この身体の中に潜むものは、何だ。@kirekoです。
>今日の感想と批評
電車とかバスとかで、ヘッドフォンつけながら本(小説?活字の多さから、少なくとも漫画ではなかった)を読んでる人を見て、ふとした疑問が沸いた。
読書するとき、音楽を聴きながら読む人は多いのだろうか?
読書する時は無音じゃないと気がすまないという神経質な人もいるらしいが、実際のところどんな感じなんだろう。
kirekoは、歌を聴きながらだと文字が頭に入ってこない人+一つのことしか出来ない不器用人間なので、余りそういった事はやったことないが、もしかしたら読書には良いのかなとも思って、今日はあぶない刑事のサントラを聞きつつ、パラパラと読む事にした。
はたして音楽を聴きながら読むことによって、感想に影響は出るのか?という実験。
もし、ここを覗いてる読者が、今日のkirekoの感想にブレがあると感じたら、実験は成功かもしれない。
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
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タイムリミットボム ジャンル その他 作:山川公大
:あらすじ
妻に離婚を切り出した男。彼の身に起こる異変とは?
:感想
24日投稿作品。妻との関係に我慢できなくなった男が、離婚話を持ちかけるが……という話。短編の中でも、展開がかなりトントン拍子で進む部類。書き方自体は嫌いじゃないのだが、なんだか物足りない。創作小説の中における主人公が余命を宣告されるというのは、非常に悲劇めいたものが多いが、今作では少し落ち着きすぎているのが気になった。「一時間後に必ず心臓発作で死ぬ」といわれたら、たぶん普通の人じゃなくても落ち着いていられないだろう。想像しながら読む話としては面白くなりそう要素が色々入っているのだが、全体的に肉付けが足りないなと思った。いわゆる不思議な話で終わっており、妻に言われた事がショックだったのだとしても、主人公が何故そんな「詰まらない」行動を死の直前にとったのか?そういった理由付けの描写が無かったのが残念なのと、主人公周辺の仕事や生活環境といった、読者への印象を促す設定的なものも『夫婦関係が冷えていて、妻が横暴である』と思わせる台詞や記述以外存在せず、やや最期の行動に持っていくには、不可解な点が見受けられた。個人的には、死の一時間前にここまで言われたら(言われた妻のほうも動じないあたり流石と思ったが)、すぐさま殺意が芽生えてしまいそうだが、それに及ばなかったのは主人公に、一片の夫婦としての情があったのではないかと推測する。そうでも勝手に想像しないと最期のオチが、何か主人公が報われすぎてて、話として面白くないかなと思ってしまったからだ。夫婦仲の悪さを示す台詞などは、よくある話としての現実味はあるものの、いかんせん頭の中の奴と主人公の会話に書き手が夢中になって、構想に文章が引っ張られてしまっている。ただ、kireko個人としては、そういった細かい所に気を配れば面白くなると感じたものもあった。
:読める判定 手軽に読める :好き嫌い判定 もう少し理屈が整えば面白いかも
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新しい神様 ジャンル その他 作:euReka
:あらすじ
「神様の話を聞きに行きませんか?」。道端で宗教の勧誘を受けた主人公は、「新しい神を探す宗教」の話を聞かされるが…
:感想
25日投稿作品。変な女から宗教の勧誘を受けて、すごすご主人公がついていくとそこには……といった話。相変わらず答えが出ない、オチに係わりがあるのかとても気になる、謎めいた書き方だ。想像して読む、またはオチや答えを性急に求めてしまう人には、向かない話だとつくづく思う。話の前後を想像しない人からすれば、不思議な話止まりだ。個人的に気になった点。一見、前半の「信じる神が居ないから、神を探す」という珍しい宗教を説く男が、後半のユミコの渡した「葉っぱ」のせいで完璧にブラフとして活用されているように見えるのだが、最期の主人公の「狐だった」という発言に、主人公の妻が「馬鹿みたい」と答えたのは、何か深い因縁があるのではないかと想像してしまった。答えも出ないのに読者が勝手に想像してしまうのは、不毛なことではあるのだが、ユミコは一種の「狐憑き」だったのではないだろうか。少し深みのある幾つかの会話から察するに、主人公の妻が、実はユミコにとり憑いていた狐の霊だった(もしくは同属の狐だった)のではないかと考えられる。だとすると、何故「別にどうでもいいけど」と言ったのか。彼女は人間なのか、狐なのか、深読みすればするほど、ドツボにはまりそうだ。
:読める判定 人を選ぶ :好き嫌い判定 深読み注意
