「乙女の情操
」を くすぐった、
昭和の美人画家・「東郷青児」
その じょじょう（叙情）性は、
大正の美人画家、たけひさゆめじ（竹久夢二）の えいきょう（影響）の、
大なるものが あったそうです。
イケメン弟子・青児を
家に出入りさせたことで、
つま（妻）「たまき
」と
別れるはめに
おちいった、ゆめじ
ですが、自分も 売れっ子で、
まけず・おとらず・モテモテで
、
絵のモデルにも 恋人にも
不自由なんて・しませんでした
「妻・他万喜」をベースに、
「年下彼女・彦乃」、
「モデルで彼女のお葉」を
かけあわせ、
生まれたという
「夢二式美人
」は、
いつでも・どこでも
よいまち（宵待）草の やるせなさ
当時の人の心をば、
これでもか！と そそりました
そして、
若い子たちの あいだでも・・
＜秋の雲＞
大正ロマンの「愛され女子」は、
はかないすがたと
とおい目が、
キモ。
とされるまでに なったのです
（よし！くも、出てる
）
（あの辺がいいかな
） 
あいされ・女子になるために、
クリンも そのワザ、
とりいれます
（はかなげで、とおい目
）
今週、わが家の「おやつ・ライン
」を どくせん（独占）した、
「自由が丘・モンブラン」。
東京・みやげに
してもよい、
「焼き菓子全般」の おいしさ
に、
クリンは
スタンプカードも つくったのですが、
そのカードに、なにやら 乙女チックな女の子の絵があり、
つつみがみ（紙）にも、
同じ画家によると 思われる、
「ロマン主義
」な、よこがおが えがかれていて
気になりました。
チットにきけば、
これは
とうごうせいじ（かんじ：東郷青児）
という、
昭和にかつやくした
画家の絵だということが わかりました
しんぴ（神秘）的な 少女の絵で、一世をフウビした
とうごう・せいじ
は、
当時、
「雑誌の表紙」を手がけたり
デパートや お店の
アート・プロデュースも
していたそうです
（・・・そういえば、ケーキ屋さんの店内も、
この人の絵が、いっぱいあったな。）
こんな・カワイイ絵をかく人、って、
やっぱ、
「オトメン（乙女男子）」なのかしら・・？
そう・かんがえて、にやけていると
チットが、
「見る？若い頃の写真。」と言って
本を出してきました
そこには・・・
「あっ
」っと おどろく、イケメンが、
映っていたのです
（・・・なんという、甘いマスク）
後年、
「二科展の帝王」と言われる画家の、
若き日の やしん（野心）的・まなざし
多くの女が
とりこになった。というのも
ナットクです
（こんな人に 描かれたら、さぞや・ドキドキ・・）
平成の、乙女クリンは
うっとりしました
でも、、
（今のクリンじゃ、モデルはムリだな・・）
（←柔軟剤パワーを喪失し、毛並みが最高にバッサバサ）
おちこむ・クリン。
するとチットが、言いました。
「そんなの平気だよ！
見てごらん
東郷青児の持ち味は、この、すべすべの絵肌にあるんだよ！
どの娘も、みんな同じ
クリンだって、その筆にかかれば、
ホワンホワンの
つるつる・陶器肌だよ
」
と
なぐさめてくれたのです。
・・・・・・
（ソフト・フォーカスかけてもらうか・・）
ぐうぜん、さいはっけん（再発見）した、
「老舗洋菓子店・モンブラン」
そこで、クリンたち
めずらしいものを 見つけました
それは、
「ボストック」 
つつ（筒）型・ブリオッシュを
スライスし、
ラム酒にひたして
ヘーゼルナッツ＋カスタードクリームを
ぬり、
卵おう（黄）をぬって、やいた ボストック
固くなったパンを
さいせい（再生）させようと 生まれましたが、
ここのは
おかし（菓子）として
こしらえられたものです
なかなか、見かけませんが、（６枚・９８０円）
ホロリ・しっとり、甘さしっかり、
うらはチョコ。
中のレーズン・なまめかしく、
家のチットの お気に入り
こいめの紅茶に 合わせると、
やみつき・・
＜昨夜＞
「楽天イーグルス、
初のリーグ優勝ーー！！」
＜優勝セール開催＞
（また買おう・・）
「個展」でおとずれた、自由が丘
東京くっしの 人気タウンを
さんさく（散策）せずには、かえれまい
クリンたち、
まずは、ランチで お手なみ・はいけん
＜シャッターズ
＞
