★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

「希望」

2014年08月31日 | 好きな言葉・詩




はじめて この世界へやってきた
あの日のように あなたは涙する

人目も気にせずに
顔をクシャクシャにしながら

こらえきれなほどの悲しみに
やり場のない悔しさに
消えてしまいたいほどの惨めさに
自分の無力さに

次から次へと
頬をつたい こぼれおちる 大粒の涙

けれど あなたは知っている

水底から水面を見上げるような
水の膜のむこう
そこに微かな(かすかな)光があることを

~ごとうやすゆき「生きよう」~


★画像は今日の広島市の空★

ベランダから写しました。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島市北部土砂災害

2014年08月24日 | 報道・ニュース




広島市では、
8月19日、局地的に、
同時多発的土砂災害が発生いたしました。

被害に遭われました方々に
心よりお見舞い申し上げます。


             


連日の報道で、
広島市に住んでいる私も、
その被害規模の大きさに、ただ驚くばかりです。

今日も、広島では、
朝から、雨が降ったり止んだり・・・。
降る時は、
急に大粒の雨が降り出し、
救援活動に影響を及ぼすことが、
懸念されます。

二次災害が起きませんように。

被害に遭われた方々にとりまして、
一日も早く平穏な生活が戻りますよう、
心から願っています。


★画像は今日の朝刊★



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「病気になって気づいたこと」

2014年08月17日 | 好きな言葉・詩




病気をして気づいたのは、
”当たり前”というのは
日々変わるのだということでした。
大切だったものも、
人との関係も。
健康や容姿もそうでしょう。
でも、変わってしまったものは仕方ない。
変わったことを当たり前と思うと
だいぶ気楽です。

~林葉直子「病気がくれた小さな楽しみ」~

★PHP8月号★
☆特集「なんでもない日が輝きだす『あたりまえ』に感謝する」より抜粋☆



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「年齢を重ねても」

2014年08月14日 | 好きな言葉・詩




年齢をを重ね
皺が増えて
骨が弱って
筋肉がたるんで
体力が衰えても

清々しく生きることはできる

若くても枯れている人がいるように
年老いても瑞々しい人間でいられる

~高木いさお「愛することと優しさについて」~


★画像は「ニチニチソウ」(日々草)★

病院の花壇にて。

☆花言葉・・・「楽しい追憶」「友情」☆



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「不運が続いたら 『デトックス』 と受けとめる」

2014年08月10日 | 好きな言葉・詩




つらいことが集中するのは、
今が 『デトックス』(解毒) の時期だからです。
心にたまったマイナスの悪いエネルギーを
全部出してしまえば、
次は、
プラスのいいことがどんどん起こります。

~植西 聰「凹まない人の感情整理術」


★画像は「ベゴニア」★

駅に行く途中で。

☆花言葉・・・「親切」「幸福な日々」☆




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「充分幸せ」

2014年08月08日 | 好きな言葉・詩




帰る家があって
きちんと食事ができて
大切にしてくれる人がいて
大切にしている人がいて
自分のしたいことをしているのなら
それで充分幸せだと思う

~高木いさお「愛することと優しさについて」~


★画像は我が家で育てている「ミリオンベル」★

食卓に飾りました。

☆花言葉・・・「心が和む」☆




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「八月六日」

2014年08月06日 | 好きな言葉・詩

  


あの閃光が忘れえようか
瞬時に街頭の三万は消え
押しつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え

渦巻くきいろい煙がうすれると
ビルディングは裂け、橋は崩れ
満員電車はそのまま焦げ
涯しない瓦礫と燃えさしの堆積であった広島
やがてボロ切れのような皮膚を垂れた
両手を胸に
くずれた脳漿を踏み
焼け焦げた布を腰にまとって
泣きながら群れ歩いた裸体の行列

石地蔵のように散乱した練兵場の屍体
つながれた筏へ這いより折り重なった河岸の群れも
灼けつく日ざしの下でしだいに屍体とかわり
夕空をつく火光の中に
下敷きのまま生きていた母や弟や町のあたりも
焼けうつり

兵器廠の糞尿のうえに
のがれ横たわった女学生らの
太鼓腹の、片目つぶれの、半身あかむけの、
誰がたれとも分からぬ一群の上に朝日がさせば
すでに動くものもなく
異臭のよどんだなかで
金ダライにとぶ蝿の羽音だけ

三十万の全市をしめた
あの静寂が忘れえようか
そのしずけさの中で
帰らなかった妻や子のしろい眼窩が
俺たちの心魂をたち割って
込めたねがいを
忘れえようか!

~峠 三吉「峠三吉『原爆詩集』」~


★画像は今日の中国新聞朝刊★




 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする