 +13.20 +0.07 17731.45 17735.70 17537.55
前営業日終値 17648.95
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▼0.55%11,967.72-66.45H:12,042.39L:11,967.7201/31
[CFD] 日本 日経平均27,261.30日経比:-65▼0.24%H:27,352L:27,20021:15
中国 上海B株▲0.17%299.55+0.51H:299.96L:298.2701/31
中国 上海A株▼0.42%3,412.53-14.36H:3,435.18L:3,408.7101/31
中国 深セン成分▼0.80%12,001.26-96.50H:12,115.45L:11,988.7401/31
中国 深センB株▼1.48%1,205.98-18.15H:1,223.32L:1,204.4601/31
中国 深センA株▼0.36%2,241.46-8.14H:2,252.12L:2,236.2301/31
[CFD] HangSeng サンデー21,835.00指数比:-7▼0.03%H:22,310L:21,63121:15
香港 レッドチップ指数▼1.56%3,978.79-63.15H:4,080.29L:3,957.8901/31
31日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で5日ぶり反落、ハイテクと医薬に売り17:11 配信フィスコ
31日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比13.65ポイント(0.42%)安の3255.67ポイントと5日ぶりに反落した。
売り圧力が意識される流れ。本土市場は春節(旧正月)連休前から取引再開した30日までの上昇で、上海総合指数が約5カ月ぶりの高値水準を回復していた。中国のリオープン(経済再開)進展や景況感の改善などで朝方は小高く推移したものの、好材料出尽くし感が浮上するなか、指数は程なくマイナス圏に沈んでいる。31日公表された1月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.1となり、景況判断の境目となる50を4カ月ぶりに上回っている。
また、米国の対中圧力も改めて警戒。通信機器メーカー大手の華為技術(ファーウェイ)に対し、米バイデン政権が全面的な輸出禁止措置を検討しているもよう――などと報じられた。これまでは輸出を認めていた製品についても、許可を停止する方針を複数の米企業に通知したという。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。ソフトウエア開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)が6.0%安、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.8%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が2.0%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)と業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)がそろって1.8%安で引けた。
医薬品株も安い。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が4.2%、薬明康徳(603259/SH)が3.2%、人福医薬集団(600079/SH)が2.8%、北京同仁堂(600085/SH)が2.5%ずつ下落した。金融株、食品・酒造株、空運株なども売られている。
半面、不動産株はしっかり。新城控股集団(601155/SH)が2.5%、金地集団(600383/SH)が2.2%、緑地HD(600606/SH)が1.6%、保利地産(600048/SH)が1.4%ずつ上昇した。素材株、エネルギー株、自動車株、公益株、インフラ関連株、海運株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.51ポイント(0.17%)高の299.55ポイント、深センB株指数が18.15ポイント(1.48%)安の1205.98ポイントで終了した。
31日の香港市場概況:ハンセン1.0%安で続落、決算嫌気で恒隆5.3%安18:00 配信フィスコ
31日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比227.40ポイント(1.03%)安の21842.33ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が71.15ポイント(0.95%)安の7424.92ポイントとそろって続落した。売買代金は1788億2180万香港ドルにやや縮小している(30日は2032億4760万香港ドル)。
好材料の出尽くし感が意識される流れ。中国景況感の改善を手がかりに朝方は買われたものの、指数は程なくマイナスに転じた。31日公表された1月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.1となり、景況判断の境目となる50を4カ月ぶりに上回っている。また、米金融政策を見極めたいとするスタンスも強まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を2月1日に控える中、その後に行われる、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見内容が気がかり材料となっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、香港不動産開発大手の恒隆地産(101/HK)が5.3%安、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が5.0%安、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)が4.5%安と下げが目立った。恒隆地産については、昼過ぎに公表した減益決算が売り材料視されている。
セクター別では、鉄鋼が安い。馬鞍山鋼鉄(323/HK)が6.8%、中国東方集団HD(581/HK)が3.6%、鞍鋼(347/HK)が3.2%ずつ下落した。大手の公表した通期決算見通しが懸念材料。馬鞍山鋼鉄は赤字転落、鞍鋼は9割減益を予告している。
管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターもさえない。保利物業発展(6049/HK)が2.5%安、融創服務HD(1516/HK)と世茂服務HD(873/HK)がそろって2.0%安、華潤置地(1109/HK)が4.3%安、龍湖集団HD(960/HK)が2.6%安で引けた。
そのほか、中国バイオ医薬品ベンチャーの康希諾生物(6185/HK)が7.5%安。同社は通期決算が赤字になるとの見通しを報告した。
半面、農業関連セクターはしっかり。窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が6.4%、農機メーカー中国大手の第一トラクター(38/HK)が5.4%、肥料販売中国最大手の中化化肥HD(297/HK)が2.9%、化学肥料メーカーの中国心連心化肥(1866/HK)が2.5%ずつ上昇した。第一トラクターに関しては、通期の72~90%増益見通しが好感されている。
このほか業績動向を手がかりにした物色では、充電池・自動車メーカーの比亜迪(1211/HK)が2.3%高。同社は昨日引け後、通期利益5倍増の見通しを明らかにしている。中遠海運能源運輸(1138/HK)は6.8%高。同社は黒字転換を見込んでいる。
一方、本土市場は5日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3255.67ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が安い。医薬品株、金融株、食品・酒造株、空運株なども売られた。半面、不動産株は高い。素材株、エネルギー株、自動車株、公益株、インフラ関連株、海運株も買われた。