テラスで がっつく、
スペアリブ
お店の前の 小みちには、
ベンチでくつろぐ 区民たち
みんな、自由に すごします
まわりには、
「服・雑貨・ヘアーサロン」があつまって
スイーツフォレスト・中高生
今どきな、
しょうぎょう・しせつ（商業施設）「トレインチ」
いかにも・ざっし（雑誌）が「特集」を、
何回もくむ・いわれある、
若さあふれる 南口
マリクレールどおり（通り）には、
紅茶のお店・ＴＷＧに
キャス・キッドソンの大型店
人々が、
買うもの・さがして 来る理由、
わかるような 気がします
が
（このまち（街）・本来の みりょく（魅力）って、
７０、８０年代の、
「香る昭和のテイスト」じゃ、なかったかな？）
と
ふと・クリン、
かんがえたので ありました
（昭和のゆとり漂うカフェ・モーツアルトにて）
ところが、
「帰る前に、駅の反対側に行ってみない？」
ってことになり
なんだか・シブイまちなみを
あるきはじめた その時に、
（あれっ？）
「亀屋万年堂の本店だって。
ここって、
ナボナ売ってるところじゃない？」 
「ねえ、こっちのお店も・・、なんか見おぼえない？」
町のケーキ屋さんみたいな その店は、
日本初のモンブランを
作った、しにせ（老舗）でありました。
子どものころに 食べていた、いろんな・おかしを 売るお店
さらに かんげきしたことは、
少し・入った うら手には、
「これぞマダムの自由が丘
」と
よべるエリアが 広がって、
かずかずの
ステキなお店・レストランが
のきをつらねて・いたのです
クリン・チット・ジェマの目は
たちまち・ギラギラ 光ります
・・・・・
しかし、もはや、夕方。
仕方ない。
近々、もう一度、
自由が丘に せめこもう
（※この話は、来月につづきます）
「把瑠都不在」の さびしさを
引きずりつつも、
あつく・くり広げられる、「大相撲秋場所」
注目を あつめるのは、
「新入幕」の、えんどう（遠藤）です
・アマチュア横綱
・十両、一場所通過
・史上最速入幕
という
ナリモノ入り の、「新米力士」。
「相撲界の隠語で、
将来有望な力士を 『米びつ』という
」
そうですが、
まさに、えんどうは、
「石川県産・コシヒカリ」と 言えましょう
おりしも、しんまい（新米）の 季せつ
とれたてのお米は、
みずみずしく
ピカピカで、
食べる人を 元気にします
クリンも さいきん、
ふなれ（不慣れ）な しごとに手を出して、
「新米生活」してるから
大いに ゆうき（勇気）づけられる
という話を、お友だちのジェマちゃんにしたところ、
「クリンちゃん、ブログ２年半もやってるじゃない
しかも、ほぼ毎日発信
私なんて、甥っ子の『赤ちゃん通信』作るのに
けっこう時間かかったのに～。」
と
ベテラン記者あつかい、されたのです
・・・・・・・
しんまい（新米）どころか、
（・・・クリンは、古米
）
＜昨夜＞
「巨人軍！２年連続・３５回目のセ・リーグ優勝ーー！！」
「まずまず順当だな。・・・グリン なに、よそ事みたいな顔してるんだ！
ジャイアンツが優勝したんだぞ」
「ジャイアンツの［Ｇ］は、グリンの［Ｇ］じゃないか。」（おにいちゃん）
「えっ」
そっか よろこばないと
「やったー
やったーー
ばんじゃあい 」 
「王者・Ｇ軍 常勝軍団
」
そこで、チットが言いました
「『グリン』って呼んでるのは、
お兄ちゃんだけでしょ。
『クリン』でしょ
頭文字は、［Ｇ］じゃなくて、［Ｃ］だからね」
（えっ じゃあ、カープじゃん・・
）
・・・・・・
クライマックス・シリーズは、
ひろしま（広島）ＣＡＲＰを おうえんします
＜たまめ（かんじ：多摩女）＞
＊分類：女行商人
＊取扱商品：餅菓子類
＊エリア：東京都多摩市
＊顧客ターゲット：おにいちゃん・チット
「おちゃする～？」
「都（みやこ）女性の三大職業
」
と、言えば、
おはらめ（大原女）
かつらめ（桂女）
しらかわめ（白川女）です
＜平山郁夫「浄花白川女」＞
ですが、
大原女は、「重量的」に 
かつらめは、ナマモノをあつかうため、
クリンには
向いていませんでした。でも！
白川女なら
切花を売るだけだから、てきしょく（適職）です
気がつけば、
道ばたにも
