かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

退職

2014年03月31日 23時01分21秒 | みゆみゆとの生活
本日、16年間勤めた職場を退職いたしました。
お花もいただいちゃいました。

長いような、短いような、16年でした。
お世話になった方々、ありがとうございました。

挨拶まわりして、たくさん泣いて…
とりあえず、今は眠くて仕方ないので、寝ます。
おやすみなさい。

2014年03月30日 22時53分19秒 | みゆみゆとの生活
今日は一日中雨でした。
たけのこを買ってきて茹でてあく抜きし、たけのこご飯を作りました。
炊き上がってから、ごまとアサツキを散らし、親戚にもらった「くぎ煮(じゃこの佃煮)」を乗せてお茶漬けにして食べました。
絶品でした。

ところでうちの玄関に貼ってある、日めくり格言カレンダーですが。
今日の一言が、
「挙げ句の果て」でした。

この年度末に、この言葉チョイスする?
しかも玄関にこれはないでしょう…。
思わず二度見して、一人で笑ってしまったのでした。
皮肉っぽくて、これはこれで面白いかもね。。

岩盤浴

2014年03月30日 10時34分39秒 | みゆみゆとの生活
昨日の記事は書きかけだろう、と言われました。
確かに書きかけです。
内覧会のあとに行ったところがなかなかよかったので、その事を書こうと思ったんだけど、力尽きて寝ちゃったんだった。

昨日はみゆみゆが合宿(合唱祭出演)に出かけていて留守でした。
大人二人で行ける所へ、と、内覧会の後「岩盤浴」に行ってきました。
岩盤浴、を知らない方のために説明すると、ゴロゴロ寝られるサウナ、ですね。
岩塩の部屋、薬草(よもぎ)の部屋、ゲルマニウムの部屋などがあり、専用の服を着て寝転び、汗をかきます。

元々私は暑さに弱く、銭湯でのぼせて倒れかかったり、温泉に行くと湯あたりして全く寝られなかったりしたこともありました。
なのでサウナなどはずっと敬遠してきたのですが。
岩盤浴、よかったです。
年のせい?か、汗をかくのに時間がかかる。
そして、汗が出だしたら止まらない。
バスタオルを敷いて薬草の部屋で寝転んで汗をかき、ただのごろ寝部屋でぐっすりお昼寝しました。

やってることはおっさんですが
「サウナ」よりは「岩盤浴」の方が聞いた感じがいいのか、若い娘も友達同士で結構来ていました。

お昼寝の後は、お風呂に入って汗を流し、露天風呂でまったり。
心と身体にたまった悪い物が、ドワッと出ていった感じ。
ああ、この1週間は特にしんどかった。

お風呂に入ってるときから、喉が痛くて、もしかして風邪かな?と思っていたのですが、
帰宅後、晩ご飯のあたりからどんどん鼻水が出始め、頭も痛くて、夜9時にブログ投稿しながらダウン。
お昼寝も合わせると、一日で12時間以上寝ました。
おかげさまで今日は随分回復

明日退職辞令をもらうというのに、まだ4月以降の仕事の準備(及び態勢)を考えている私ですが。
31日の5時15分までは職員なので、やれる範囲のことは精いっぱいやって、後は、ごめんっ!と言うしかないですね。

どうもそうちゃんは4月中に帰って来れそうにない(?)ので、
いろいろありまして、4月は週に2~3回、今の職場に9時~16時のパート勤務で行くことになりました。
一歩ひいた立場で、後方支援できれば、と思っています。
5月からは・・・たぶん違う場所で同じ仕事を週2回、また別の場所で月2回の新しいお仕事が決まっています。
あと、PTA地区委員と交通安全パトロールに子供会世話人もすることになっていて、
読み聞かせボランティアもやろうとしてるんだけど、無理かな・・・。
障害児の親の会にも顔を出したいし、自己研鑽のための勉強も始めたい。
そうちゃんの退院に向けての準備も十分にやってあげたいし。
その上、家事もきちんと・・・。

欲張りすぎだな
収入が激減するのに今より忙しくなる、なんていう事態は避けたいとは思ってるんだけどね。
とりあえず26年度は。
少なくとも、精神的負担だけは、今よりは減らしたい。
時間的なこともだけど、仕事と育児の両立は、結局そこが一番しんどかったな、と思っているので。

