kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

9月22日が今年もやってくる

2008年09月30日 17時17分42秒 | 小説の感想と批評
不死鳥は炎を浴びて蘇る@kirekoです。

>今日の感想と批評

更新するごとに着実にアクセスは増えているが、
どういう層が読んでいるかわからないこのブログ。
読者は何処から来て、何処へ帰るのか。
まさにそれは永遠のミステリー。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

廃墟にて ジャンル 恋愛 作:悲劇のM

:あらすじ
某掲示板のあるスレッドの幽霊をツンデレ化した。それだけです。

:感想
前回紹介した歴史物が面白かっただけに、期待は高まるところなのだが、うん?なんだこれは。……タグを確認して了解した。「作者の妄想シリーズ」言い得て妙だなぁ。あたまは右で、からだは左ってことは、切断死とかした幽霊なんだろうか。そりゃ誰だって逃げ出すと思うが、主人公のオカルト耐性が強すぎて、そんなものはクソ食らえな展開は、良い意味で独特、悪い意味で展開に任せすぎな気もする。なんで切断死体の霊がベッドの隣で寝てるのか、それを考えると、もしかして主人公は彼女と同じ世界へ吸い込まれてしまったのか?とか、そういううっかり妄想発言をしてしまいそうなぐらい、内容はあまり練りこまれていない。

:読める判定 読める…が。 :好き嫌い判定 安直なのはちょっと



失われた文化 ジャンル コメディー 作:光太朗

:あらすじ
時は二〇九九年。失われた文化、という研究課題に取り組むべく、榊原アミラは曽祖父である拓郎に協力を願い出る。百十歳、まだまだ現役の拓郎は、熱いソウルを取り戻そうと、かつてはその道を極めていたと豪語するシルバー二十人を集め、ある会議を開くのだった──☆★☆イラスト小説企画『小説風景12選』〈10月〉参加作。御神楽羽奏先生のイラストを元にした物語です☆★☆

:感想
今からざっと100年弱経った世界で、失われた文化について語り合う「かつてはその道を極めていた方たち」と未来社会に生きる孫の話。なんだか小説というより一種ギャグ漫画のような構図(褒め言葉)が多いが、話の軸は「ある失われた文化」について、どっしり腰をすえて描写しているので読めると思う。昨今のその文化とやらは、やや食傷気味であるがゆえに忘れやすいが、実際、紙も鉛筆も彩色用具も無くなった未来社会においては、こんな感じに喜ばれるのかもしれない。老人方からすれば懐古な感情と燻っていたもの、何も知らない若者からしたら、それこそカルチャーショック現象だろう。現在でも何でもかんでも差別だと思う「言葉狩り」や、横文字と縦文字を交えたようなヘンテコな日本語が流行ったりしているが、ある意味そんな事を繰り返した終着点がこの世界なのかもしれない。そんな未来世界について、kireko個人として些細な疑問があるとしたら、広く普及していたはずの大衆絵師たちは何処へ消えた?とか、もしかして世界的に二次元世界の弾圧が何かしらあったのか?とか、むしろ世界の文化傾向はどういう風になってるんだ?とか、想像の範疇を超える妄想が出てきてしまうので、基本的に一般読者の方は、そういう設定面は了承済みで読んで欲しい。属性とか、そういう文化に興味がある人には、意欲的で面白い作品だろう。この文化が掘り起こされることによって、この後世界はどうなって行くのだろうか……そういう面を想像しても面白い。
あと、どうでも良いことなのだが、この作者は自分でも絵を書く人なのだろうか。やけに道具やら要素やら、なんか絵師っぽい描写表現がチラホラ見えて、気になるところだ。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 君が今立っている場所は、失われた文化の一部なのかもしれない。



姉妹のゲームはケンカの種 ジャンル コメディー 作:姉子

:あらすじ
姉鈴香のゲーム依存症には妹瞳も困り果てていた。しかも下手、下手にもほどがあるというもの。しかしその鈴香が、やっと!やっとエンディングを迎える!・・・一歩前までたどり着いた!しかしそこはやっぱり鈴香、案の定エンディングにはなかなか・・・そのとき!

:感想
なんというか、誰かの日記帳を覗いた感じだ。こういう作品には、一般的な改行や文章作法を言っても仕方ないと思うので、まず核心の文章の質から見てみよう。確かに台詞が主体の文章には独特の勢いがあって、展開を面白くさせようという作者の労力も認めるところなのだが、少し読者を置き去りにして突っ走りすぎではないだろうか。ゲーム周辺の描写がとんでもなく弱いのに、台詞だけがやたら前のめりというか、そういうバランスの悪い構成は余り感心しない。コード抜くとか、そういう細かい演出にしたって、もうちょっと面白さに特化して拘れるはずだと思った。正直kirekoとしては、この小説を一読しても、面白みが何処にあるのかわからないっていうのが本音だ。

