海辺の町から

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異常震域

2024-06-01 14:50:45 | 日記

  街からの帰り道


  走る車の中から


  スマホを押し当てて撮りました。


早朝災害情報の音に驚いた 突然ゴオーッと突き上げる地震
震源地は当地 震源の強さは高知県西部が震度4当地は震度3

前から不思議に思っていた震度の違い。通常震源に近い場所は震度が強く遠くなれば弱いと思っていた。
しかし震源が地下の深い場所で発生する深発地震の場合 震源の真上ほど殆ど揺れず
震源から遠く離れた場所の方が揺れる場合がある。「異常震域」という言葉を知った。
最近頻発している豊後水道での地震はこれに属するのかと思う。

原因として地球内部にあるプレートの性質の違いによるという。
地球上にプレートは15枚あると言われており 大きく海洋プレートと陸のプレートに分かれ
太平洋沿岸地域に揺れが出やすく大きくなりやすいと言う特徴がある。

南海トラフ巨大地震が気になるところだが南海トラフ巨大地震は「フィリピン海プレート」と
陸のプレート「ユーラシアプレート」同士のプレート運動による歪みに因って引き起こされる地震という。

今回の地震は地震が起きるそもそものメカニズムが異なるため
南海トラフ巨大地震との直接的な関係性は無く南海トラフ巨大地震の場合は震源の深さが地下数十キロ位
深発地震とは震源の深さが異なる点から関連性が無いと言われている。

更に深源が100キロより深い地震では津波の心配はほぼ無く異常震域による地震では
津波の発生する可能性も小さいらしいと知った。


親子水入らずの夏を

2024-05-31 16:27:18 | 日記

  降り続いた雨も漸く上がりました。


  鉢植えの紫陽花が綻んで


  小さな玉ネギが二箱どっさりと


  ボチボチ袋詰めしているヒジキです。


一昨日夜半に降るという雨に急かされて菜園で乾燥していた玉ネギを片付けながら
今年も又上手く育てられなかったと反省 何処も良くなかったと聞いて慰められている。
沢山作ると疎かになってしまうのか来年は300本でも良いかもしれないと
小さな玉ネギを片付けながら 残りのジャガイモもソロソロ片付けねばと考えていた。

夏野菜の下草も刈らねばならない。
雨は草たちを元気付け悩ましいところだ。

降り続いた雨も漸く上がって空も明るさを増してきた。
布海苔もヒジキも一段落残すはテングサのみ 夏場に頂くトコロテンは捨てがたく美味しい。
テングサ100%のトコロテン 晒したテングサを煮出すこと40分その甲斐あって食べられる。

お盆には夫の妹たち家族が子や孫達を連れて帰省する 春の法事に続いて二度目の帰省となる。
来年には義母の三回忌と 息子達家族とゆっくり過ごす夏はまだ先になるのだろうか。

老いは追いやって

2024-05-28 09:55:03 | 日記

  5月27日の朝夜半の雨が上がりました。


  浜で見つけた花 タイトゴメと言うそうな。


  5月28日の朝 大雨警報と土砂災害警戒レベル3が発令されています。


  頂き物の山中漆器の宝石入れ 入れる物がないと言えば浜に行けばシーグラスに貝殻があるという。


連日の大雨 次々と西から雨雲が架かってくる。
急傾斜地にある海辺の町一帯は土砂災害危険区域の地形で其れでも400年を優に超えている。
南海上には台風1号がある 本格的な雨期の到来何事も無きように願うばかりである。

湾内は降り続く雨で海の色が変ってきている。
朝目覚めても用事が無い限り聞き逃しのラジオを聴きながらユックリと起床
海を眺め空を眺め1日の計画を立てる。
今は乾燥ヒジキの袋詰めをしている。雨の日の仕事である。

ブログをしていなかった昔 こんな日はどうしていただろうかと思う。
都会と違って変り映えの無い日々の暮らしに甘んじていただろうと。
相変わらず話題に事欠く日々だがブログとの出会いは生活に潤いを与えてくれた。
不規則なブログで有るにも関わらず訪ねて下さる人が居て
年齢も性別も暮らしぶりも全く違って 私には無い何かを一杯頂きながら刺激を得ている。

好きで選んだ海辺の暮らし 過疎化の波に押し潰されそうになりながら
元気なブロ友さんからのエネルギーを頂きながら
老いは追いやって人生まだ先があると自身にハッパを掛けている。

ないものはない

2024-05-25 22:52:33 | 日記
 
  気温27度久し振りの暑い一日でした。


  菜園の隅に咲いていたヤマアジサイ


プロジェクトXを観ていた。
同じ漁業を生業とし 一度は財政破綻に人口減少町そのものの存在危機と
過疎化の進む町何処にでも起こりうる問題だと思いながら観ていた。

今その人口減少と存在危機に陥っていた町が復活しているという。
故郷を無くしたくないという強い思いが原動力となって
人口1万9千人の町が750人もの移住者で活気づいている。

海辺の町も漁業の町である 隠岐の島との違いは何なのかと考えたときに
強いリーダーシップを持って事に当たる其れが欠けているのでは無いだろうか
島故の不便さを逆手にとって島の産物を加工して販売する。
その為の資金と労力を惜しまない 島の恵みに人情。
「ないものはない」と言いきる隠岐の島のかつての町長

離島に希望を取り戻せと 歓声の響く笑顔の島を観ながら
滾る物を感じていた。
  

布海苔

2024-05-22 22:27:58 | 日記

  薄曇りの一日です。


  湿度の高い日は布海苔の天日乾燥には良くありません。


貧乏暇無し。
海藻シーズンの春 入札に間に合うように天日乾燥をしている。
ヒジキが済んで今は布海苔 単価が上がっているが年々収量は減少している。

布海苔には布海苔独特の粘りがありその粘りを利用して用途も広がっている。
お味噌汁に入れるワカメのように布海苔を最後に入れてコリッとした食感を味わう。
磯の香りが鼻に抜ける 美味である。

へぎ蕎麦のつなぎに布海苔を用いているのは蕎麦通ならご存知かと思うが
つるっとした喉越しは布海苔に由来する。
新潟の魚沼地方は絹織物で有名だがその糊付けに布海苔を用いていたことから
この地方の蕎麦へぎ蕎麦は繋ぎに布海苔を使用したことに納得がいく。

水溶性食物繊維が豊富で栄養価も高く抗酸化作用や血中コレステロールを
下げる作用が認められており 身近に有る海藻が海藻の仕事に関わって初めて
その素晴らしさを実感している。