桜がちらほら咲き始め。
外は春の雨が降っていて。
夫がピアノで「幻想曲 さくらさくら」を弾いている。

春が来る、という実感が、今日は少し湧いています。
岩盤浴とたっぷりな睡眠で、一時的に気持ちがからっぽになったからかもしれません。

肩に乗った荷物を、明日、ひとつ下ろそうと思います。

内覧会

2014年03月29日 21時16分02秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが転入する予定になっている特別支援学校の、内覧会に行ってきました。
木の香りがする、中庭を中心にロの字型になっている建物でした。
明るくてきれいで開放的で、ここにそうちゃんが通えるのかと思うと、嬉しくなりました。

窓がたくさんあるけど、蹴って割ったりしないかな、でも強化ガラスだよね、とか。
運動場広いね。あの向こうに行っちゃわないかな、とか。
屋上緑化で芝生敷いてあるけど、そうちゃんだったら窓から出て「ゴロゴロするよぉ!」って転がりそうだよね、とか。
特別支援学校ならではの視点で、内覧してきました。

あー!3月が終わる

2014年03月28日 07時47分10秒 | みゆみゆとの生活

ああー!
と言うしかないくらい、バタバタ、そわそわな毎日です。
8時、9時まで職場に残って、なんだかんだと話し合いしたりお仕事したりしています。
残務整理、というわけでもなく普通に仕事していて、ほんとに辞められるのか?と思えてくるほどで、実感ゼロです。

そんなわけでブログが書けず、楽しみにして下さっているみなさま、すみません。

今日は、朝早くみゆみゆが合唱団の合宿にでかけました。
西宮の合唱祭に出演予定です。
バスで行って一泊し、明日は明石海峡大橋見てくるんだって。
いーいーなー。

私は今日もお仕事して、たぶん残業して・・・
明日は、そうちゃん入学予定の特別支援学校の内覧会です。
楽しみ楽しみ!!
新築の学校って、どんな感じかな。
新しいにおい、するかな。
(新しい物のにおいかぐの大好き

先日ミュージックステーションで、タモリさんとAKB大島さんが並んで「もうすぐですねねー。何しましょ?」とか話していました。
大島さんは、「後悔はしてません」とさっぱりした表情で言っていました。
それを見て私が「私、この人達と同じ気分だわ・・・」とつぶやいたら、
夫が「はぁっ?この人たちと一緒?」と目をむいてつっかかってきて。
「それをブログに書け!そして叩かれろ!」
と言われたので、書いてみた。
へへ。
タモリさんとAKB大島さん。今、私はあなた達と同じ気分ですよぉー。
後悔はしてないけど、でも寂しさと切なさは、やっぱりある。
さっぱりして、でもじんわり涙も出るのだ!

駆け込み購入?

2014年03月23日 21時20分24秒 | みゆみゆとの生活
「増税前の駆け込み購入」のつもりは決してなかったのですが・・・。
結果的にはそうなってしまっている。

先週、こんだけ買いました。
・掃除機
・テレビ
・DVD、ビデオプレーヤー
・エアコン
・テレビ台

掃除機以外は全て、そうちゃん用です。
一人暮らし用の小さいもの、機能も単純な物ばかりなので、それほどお金はかかっていません。
それでも夫はもちろん全力で、ビッグカメラとヤマダ電器を2往復し、毎日パソコンで「僕のアマゾン」とにらめっこして、満足いくお買い物をしたようです。

急に大量に買い始めたのはなぜかというと、
TEACCH(ティーチ;自閉症者のためのプログラム)の本を見ていて、部屋の構造化は必須だな、と思い始めまして。

何せ、家庭というのはわかりにくいもの。
特に我が家は、リビングでほとんどの時間をみんなで過ごすため、物も刺激も、多すぎたのかもしれません。
テレビを見る・食事をする・勉強をする・おやつを食べる・・・そうちゃんにとっては、リビングは目的のわかりにくい場所。
何もかも、要求すれば叶ってしまうんじゃないかと思えてくる場所。
つまり、思い通りにならないことが多く、見通しの付きにくい場所。

少しでも家の中をわかりやすくするため、帰ってくる日に向けて、そうちゃんスペースを確保することに。
ドアを隔てた和室のレイアウトを変え、そうちゃんが作業やお勉強、療育をしたり、ビデオを見てくつろげる場所にするつもり。