:読める判定 うーん。 :好き嫌い判定 細かくなくていいから、わかりやすく。



なんか、血生臭い俺の彼女。 ジャンル 恋愛 作:スグル

:あらすじ
ちょっと、他のガールフレンドより、赤くなりやすいガールフレンドのお話。

:感想
侵略者を日本刀で斬る仕事(?)を持つ変な彼女に好かれた男の話。もっと噛み砕いて言えば、変態彼女と変な表現方法を持つ男の日常。とにかく、物凄いメタだ。メタ表現を現実という世界に埋め込んだ意欲的な恋愛作品……というか、設定がぶっ飛んでいるので、まず人を選ぶ作品だろう。昭和ウルトラシリーズ、キン肉マン(王位争奪編)、フルハウス、ガンダム、という感じで、とにかく文章の表現に一々絡めてくる作者の意図からして、前述の通り、基本的に一般読者用ではない。ネタがわかる人のために書いているとしか思えない独特の表現方法は、ある意味潔くて良いんじゃないと思うが、何だか知ってる(思い出のある)人からすると、ちょっと浅くて、白ける内容なんじゃなかろうか。どうせ人を選ぶんだから、もう少し深く突っ込んでも良かったなあなんて、まあ、そういう個人的な話はやめておこうか。恋愛面において、心理的にどうだとか訴えかける物は殆ど無いし、小説内において、それほど恋愛面がプッシュされているわけではないが、一応彼女の台詞や仕草に要素はある。ただ、それはただ単に一要素であって、後々脈々と続いて、読者が心揺さぶられるような恋愛描写ではない。そういう面もあり、独特の改行も加味してか、文章全体が軽いなと思ってしまった。恋愛ジャンルで読もうと思う人には、余り必要でない部分が多い作品かもしれない。

:読める判定 メタだねえ :好き嫌い判定 エースはやっぱりアリブンタ戦



デッドアットクリスマス ジャンル 恋愛 作:temso

:あらすじ
彼女のいない大学生、顕二は鬱屈とした気分でクリスマスイブを迎えるが……

:感想
クリスマスという日を僻み、儚む男の話。恋愛感が鬱屈しているというか、物の捉え方が、等身大の大学生ぽくてkirekoは好きだなと思う。その中でも一番良かったなと思えるのは、一応中盤の起伏で、大学の友人が些細なことで恋人と隙間が空き、主人公が相談の末、解決の糸口を見つけるのだが、そこで何処か主人公がクリスマスに対して吹っ切れるような描写が見えるのだが、その後にアパートから出てくるカップルを見て、主人公は最初と同じ「死ねばいいのに」って気持ちに戻ってしまうのが、なかなか面白かった。まあ変わらないわけではないのだが、書き手の気持ちを考えると、綺麗に主人公を吹っ切らせて話をオトしたいところなのに、最期主人公が、ヘンテコに前向きになるモノローグには、面白みを感じた。除夜の鐘1080回とか、そういう何気ない描写が面白いなと感じた。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 クリスマスは突然やってくる。



==========終了===========

>もうそんな季節を考えるのか

いっつも思うけど、クリスマスが6月ぐらいにありゃ良かったと思う。
なぜって?そりゃ12月は忙しいから、そんな煩わしいイベントに
いつもは閑散としている街が、蟻んこ大発生みたいに、ごったがえすからだよ!
それと同じような感じで思うけど、
一宗教の一部の記念日が全国的なイベントになるなんて、
お祭り好きな日本人だからこそ、すんなり受け入れられたのかもね。
クリスマスは人が働いてるイメージしかないなんて、口が裂けても言えないわ!


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やることまでやるのが9月21日

2008年09月29日 18時15分47秒 | 小説の感想と批評
いよいよキャスティング完了@kirekoです。

>今日の感想と批評

あれなんか知らないけど元気出てきた。
こ、これが感想のランナーズハイってやつか…!?

■企画の意図は、こちら
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*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

タラクサクム・アルビドゥム ジャンル その他 作:testrip

:あらすじ
社会人の女性が主人公です。春の日のぼんやりとしたお話。季節外れかどうかは微妙なところ。忘れられたのは、取り残されたのは、他でもなく自分なのかもしれない。最後のタグは、あんまり関係無い……かもしれない。

:感想
ちょっと不思議な雰囲気をもつ作品。タンポポに囲われたブランコに乗る少女との会話に何かを感じる主人公、そして対話を通して主人公が気付いた事。実はその少女は…。基本的に何かを感じるような作品でもないし、まるで夢の中に居るように現実感が無い話なのだが、どこか読んでしまう不思議な魅力がある。それはなぜか。それは、不思議な透明感を描ききる書き手の才能があるからだ。不思議、と一口に捉えても、それは千差万別だし、この作品の何処が面白いの?っていう人も少なからず居ると思う。ただ、kirekoが面白いなと思ったのは、この夢のように捉え所の無い想像の世界で、過去の自分が見つけた物と対話する現在の主人公が最期に放つ、台詞の重みだ。原文中の「朝を向かえた私はきっと、自分が自分である事すら忘れてる。昨日の自分や去年の自分。それが全部自分。きっと難しくて理解出来ない。認める事も出来ない。それが出来たら、もう一度会えるだろうか。今度は白いタンポポを見せてくれるだろうか。」というのは、子ども(少女時代)の頃にはハッキリ見えていた未来(目標)のことも、大人になった今では見えなくなってしまった、または見えているが、意図的に見ないことにしているという風にも受け取れる。これを儚いというのか、切ないというのか、うーん、何て言えばいいんだろうか迷う。面白さを上手く説明できないが、読んでいて吸い込まれるような雰囲気を持つ作品だった。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 不思議だ。