ステキな秋の 花々が 咲いている・・
・・・・・
あれを とってきて、
チットに売ろう （そうすれば、もうかる・・）
「・・・・・
ちょっと、クリン！
家族相手に、商売しないで」（チット）
「月の世界には 帰らない！」と せん（宣）言した、
かぐやクリン
なら、
地上で生きていくために
やはり しょくぎょう（職業）が ひつようです。
手にしょく（職）がないから
「商売」がいいと 思うのですが、
「大原女」で ざせつ（挫折）しました
でも、
京都には まだほかに、
かつらめ（桂女）という、伝統ある・女性のしごとが
あるらしい
「桂女」は、かまくら時代、アユやあめ（飴）を 売っていたそうです
アユならば、
かるいから
あたまにのっけても、きっと 大丈夫です
よし
たま（多摩）川にも、
今や たくさんの アユがいるし、
クリン、
これから 「魚の行商」で せいけい（生計）を 立てます
「やだっ！クリン！
食べ物で あそばないで」 （チット）
「・・・・あ。」
「おにいちゃ～ん・・」 「鮎はやめて、飴にしときな。」
今日は、朝から
いつもと 何かが ことなって・いました
「いよいよですね！」（彼岸花）
「お心は決まりましたか？」
「もうすぐ、夜が来ますよ。」（ススキ）
・・・・・
一体、みんな
何だって 言うんだろう？
今夜って、
とくべつなことが、あるんだっけ。。
しゃくぜん（釈然）と しないまま、
夕方、かいものに出た、クリン。
近所の 竹やぶの辺りまで来たところで
ふと
耳なりに・にた、ささやきを きいたのです
「姫、姫。
今宵は、十五夜でございます。
天の帝の御もとへ
お帰りになる お支度は
あい・ととのいましたでしょうや？」
・・・・・・
それで、
すべてを りかいしました。
＜夕刻＞
（おお・・、やはり。）
今日は
一年でいちばん
月が うつくしく・み（満）ちる日。
そして、天のおつかいが
月から クリンをむかえに来る日・だったのです
「かぐやは、たま（多摩）から、はなれないんだからね」
イギリスきぞく（貴族）も住む、
京都・大原
風光メイビな この土地の
風物詩として、
むろまち（室町）の昔から かつやくする
女行商人
おはらめ（大原女）の 存在は、外せません
＜喜多川藤麿「大原女花見図」＞
くらしのために、炭やまき（薪）や、花を売ってた・大原女ですが、
キモノとか かわいいし
田舎のけしきと マッチして
「情緒」あるので、
よく、絵に えがかれました
土田ばくせん（麦僊）の、ホンワカ・大原女は
人気あり
ですが、
「画壇・一」、大原女に はまったのは
森田こうへい（曠平）・画伯では
ないでしょうか。
＜「里だより」＞
＜「阿弥陀堂」＞
キリッと ひきしまった、
大原女のかおは
はたらく女の うつくしさに
あふれています
・・・・・・
にしても、
＜「京へ」＞
・・・・
すっごい、力もち
大原女・たいけん（体験）を したことある
チットによれば、
「頭の上に、
自分の体重くらいのものを 載せられるようになったら
一人前」
と、された
きびしい・世界だそうです
・・・・・
（つまり、この・うえきばち（植木鉢）くらいかしら
）
これをのせて、
１０キロとか、２０キロを
大原女たちは
歩いて都に行ったんだ・・
「ウ うぉおおぉおぉぉー・・・」
（べしゃっ） 
「アアーン
おにいちゃん！ムリ～～・・」
昨日から、大雨をふらせていた「台風１８号
」は、
今朝、
日本に上りくして、
各地に ひがいを及ぼしました
たま（多摩）市は、
こった川がぞう（増）水したくらいで 
たいした・ひがい（被害）も
ありませんでしたが、
クリン家は
外のはち（鉢）うえが たおれたり
まどをあけた・しゅんかん（瞬間）
カーテンに あおられて、
ランプが たおれるなど、
こまかい じけん（事件）が
おこりました
（すっごいふってる・・）
やっと台風が去ったのは、夕方
「おにいちゃあん。
今日、かいもの行けなかった～。」
「ごはん、どうしよう・・」 「お兄ちゃんはカップ麺でも何でもいいぞ。」
そして・・
「このカップめん、『京都味』なんだよ」 「こんな時にも、グリンはベニシアさん流で頑張ってるんだな。」
「ベニシア流・丁寧生活」に、