そうちゃんがいつ退院できるのかは、今のところ全くわかりませんが。
思いつく限りの準備をしたいと思います。
そのために、今はとりあえず私もお勉強。
部屋のレイアウト、合理的な物の置き場所、一日の過ごし方、何を優先的に身につけさせるといいか・・・。
TEACCH、ABA、感覚統合、PECS、ペアレントトレーニング、その他いくらでも、自閉症に関連する理論はあって、それぞれ奥深いです。
今日読んだ本は、「コロロ発達療育センター」の出している本。
「コロロメソッドによる自閉症療育」、なかなか面白かったです。
そうちゃんが帰ってきたらこれやってみたい、と思える方法がいくつかありました。

たくさん本を読むと、ひとつの理論が正しくて他が間違っているということはないとわかります。
お、これはそうちゃんに合ってる、と思うものを我が家で採用しながら、そうちゃんが安心して暮らせるための基礎づくりをしていければ、と思います。

そうちゃんを育てていて、自閉症について思うこと。
最近、横浜発達クリニックの佐々木先生が仰っているように、
自閉症を完治させるという発想ではなく、自閉スペクトラムをひとつの文化として、尊重しながらつき合っていきたい。
この子がいることの意味を感じられる、親でありたいし、社会であって欲しい。

あ、話がでかくなってしまった。
やりたいこと、やらなきゃいけないことがいっぱいある。
そのことに感謝しながら、最後の1週間、頑張ります。


夫と電車に乗るとこうなる

2014年03月22日 20時57分35秒 | みゆみゆとの生活
昨日、そうちゃんの面会日でした。
車で行くつもりだったのですが、三連休の初日と言うことで渋滞情報が出ており、電車で行くことに。

朝ご飯食べながら、「やっぱり電車で行こっかー。」と気軽に私が言うと、
「じゃあそうしよう。電車の時間調べるわ。」とすぐにパソコンで調べ始める夫。
電車に乗るとき、いつも行き当たりばったりな私とは、性格が反対です。

夫はさっさと乗り継ぎを調べ、家を出る時間を決めてくれて、
そこから独り言が始まった。
「ああー。そういう方法があるのか・・・。見つけてしまった。でもそれが一番いいな・・・。」
何?なんかまた奥の手見つけた?
「うん・・・。名駅で乗り換え時間が9分あるけど、そこ、全力で走るよ。いい?」
9分あれば余裕だと思うのに、なんで走らなきゃいけないのか、と思ったら。

「普通に切符買うより、4枚綴りの回数券買った方がだいぶ安い。」と、目をギラッとさせて夫が言った。
おお、いきなり鉄っちゃんぶり発揮

かくして、「常に最短・最安を目指したい」夫との電車の旅は始まりました。

最寄り駅で電車に乗るときから、それは始まっていて。
名駅に着いたときのことをシュミレーションして、階段に一番近い場所に止まる車両に乗る。
そして電車の中では出口に最も近い位置をキープ。
で、着いた途端、ダッシュ
一段とばしで階段を上り、人混みを縫ってJR切符売り場へ。
私は指示されたとおり駅構内のコンビニでおやつ(そうちゃんへの差し入れ)と指定された銘柄のコーヒーを慌てて買う。
その間に夫はATMでお金を下ろし、駅の窓口で回数券をゲット。
そこからも、走ってまたまた階段を一段とばしで上り・・・。
息絶え絶えになりながらホームに着いたのは、電車発車時刻の2分前。

割と余裕あるじゃん。最後の階段は走らなくて良かったんじゃないの?とぜいぜいしながら恨み言を言ったら、
「いや、そんなことない。少しでも前に並んでおかないと、席に座れないから。」ときっぱり言われました。
まあね。始発だからね。

しかし私は、少しくらい運賃が高くても、座れずに立ったとしても、こんなに走るよりはゆったり歩いて乗り換える方がいいよ・・・と思いながら、一方では夫の徹底ぶりに感心もしました。
そこで夫に一言、言いました。

なんか、ここまでセコいと、大きな意味で損してる気もするよ。あんたって、立派な「セコノミスト」だね。

そんなこんな言いながら、おかげさまで席にも座れ、無事予定どおりにそうちゃんの病院に着きました。
待っていてくれたそうちゃんは、この前の外泊とは打って変わって落ち着いて機嫌がよく、かわいい笑顔で歌ってくれ、ホッとしました。
お薬が変わって、今度のはそうちゃんに合ってるみたい。

帰り道はよく晴れていて、夫とそうちゃんの話をしながら、ゆったりと歩きました。
前にも書きましたが、ここの電車は単線・ワンマン・1時間に一本です。
ちゃんと電車の時間を見て病院を出たので、発車時刻の5分前に駅に着き、万事順調。

ところが。
予定時刻を過ぎても、電車が来ない。
いくら田舎の駅だからって、日本の電車がこんなに遅れたりする?と話していたら、駅のアナウンスが鳴りました。

「本日、強風のため、電車の運行を見合わせております。ご迷惑をお掛けします。」
えーっ。ウソでしょ。
さっきまで走ってたのに。

この駅、会社に見放されているのか、特に代行バスを出す気もないよう。
確かに、駅には十人くらいの地元民がいるだけだけども。。。
愕然としながらさらに30分以上待ったところで、繰り返し流れるアナウンスが、ありえない間違いをする。

「本日、強風のため、新幹線の運行を・・・あ、失礼しました。電車の・・・」

新幹線走ってへんやろ!単線やし!
知らないおじいさんと二人で同時に突っ込んでしまいした。

これはあかん。
運行再開の可能性はあきらめて、見限ることにし、タクシーを呼びました。
そのタクシーもすぐには来ず、結局病院最寄りの無人駅で無駄にした時間は1時間半。
他の鉄道会社の駅まで、片道3千円の出費。あいたたた。
お昼ご飯は、タクシーが向かった先の吉野家で、質素に済ませました。

夫はこの突発的事象にイライラするかと思いきや、
「しゃあない。こういうことは。3千円は痛いけど、行きに回数券買ったおかげで浮いた分とタクシーに乗って浮いた電車賃を合わせると、そんなに損でもない。お昼ご飯が安くすんだから、これはこれでまあいい。」と冷静な反応でした。

朝8時に家を出発し、そうちゃんと20分間の面会をして、帰宅したのが午後4時。
文字どおりの一日掛かりでした。
20キロという渋滞にハマりながら車を運転するのに比べたら・・・
なんとも言えませんが、帰りの電車で眠れたこと、駅の本屋さんで専門書を買えたことなどを考えると、電車には電車のよさもありました。

でも、今度はやっぱり車で行こうっと。


ラストスパート

2014年03月19日 21時03分44秒 | みゆみゆとの生活
先日の土曜日、出勤して、ひたすら片づけをしました。
仕訳してシュレッターかけるのに、丸一日かかりました。

いろいろ古い資料が出てきましたが、
中でもレア物が「ミス交通安全委嘱状」。
警察署長印が仰々しく押してある、賞状みたいな代物です。
婦人警官の制服を借りて、「ミス交通安全」と書かれたたすきを肩から掛け、何度かスーパでティッシュ配りをしました。
お相撲さんの出島関と握手して、写真を撮ったことも。

なんだったんだ
あの仕事・・・。

今はもうない制度ですが。
就職したばかりのころ、役場や近隣事業所の独身女性が声を掛けられて、半強制的に「ミス交通安全」という名前で交通安全のPRをしたのでした。
つまり、何かで選ばれたわけでもなんでもなく。
それでも月に一回くらいは町の集会で「交通安全宣言」を読んだり、道路の脇で旗振ったり、いろいろさせていただきました。

懐かしい。。。
ほんとにいろんなことを経験させてもらった、16年間でした。

日曜日は、勢いに乗って我が家の模様替えもしてしまった。
みゆみゆの学習机を組み替えて二階に上げるのが、かなり大変でした。
机のあった場所に、そうちゃんのくつろぎスペースを作って。
着々と、そうちゃんを迎える準備も進んでいます。

全然関係ないけど、昨夜はウッチャンのコント番組(NHK)を見て、伝説の深夜番組
「内村プロデュース」を思い出した。
みゆみゆの育休中、毎週月曜日に内Pを見るのが楽しみで・・・。

あの番組で、当時全く仕事がなかった有吉は拾ってもらったんだよね。
有吉はウッチャンには頭が上がらないはず。

と語っていたら、夫に、
「俺はあの頃仕事が大変だった。遅くに帰ってきて、疲れ切って寝たら、隣の部屋からあんたの押し殺した笑い声が聞こえてきたことを今でもよく覚えてる。俺は内Pにいい思い出はないよ。」と言われた。
ハハ。
同じ思い出も、立場が変わればこんなに印象違うのね。