深層心理プルガトリオ ジャンル その他 作:恩田柩

:あらすじ
ある夢を見る度に、僕の周りに異変が生じる。その夢は神話の一説にとても酷似していて、僕になんらかのメッセージを与えていることは明らかだった。その夢をみたあとは、外では誰かが殺され、中では僕が誰かを生かしている。そして僕は今日も夢を見る。

:感想
ナギとナミ……ということは、イザナギとイザナミですね。なんという日本書紀だ、血が騒ぐぜ。というわけで、日本の神話に詳しい人ならだいたいわかると思うが、一応ここで説明しておく。これは火の神カグツチを生んだために、母であるイザナミが亡くなり、愛するイザナミにどうしても会いたかったイザナギが、黄泉の国まで行くが、「振り向いてはいけない(この見解には、すでに腐った死体同然であったイザナミ覗いてはいけないなどの諸説あり)」という約束を破ったために、イザナミの体は蛆がたかるほど腐敗し、それにビビッたイザナギが逃げ出して、黄泉の国の入り口を大岩で塞ぐ、という話をもとにしている。後述の「けがれ」に関する描写にも、このイザナミの事を良く知らないと判らないことだらけなので、とんでもなく読み手を選ぶ作品だと思う。で、作品の感想は?と聞かれたら「わからない」と答える。いやだって、後半は作者の独りよがりというか、独り語りの世界がずっと続いているだけだしさ。これが面白いなんて、口が裂けても言えないよ。というか、この話は元々続き物(?)なのか、知らない奴がいきなり出てきたりするので、感想を言う側としては困った作品だ。てか、そうでも言っておかないと後半意味不明すぎて読者置いてきぼりだろ。うーん、ネタの引用は大体わかるんだけど、小説として肝心な、内容の旨味がないってどういうことよ。

:読める判定 最初はわかるが… :好き嫌い判定 後半頭上にクエッションマーク連打注意



メリークリスマス ジャンル ファンタジー 作:誰

:あらすじ
俺はよ、プレゼントを作るのが好きなんだよ。相方と一緒に、スクラップの上でへいわを作る最中さ。

:感想
「 メ リ ー ク リ ス マ ス ! 」
くせぇ、くせぇよ。まったくなんて良い臭いさせやがる。というわけで、近未来(?)を舞台にしたサンタの話。子どもが想像するメルヘンなサンタが主人公かと思いきや、なんだかとんでもない手練のサンタがプレゼントを配りにクリスマスに出動するという内容なんだが、このサンタの言うことが一々くさくていい。赤鼻のトナカイをまるでハーレーバイクのエンジンでも吹かすみたいに描写するし、寒風吹きすさぶ中をいきなり煙草つけて戦闘区域にプレゼント配りにいくとか、常人の抱くサンタとはかけ離れた感じが、ダークヒーロー的なものを思わせて、面白かった。村を兵隊に襲撃され、親も知り合いも居なくなった少女を不憫に思い、優しく接するサンタとトナカイ。少女の願いを聞いた後、彼らを襲う悲劇。そしてサンタが決意した少女の願いを叶えるための「史上最大の大喧嘩」。うおおおっ!こいつはくせえ、くせえぜ…くさすぎるが、燃える、燃える展開だぜえぇぇっ!と思わず叫んでしまいそうになる。そういうエキセントリックな感じを楽しめる作品なので、熱いものに眼が無い男の子は是非読んで欲しいな。

:読める判定 くっ、くせえぜ :好き嫌い判定 このサンタ…あついぜ…



太陽の予告状 ジャンル SF 作:相川ちぇりん

:あらすじ
2000字程度の短い小説。完全な夜に枕の脇に届けられる向日葵。その配達員の顔を「私」は見るのが怖い。そこには太陽から与えられた贅沢な恐怖が潜んでいる。

:感想
よくわからん。以上。

:読める判定 心理を難解ぶって表現するより逐一説明したほうが伝わりやすい
:好き嫌い判定 \(^o^)/どういう状況だよ



ヘッドホン ジャンル エッセイ 作:マフマフ

:あらすじ
好きな音楽と好きな音。耳から伝わるいろんな感動を忘れない。

:感想
いいね、こういう雰囲気を表現できる人って素敵だと思う。街中でヘッドフォンをつけて大音量で自分だけの好きな世界を流している人には、わからなかったこと。季節の移り変わりや、雑踏に紛れるそれは、眼や肌で感じることも出来るからこそ忘れやすいが、そのものをダイレクトに感じる事が出来る人間の器官は、視覚や触覚のほかに、聴覚もまた新鮮な情報を与えてくれる。そういう雰囲気を例題を通しながら上手く表現できている作品だと思う。基本的にエッセイで同感するようなことは殆ど無いのだが、説得力のある文章と、何処か想像しやすい演出には、共感めいたものを感じた。季節を耳を通して音で感じるというのは、閉鎖的になりやすい現代社会において難しいことかもしれないが、実際、様々な雑踏の音一つ、虫の鳴き声一つとっても、時世の中の風流を感じるために聴覚というのは重要で、社会と自然の息遣いを直接感じることの出来る数少ない器官の一つだとkirekoは思う。だからこそ、それまで自らの音の世界に閉じこもっていたはずの主人公が、ヘッドフォンを外した時の感動の描写は、何か伝わるものがあったと思う。個人的に秀作!