あらためて
かんか（感化）された、クリン
「チットー、手作りサンドイッチはいかが～？」
「ありがとう
ねえクリン、
やる気になっているみたいだから、
夕飯の支度も お願いしていいかしら・・？
シーズン最後のずいき（芋茎）があるから、
油揚げと一緒に、煮てほしいの。
私、今日中に仕上げたい仕事があって・・」（チット）
「うん！わかった」
いつもなら、
（めんどうくさいな・・）って 思うところですが、
めんどうを、手間ひまと・とらえ、
たのしみたい、今日のクリンです
サトイモのくき（茎）である
「ずいき」は
一見、「多摩」っぽいけど、
京都でも、よく食べられているらしい
＜そして、夜・・＞
「おなかすいた～。
あっ出来てるね！
美味しそう 多摩の味覚！」（チット）
「ちがうよ 京都・大原」
今週から、
「銀座の松屋デパート」で、
「ベニシアと仲間たち展」が はじまりました。
クリン、ベニシアさんのばんぐみ（番組）は
欠かさず・見てるから、
とうぜん（当然）、行きます
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20130911_venetia.html
ベニシアさんは、京都のいなか（田舎）で、
英会話の先生をしながら
日英合作の くらしをしている
ステキなお方
その、
ハイセンスな そぼくさと、
あたたかい・人がら（柄）で
日本中の しゅふ（主婦）のハートを 
がっちり・つかんでいます
ハーブ・けんきゅう（研究）家でもある、ベニシアさんは
ばんぐみの中で、
ハーブのこと 色々おしえてくれたり、
おかし（菓子）やら
料理やらを
おしえてくれます
クリンも、
それで、ハーブに きょうみ（興味）をもち、
今では、ミントとバジルの「違いがわかる女」 になれました
てんらん会の目玉は、
なんと言っても、
「梶山家の縁側＆庭の再現」で、
あとは、
クリスマステーブル・セッティング
が
大きな・てんじ（展示）です。
ほかは、
ベニシアさんがかいたイラストに、
ミシンなどの 生活どうぐ（道具）
、
「食器」や「小物」、
ベニシア・フレンズの手作りグッズ
ってかんじの こうせい（構成）。
「映像」を見なければ、２０分ちょっとで見おわりますが、
とにかく・大人気だから、
おみやげコーナーもふくめ、
かなり こんざつ（混雑）しています
クリンは、
テレビをとおして 見ていた時よりも、
ジャムや ジュースのビンや、缶が
うつくしく、
おもむきがあるのに おどろきました
ピカピカの、つやつやに みがかれてて、
なんか、
うちのと ちがうのです・・。
てんじ（展示）されてた
「ベニシアさんの服
」も、
デザインこそ、「大原女・衣装」ですが
リッチな「質感」で
モンペさえも オートクチュールっぽい
（あの、ムダのない、ナチュラル・ライフは
このレベルで 行われていたんだ・・）
ってことが
ハッケンでき、
クリンの モチベーションも、ますます・高まりました
・・・・・・
よーし
クリンも、家、ピッカピカに みがこ
なんだ・かんだ してるうちに
季せつは 秋にかわりました
あらためて、
あたりを見わたすと
たやすく・見つかる、季せつのうつろい・・ 
「 初秋の 簾に動く 日あし哉 」（子規）
あつい・日中があっても、
夜は さびしさを もよおすほど
すずしくて
うっかり、クールシャンプーなんかつかっていると
かぜをひきそうです
もちろん、外に出れば
光も 空気も ちがってて、
水の色まで ちがってて、
午後のけしきも なにもかも、
風の音まで ちがうのが、
クリンの耳目に とどきます
「 おしなべて ものを思はぬ 人にさへ
心をつくる 秋のはつ風 」（西行）
夏中、がんばって、コンクリートのすきまから
花を咲かせてた 「ど根性芙蓉」も、
季せつにはかてず、
ついに 花を おとしはじめ、
エノコログサは、秋色ピンク。
・・・・・
なんだか、
すべてのものが
いきおいをよわめてく・・
ステキな季せつでは あるけれど、
ちょっと・切ない、クリンです
「大丈夫だって うちらは、バリバリ元気でこれからだから」（←伐採後復活したユッカ）
「・・ああ、そうだね。。」（クリン）