さてさて、そんな思い出話がしたくなるほど、「転換期」は近づいてきています。
16年間の集大成、あと7日間。
全力でスパートします

お茶詰め放題

2014年03月17日 20時58分48秒 | みゆみゆとの生活
小学校に行ったあと、夫と買い物に出かけました。
職場の人にお渡しするご挨拶の品を買い、誕生ケーキを買って、それから…
「おいしいお茶が買いたい。」と夫が言うので、デパ地下のお茶屋さんへ。

そんなとこでお茶なんぞ買ったことがないから、何を選んだらいいのか全然わからん。
そこへ店員さんが来て。
「お得なのはこちら、詰め放題1260円になります。」
お茶の詰め放題?
聞くと、100g800円くらいするお茶を、かなりお得に提供してくれるらしい。

じゃ、それで。と頼んで、びっくり。
詰め放題と言っても、店員さんが詰めてくれたのですが、ポンポンポンポンと底を叩きながら見事な手さばきで詰めていき。
あっという間に袋はパンパンに!

えっ!?それ蓋閉まるん?ってサイズ。
ビールと同じくらいの太さになってる。
どうやら300gくらい入ってるらしい。
すごい。
たまげました。
これはお得だ。

高島屋地下の、エスカレーター近くのお茶屋さん。
よかったら行ってみてください。
味は、これから飲んで確かめます。
深蒸し茶で、おいしいらしいです。

さよなら、地元小学校

2014年03月17日 20時20分36秒 | みゆみゆとの生活
いつも仲良くしてくれてありがとう。
ぼくは、養護学校に転校します。
引っ越しをするわけではなく、近くに住んでいますので、
これからも見かけたら声をかけてください。
 そうちゃんより。

こんなお手紙を添えて、特別支援学級のお友だちと、2年1組のお友だちに、ペンを一本づつ、贈ることにしました。
心ばかりですが、そうちゃんと一緒に過ごした時間が、ほんの少しでもクラスメイトの記憶に残ってくれますように、と願いを込めて。
今日、仕事を早退して夫と二人で小学校に行き、ペンを渡して先生方にごあいさつをしました。

特別支援学級の先生、隣のクラスの先生、支援員の先生の他、交流学級の先生、それに教頭先生まで。
たくさんの先生が来てくれて、「最近のそうちゃんの様子はどうですか?」など聞いて下さいました。

交流学級(2年1組)の先生は、こう言ってくれました。
「そうちゃんはクラスの一員だってみんな思ってます。
 入院してるだけだと思ってるから、『そうちゃんはいつ帰ってくるの?』って、よく聞かれるんです。
 この前、机はもう使わないからと思って名前シールをはがそうとしたら、『先生はがしたらダメだよ。帰ってきた時どうするの?』って言われました。
 来年度転校しても、地域交流で遊びに来てください。きっと子どもたち、喜びますから。」
ああ、本当にあったかいです。涙が出ます。
この言葉をもらえただけでも、ここに通わせた意味があったと、思えました。

最後に「1年半という短い間でしたけど、この小学校に通わせて良かったと思っています。本当にお世話になりました。ありがとうございました。」
とあいさつをしたけど、途中からは涙で声が詰まってしまって、はっきり話せませんでした。
ちょうど下校時刻で、もの悲しい音楽が鳴って、部屋には春の夕陽が差し込んでいて。
そうちゃんのいない、お別れのあいさつ。
療育を去るとき、転園したとき、保育園を卒園したとき・・・
お別れはいつも、感謝と切なさとで、しょっぱい気持ち。
感傷的な私よりは、夫は客観的に見ていたようでしたが。

きちんとごあいさつできたかな、と思う。
ひとつの区切りとして、夫婦で行けてよかったです。
そうちゃんの通った1年半は、とっても濃い時間でした。
一生懸命頑張ったと思う。
一番はそうちゃんが。それから先生方も、親も。

そうちゃんの手を引いて通った日々を思い出しながら。
でも、校舎を後にするときには、晴れ晴れとした気持ちになれました。
さよなら、小学校。
あと一年、みゆみゆをよろしくね。