:読める判定 読める :好き嫌い判定 こういうのに毎回当たりたい。



===========終了=============

>この日は

投稿順だが、前日より当たりが多かった。
特に最期の作品とサンタクロースは、かなり個人的にグッと来た。

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悪寒を感じる9月20日

2008年09月29日 16時50分30秒 | 小説の感想と批評
いま、その正体を見せる感想の謎@kirekoです。

>今日の感想と批評

直感と偏見で感想を言うのも悪くないかもしれない。
よし実験的に、直感だけでやってみよう。
もしかしたら、良い具合にまとまるかもしれない。

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*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

空と屍 ジャンル SF 作:来栖ハヤト

:あらすじ
死んでないから、生きてる。彼は笑いながらそう言ったんだ。

:感想
ちゃんと説明せーや。
もう何回目だよ。kirekoが場景描写について、えり好みを言うのは。
雰囲気を察しろっていう作品ならかまわない。でも、これだけ設定がチラホラ見えるんだから、雰囲気に頼る(といっても雰囲気作りが上手いわけではない)内容に関する情報量の密度が濃くしてくれ。何の説明無しに作者の世界観とキャラクターだけがくっちゃべって、独り歩きしてるのは、読んでいて精神的に辛い。余りにも読者置いてけぼりというか、設定説明が薄過ぎると、読むほうも呆れちゃうぜ。それでも展開が面白いとか、文章に光るものがあるとかなら、kirekoもちゃんと言うが、そういうのは一切感じられなかった。ジャンルがSFというのもなんだか……。SM判定で飼い主がもう居ると言われたぐらいドMらしいkirekoだが、こういうのは耐え切れない。

:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 オリキャラ遊びをしたいなら、もっと突き詰めて書くべき



幻の世界 ジャンル ファンタジー 作:こーちゃん

:あらすじ
勇者は今旅に出ようとするが、カウボーイに阻止される・・

:感想
ファンタジーだ。ああ、ファンタジーだよ。
それがどうしたってぐらいファンタジーだ。
あ、でもダンボール装備の勇者が居たり、カウボーイが輪ゴムの銃持ってるっていう世界観が精神病棟の中で行われている設定は、嫌いじゃない。

:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 設定は嫌いじゃないが1ネタ止まり。



五月闇 ジャンル ホラー 作:タカナ

:あらすじ
バスの中で繰り広げられる少女と先生。片思いの少女の狙いとは?

:感想
一人称だけで完成してるっていうのがホラーって感じだよなぁ。
女の子の鞄の中は四次元ポケットみたいって、どっかで聞いた台詞なんだけど、何処で聞いたか思い出せない。もしかしたら、勘違いかもしれないが、知ってる人いたら教えてくれ。なんで主人公が先生を好きなのか(殺したいほど憎んでる的な皮肉?)とか、先生今どうなってんねんっていう素朴で野暮な疑問もあるけど、その辺は聞かなかったことにしてくれ。30分で書き上げた割には、面白いと感じた部分もある。けど、やはり内容は30分って感じだね。

:読める判定 30分にしては :好き嫌い判定 30分だからしかたないね



自転車に乗って・・ ジャンル その他 作:桃香ω

:あらすじ
地方に嫁いだ主婦の密かな楽しみ・・・

:感想
密かな楽しみ。たしかにそうだ。主題は間違っちゃ居ないし、こういう人も居ると思うと面白いなんて感じるのも、人間だ。女性の気持ちはわからないけど、「誇示してまで誰かに見られたい」という意識は誰でもあるのかな。ちょっとここを読んでる女性の人に聞いてみるってのも失礼な話なんだが、聞いてみたいところだ。話がそれたが、本編の気になったことの一つに、主婦を追いかける男性の視線がまだまだ爽やかかなって感じる。もっとドギつく感じるぐらいの欲望というか、その隙さえあれば、とって喰ってやろうと思う狼の視線みたいな描写があっても良かったんじゃなかろうか。まあ、ある意味、気恥ずかしさと欲望の合間で欲望がチョイ勝ちしてしまう、悲しい男の性が描けているから、リアルではあるんだけど。そこは体験よりも、小説として演出が欲しかったかなぁ。基本それフェチじゃないけど、こういうのは割と好きかな。個人的には、もうちょっと奥深いエロスが欲しいけど。ぐふふふふ。