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夜なのに真昼間 ジャンル 文学 作:kakio
:あらすじ
想い出によって生きてこれたのか。想い出があるから今現在に納得できないのか。
:感想
26日投稿作品。過去にこだわる男の元に来た勧誘員の女が……といった話。全体を見通して思うのは、何が言いたいのかわからない事。個人的には「中盤の会話とコメディー表現がやりたかっただけじゃ?」と感じてしまうほど、序盤と最期のまとまりの無さ、読者へ理解を促すような配慮の無さは散々だった。開始3行で駄目だと思う人は、はっきり言って10行目まで
飛ばしたほうが良い。後半7行と供に、別に無くても困るような描写ではないと個人的に思う。序盤とオチで何が言いたいのかは
まったくわからないものの、中盤の光の速さとか、描写や言い回しは、捻りがきいてて面白いと思った。ただ、それも読者から見れば、意見の分かれる表現方法なので、十人が十人面白いと言える表現ではないだろう。前述した通り、作者がやりたい部分だけに力が入っているため、話としてのまとまりは無く、読み物として面白くないので、中盤の表現と描写が駄目だと感じた人は、即バックだ。
:読める判定 前半と後半は全てブラフ :好き嫌い判定 旨味は表現ぐらいか
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猫の神様 ジャンル その他 作:ヤマモトQ
:あらすじ
ある夕暮れ、神社で、僕は猫の神様に出会いました。
:感想
27日投稿作品。一人の人間が、神社で猫の神様に会う話。全体通してそれだけなので、オチや何らかの刺激を求めている人には向かない小説だろう。個人的に良いなと思ったのは、なんとなく二人(一人と一匹?)の台詞が、距離感があってほのぼのしてて、心地よかった。個人的には、もっと主人公が猫好きである描写(なでてみたいと思ったり)や、猫の可愛らしい仕草を文章でアピールして欲しかったものの、それでも猫を飼っている人や、猫が好きでたまらない人には、自分の飼っている猫が喋りだしたとして仮定して、台詞などを読んでみると心地良いんじゃないだろうか。かくいうkirekoもそういう類の一人なのだが、台詞と背景を想像して読むと、かなり主人公の気持ちがわかるというか、
「貴様そこをどけ、この俺が猫の神様と話す!」と思わず言ってしまいそうな話だった。あー、
靴下猫っていいよね。
:読める判定 想像してみよう :好き嫌い判定 猫好き殺し
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中谷君が振られる理由 ジャンル 恋愛 作:五月もちこ
:あらすじ
中谷君は付き合った途端、何故振られるのだろうか?見た目はイケてる方だし、性格も悪くない。私は中谷君のこと……。
:感想
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ミ 彡 ,.ィi彡',.=从i、;;;;;;;;;;;;
三 ギ そ 三 ,ィ/イ,r'" .i!li,il i、ミ',:;;;;
三. ャ れ 三 ,. -‐==- 、, /!li/'/ l'' l', ',ヾ,ヽ;
三 グ は 三 ,,__-=ニ三三ニヾヽl!/,_ ,_i 、,,.ィ'=-、_ヾヾ
三 で 三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛j,ェツ''''ー=5r‐ォ、, ヽ
三. 言 ひ 三 .,,__/ . ,' ン′  ̄
三 っ ょ 三 / i l,
三. て っ 三 ノ ..::.:... ,_ i ! `´' J
三 る と 三 iェァメ`'7rェ、,ー' i }エ=、
三 の し 三 ノ "'  ̄ ! '';;;;;;;
三 か て 三. iヽ,_ン J l
三 !? 三 !し=、 ヽ i ,.
彡 ミ ! "'' `'′ ヽ、,,__,,..,_ィ,..r,',",
彡川川川ミ. l _, , | ` ー、≡=,ン _,,,
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ノレ'ー'! / O
28日投稿作品。
いわゆる一発ギャグだけど、こういう思考の奴は、言葉には出さないけど居るよねっていう感じだ。変にムッツリスケベな存在より、いっそ開放的でモテそう。(主に男にだが)いや、でもここまで正直に言われたら、好感もてるし、面白いと思うよ。
行動に移る前に関係が別れるのは眼に見えてるが。
:読める判定 黙ってりゃ良い人 :好き嫌い判定 男は狼なのよ気をつけなさい
==========終了===========
>ふうむ
やっぱり音楽は、読む時かけちゃいかんかも。