:読める判定 ささやかな主婦の楽しみ :好き嫌い判定 ロードワークなのか、視線を感じるのが目的なのか



我が家は騒がしい ジャンル その他 作:遥風 覇鵺渡

:あらすじ
我が家は、本当に騒がしい……。幸太は、疲労こんぱい留守番中。

:感想
ネタバレは余りしたくないが、これはしたほうが面白そうなのでしておく。一歩間違えば自殺思考に富んだ危ない奴のとんでもない妄想の話だ。かなりクレイジーな主人公だぜ、こいつはよぉお。というわけで、脳内のうら若き弟三人とキャッキャウフフする話。だが、そのキャッキャウフフの部分が、とんでもなく恐ろしい。いや、これは確実にヤバイだろってネタしかやらないあたりに、主人公の病んでる感じが出てて面白いのだが、実際やられたら相当迷惑だと思った。と、個人的な感想はここまでにして、言いたいことが一つある。
なんなんだ、このぐちゃぐちゃな構成は。

:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 どう考えてもわざと読みにくくしてるとしか考えられない。


=========終了===========

>わかったことがある。

ただでさえ作品の傾向をえり好みする奴が、直感ってどんだけ失礼なんだ。
良い作品にぶち当たった時は、だいたい直感でやってるんだけど
ある意味そういうのも失礼なのかもしれないな。
で、当日投稿順でやってきてわかったこと。
当日投稿順は、選択の余地が無いので、感想作業はやりやすい。
が、投稿順で外れが多い日は目も当てられない惨状になると思う。
誰か、オススメを紹介しろ。じゃないと俺はその内

 ば く は つ す る ー !


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明日から本気出す9月19日

2008年09月29日 14時28分46秒 | 小説の感想と批評
情無用、命無用の鉄騎兵。この命、30億ギルダン也@kirekoです。

>今日の感想と批評

「逃さん!」「全て凍りつくがいい」
キース様のキックとフリジットスパインの演出が好きだった、あの頃。

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*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

仮面の娘リーシャ ジャンル ホラー 作:空野風代

:あらすじ
此処に記されているのは、とある皇女の、ほんのささいな遊戯に過ぎない。そう、ひとつの仮面を巡る、ちいさな遊戯に、過ぎることなどないのだ………

:感想
感 無 本 今
じ 駄 当 私
た に に は
。 し 時
  た 間
  と を


遊戯だか何だか知らないが、文章がナルシスト入っててウォッチ対象として面白いNE!
てか、縦書きで読んでたら、本文中の一文で爆笑しちまったわ。
横書きようの縦文字を、縦書きで読むと破壊力が高いのは実証されたな。
内容?くっ…またあいつだ……俺から離れろ……近寄るなーっ!

:読める判定 \(^o^)/誰なのこいつら :好き嫌い判定 \(^o^)/もうやだこの縦書き



一人なのに ジャンル ホラー 作:戸井田 康

:あらすじ
一人きりの部屋で、起こる不思議な出来事

:感想
無意識の犯行って奴ですね、わかります。
これは流石に見解好きのkirekoでも、想像の余地が入らない感じだ。

:読める判定 ( ゜д゜ ) :好き嫌い判定 だめだこりゃ



1995.1.17.05:46 ジャンル エッセイ 作:klon

:あらすじ
当時4歳だった作者の阪神大震災の記憶を記憶のままに綴りました。

:感想
ここで紹介するのもどうかと思ったが、気になったので紹介する。いわゆる当時の子どもが見た阪神大震災という話。脚色が入っているんじゃないかとか、フィクションなんじゃないかとか、そういう野暮な詮索はせず、まず災害に関する感覚が箇条書きで生々しさを煽る。災害というと悲観的というか、そういう被害者意識が出てしまうのが人間だと思うのだが、そういうものを感じる以前に淡々と気持ちと背景を綴ってるあたりは、ある意味災害時の少年のままのようであり、九死に一生のような、変にドラマ性を追い求めていないため、肉迫した緊迫感みたいなのが伝わってくる。確かに作者の言うように災害の描写は緻密ではないし、書き方自体はちょっと急ぎすぎで、お世辞にも上手いとは思えないが、体験によって生まれる迫る書き方(災害を経験したというリアリティが伝わってくる書き方)というのは、読者にとっても伝わりやすく、テレビで見ていた向こう側の人にも感じれることなんだなと思った。

:読める判定 好き嫌いがあるかも :好き嫌い判定 逆にこれが嘘だったら、相当な才能



転校生 ジャンル その他 作:大学星人

:あらすじ
ある日教室で出会ったミステリー小説好きの転校生山田君。彼は突然僕を誘い、職員室を訪れる。そう、その手で事件に手を染めるために。

:感想
顔も知らない転校生が、ミステリー小説を読む時「わくわくする」と言った主人公を誰も居ない職員室へつれて行き、転校生は意味深な言葉を吐いて次の日を迎え……という、全編通してミステリー色の強い作品。ただ、推理や暗中模索などなく、どちらかといえばミステリー小説と「殺人」との共通点を語ったり、実際に「わくわくする」行為をしてしまう、ベクトルの狂ったエンターティナーである転校生の台詞を楽しむのが、この小説の旨味だろう。そこが好きになれないと逆にこの小説を読むのは難しい。というより、謎を含ませるためなのか、意図的に描写がたまに飛び飛びなることがあるのが、気になった。ただ、ラストの面会の時、転校生の言う「僕の計画では外の誰からも見えないはずだったのに。」という台詞と、主人公言う「またいつか会おうね」という台詞にこめられた演出は、何処か想像を絶する怖さがあると思った。そして、この作品の最大の旨味である「どんでん返し」を思わせる主人公の行動と、その後のモノローグの一文は、転校生の放つ言葉に主人公が心理的に耐え切れなくなった事と、主人公の罪悪感が助長された結果であり、小説のオチ演出としては見事なものだと思う。

:読める判定 序盤の飲み込みが肝心 :好き嫌い判定 転校生のその後が気になる



バトルマン2  ジャンル コメディー 作:生時(レジェンド)

:あらすじ
戦死した兄、正の遺志を継ぎ、弟の学ぶがバトルマンに・・・

:感想

   / ̄\
  |  ^o^ | < DVDと 電池代を返してきます
   \_/
   _| |_
  |     |

コンビニに いきます
  ∨
   / ̄\
  | ^o^ |
   \_/
   _| |_
  |     |
  | |   | |
  U |   |U
    | | |⑩
    ○○

┐   / ̄\
|  |o^   | < ややっ 悪者がいるぞ
|   \_/
|   _| |_
|  |     |
|  | |   | |
┤  U |   |U
|    | | |⑩
|    ○○


   / ̄\
  |  ^o^ | < 行くぞ!悪者!バトルレーザーガン!
   \_[]⊂/)
   _| |/ |
  |    / 
         / ̄\
        |     | < 言いたいことは署で聞こう
         \_/
         _| |_
        |     |

思い出したけど、こういうノリだよな、この作品。
しかし、まさか同じ日に同じ作品の続編を読むことになるとは。
いや、うん。一発目はいいけど、二度目はちょっと、アレよね。

:読める判定 (^o^)悪者をやっけました :好き嫌い判定 (^o^)逮捕されました


==========終了============

>気になるところが多すぎ

当日投稿順なんだけど、こうやって見返すとなんというか…
うーん、なんだか手軽さに特化しすぎたような。
感想がやりやすいっていう意味では、正解なんだろうけど
なんか自分の中でやりきれないところがあったり。
そろそろ鬼門の恋愛に手を出してみるか…。


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今秋が来て君は9月18日

2008年09月29日 13時08分27秒 | 小説の感想と批評
明後日、そんな先の事はわからない@kirekoです。

>今日の感想と批評

ビアスカイプ+イベントお疲れ様でした。
最期のほうはグルメスカイプになりつつありましたけど、楽しめました。
ふぅ、若いっていいなぁ。
この企画をやり始めて、はや四ヶ月。
季節の移り変わりを肌で感じ始めた23の夜であった。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

午前二時のリピーター ジャンル ホラー 作:榊 渉

:あらすじ
小説家を目指す17歳少年。最近、自分で書いた小説のインターネット販売を開始したのだが、なかなか売れない日々が続く。やっと小説が売れるのだが、それは奇妙な現象への幕開けだった。

:感想
あらすじに偽りなし。そしてホラーであることに偽りなし。そんな作品。ジャンルを良く見てなかったので、最初は「ホラー」だと思って読んでいなかったのが功を奏したのか、最期のシーンを想像してゾクッとする怖さがあった。インターネット上で小説を売るというのは、氾濫したWEB小説の中では画期的だし、挑戦的で、なかなか見所のある少年じゃないかと思ってたら、いきなりホラーテイストに変わってしまって驚いたというのもあるが、いわゆるホラーの素である不可思議なキッカケの造り方がとても上手いと感じる。前にも言ったが、人間心理の中で恐怖を感じる時は、対象物に対する情報が少ないからだ。そういう面を意図しているかどうかは別として、謎の購入者の姿が、形の見えないメールだけの存在だからこそ、怖いと感じることの出来る作品だと思う。
どうでもいい疑問なのだが、メールの相手は一種彼の文章の才能を購入していたのだろうか。最期のシーンといい、相手は一体誰だったのか。野暮な質問だが気になるところだ。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 いい味してまんな



電話 ジャンル その他 作:凪竜

:あらすじ
澄子は息子の誕生日に夫が帰ってこれない現状を嘆いていた

:感想
はてな。こりゃブラックジョークの範囲か。ええと、作者の意図で読み取れるところを一応読み取っていくとすると、家庭の事情も国際政治も、やってることは同じってことが言いたいのかな。と、読後感は終始そんな感じで、頭にクエッションマークがぽかんと浮いていた。誤字と台詞文中まで意図的に改行しているところが気になるが、不思議と読めなくは無い。読めなくはないが「読めない」作品。感想としては「言いたい事がわからなかったよ」というのと、メタフィクションだとしても、もう少し情報が欲しいところってぐらい。てか、これの感想なんてどうしろっていうんだよぉぉーっ!

:読める判定 なん…だと…? :好き嫌い判定 誰か解説プリーズ



今日もまた白い雲が流れる ジャンル 文学 作:夕咲 紅

:あらすじ
もう直ぐ高校生活最後の夏休みを迎えようと言う頃、いまだに進路に悩む一人の女子生徒がいた。二条咲姫。一見しただけならば、彼女は普通の女子高生に過ぎない。しかし、彼女には普通の人にはない特別なチカラがあった。それは五秒前に戻ること。そんな、ちょっとした魔法の様な、また超能力の様なチカラを使いながらも、普通の人と同じ様に暮らす咲姫。その生活は、例え周囲の環境が変わろうとも、自身の歩む道程の風景は変わらずに過ぎて行くのだと思っていた。自分のチカラを知る、謎の女性と出会うまでは……特別なチカラを持つ、だけど普通の少女が送るひと夏の思い出――少女が見上げた夏の空を、今日もまた白い雲が流れる――

:感想
ジャンルが文学といえば文学だし、SFといえばSFな作品。いわゆる人と違う超能力を持ち、能力を使うことにためらいの無かった主人公が、ある人物と出会ってから、自分の能力を危険視し、何も知らない友人達と同じ夏という時間を生きるという話。前述で、この作品のジャンルがSFじゃなく文学と言ったのは、能力を持った主人公が、ただひと夏を過ごすという事を淡々と描写しているからだ。ここまで言えば勘付く人も居るかもしれないが、SFや超能力(エスパー)物によくある、戦闘、超展開などは殆ど無く、文章自体に起伏があるとすれば、謎の人物が主人公に能力の警鐘を促すシーンぐらいだ。とりあえずkirekoの感想としては、能力に関する見解と、年齢不相応な達観した意識を持つ主人公の、独特な心理面の落ち着きが面白い作品だなと思った。展開の起伏が少ないため、ちょっと読む快感は少ないと思うが、主人公に危険を促した謎の人物の正体を想像したり、同じような能力を持つ男(こいつに下心が無いように見えるのが、また不思議)の存在が、主人公の未来に少なからず影響を与えているのが垣間見えるシーンなど、読めるシーンは幾つか分布されていると思う。ただ、そこまで進むための序盤が非常にまどろっこしい造りなので、それをクリアしなければ最期まで読むのは難しい。個人的に、本編で触れられた「能力の使用による5秒間の時間の軸ズレが反発しておこる事件」に関しては、もう少し緊迫したリアリティのある惨劇の描写が欲しかったところだが、これは個人の好みか。とにかく謎の人物の長台詞の解釈とその後の描写は、読者が読者なりの見解を考えることが面白いのではないだろうか。時間の軸が戻ろうとする力が、現実にどう関係しているのか、もしくはもうすでに軸は戻ろうとしていて、主人公と同じような能力を持つ男が存在するようになったのか?男の探究心ではないが、そういう部分で好奇心をそそられる作品だった。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 ジャンルがSFだったら異質な作品になってた。



バトルマン ジャンル コメディー 作:生時(レジェンド)

:あらすじ
悪を許さない少年が、ヒーローに・・・

:感想
なんか、小ネタの集合体みたいなコメディーだ。一発ギャグとまではいかないが、場面を想像すると、コントのようで笑えると思う。短い割には楽しめる内容だし、理屈じゃなくて、感覚で楽しめる作品だと思う。あんまりネタバレするのもあれだが、変身ヒーローの変身中は悪党は待つという暗黙のルールを破るというネタは、誰にもやりつくされているのだが、こういうジャンルだと鉄板な話だなと思う。レンタル返し忘れたなんて呟くヒーローなんかも珍しいしね。ただ、このヒーローの能力がどの程度のものなのか、気になった。

:読める判定 お手軽 :好き嫌い判定 一発ギャグが読み手に伝わるかどうか



東京行の新幹線で ジャンル その他 作:中部 航

:あらすじ
出張の新幹線の中。子連れの母親がサラリーマンに暴言を吐かれていたのを助けると・・・サラリーマンのささやかな体験談小説です。

:感想
新幹線の中で出くわした、サラリーマンの美味しい体験。といったら失礼かもしれないが、最期に席変わった兄ちゃんからすれば、モラルある紳士もヘッタクレもない男に見えちゃうかもなって作品。こういう経験談みたいなスタイルは、刺激という刺激は無いんだけど、なぜかリラックスして読めてしまう不思議さがある。突き詰めない旅情の雰囲気っていうのかな、こういうのもkirekoは好きだ。内容は、ある意味今日あった事を語るような日記的でブログ的なものといえばいいんだろうか。ふとしたアクシデントで行きずりの女性にバストタッチしたり、他人の眼を気にせず母親が授乳したり、しまいには寝てしまって美味しい思いを……と、絶対作者は、おっぱいフェチであると断言d(強制終了されました)。というわけで、新幹線の中で、ありそうに思えない話ではあるんだが、とにかく気軽で読みやすいところは良いなと思う。

:読める判定 気軽に読める :好き嫌い判定 肩の凝らない話だ


==========終了===========

>\(^o^)/
どんどん心が年老いている気がする。
いかん、まだまだ若いみそらで心が老いるとはなんたる腐れ具合だ。
俺はこのままではおわらんぞ!

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占いの話

2008年09月28日 03時21分31秒 | 末路話
ラジオ風味に録音した自分たちのスカイプを聞いてテンションが@kirekoです。

>FE占い

http://uranai.am/12878/

コマンダーのところに置いてあったので、やってみることに。

kirekoさんは、フォルカタイプです。

フォルカタイプのあなたは、とても真面目なタイプです。責任感が強く一度信頼されるとそれを裏切らないよう全力を尽くします。マイペースでうち解けるまでに時間がかかりますが、あなたを信頼している人は多いはずです。頑固なところがあり、うまく立ち回っている人のことを心の底では羨んでいます。体は硬いです。

kirekoさんのラッキーアイテム:

精霊の粉


というわけで誰?って感じなんだけど。
信用を裏切らないとか、うまく立ち回る人をうらやむとか
全体的に当たってる気がするわ。

とりあえずこいつは、自分の未プレイ作品である暁の女神に出てきた奴で、攻略サイト曰くこういう奴らしい。



金で雇われて仕事をする暗殺者。
その正体を知る者は少なく、
【火消し】という通り名だけが暗闇の世界で知られている。


( ゜д゜ )殺し屋っすか。
( ゜д゜ )たしかに何人かの心を殺しかねない感想を言ってたりしますが。


>ビアスカイプ

イベントの打ち上げ会ということで、22時以降から飲みスカイプ会でもやろうと思ってます。
参加したい方は気軽にどうぞ。
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溜まっているようで溜まっていない

2008年09月28日 01時11分46秒 | 拍手レスとか
WEB拍手を素っ気無くしたら拍手の数が減るっていう貴様等ーッ!@kirekoです。


>ほぼ個人への拍手レス

2:20 先日心理テスト④の診断結果を戴いた「不等辺四角形がカオス」の者ですw
解答一覧、非常にありがたくブクマさせて戴きました。
テスト④の相方の解答が、自分と全く同じで泣き笑いしました。>Wカオス


( ゜д゜ )心理テストは手間がかかるの多いですから、
( ゜д゜ )ああいう一問一答の奴があるとついついやってしまいます。
( ゜д゜ )て
( ゜д゜ )そろってカオスとか、まさにお似合いの人たちだということですな。
( ゜д゜ )くくく、羨ましい。

23:38 感想有難うございました。m(_ _)m 自分でも再読してみてなる程、と唸りました。うーん、やっぱり1万文字以内で書く、というのはまだまだ自分にはスキルが足りず、難しいものだなぁ、と再認識。ラストは2種類あったのですが、やはりこっちは失敗だったか、と(苦笑)。今どきの子はこの位打算が働くかな、その方がリアリティがあるかな、と思ったのですが綺麗過ぎたか。(; ̄ー ̄A 先日のBL談義での皆さんのコメントは、それ自体以外の意味合いでも、大変心理について勉強になりました。男女の受け止め方の感覚の違い、とか。その上で自分の作品を再読すると、やはりまだまだ女が書いた男の子、という感じでちょっとリアリティがありませんね。今後も精進していこうと思います。最後の作品に、kirekoさんからの感想を戴けて、本当に嬉しゅうございました。「次」を考えることの出来る感想を本当に有難うございました。m(_ _)m

BL談義は、kirekoにとっても面白……じゃなかった
人それぞれ抱くものが違っていて、自分の知らない未知の世界からなにやらから、お知恵を拝借するような感じで良い考察が出てて、個人的に参考にな……面白かったと思いますわ( ゜д゜ )

作品について。
焦りとか、衝動的な部位とかリアリティが無いとかじゃないんですが、
やっぱり自分の思いをストレートに感想で伝えたいがため、
なんとなく厳しめに読みました。
「毛嫌いせずに読めた恋愛だった」というのが伝えたかったんですが
なにやら厳しい部分だけ拾ってくれたようで、なんだか申し訳ない。
そっちでも記入しましたが、ここでも言っておきたいのは
序盤のノロノロさに比べて、終盤の展開は面白いってことです。
爽やかで綺麗な展開や、焦らして発起する男の子は嫌いじゃないんですよ。
嫌いじゃないんですが、そのぶん目も光るという奴です。

9:27 歩調、感想にpick upして下さりありがとうございました。朝から号泣です。(´;ω;`)

今日の今日だけど、アレは想像すればするほど涙腺に来ますね。
彼らのその後が気になっただけに、なんだかやりきれない感じがしますわ。

オフレコの部位について

はて……?そんなに○をつけたかのう?
どちらかというと△のが多かったような…!?
基本的に面白いと思った部分は、ガンガン強調して言うんで、
そういう風に感じたのかもしれませんね。
×もあれば、△もあれば、○もある。
自分は○の部分を良く感想で言う人だと思います。

まあでも、なんでもそうなんだと思うんですが
面白いから面白いという感想に○×とか、そういう理由は必要ないと思うんですよ。
自分みたいに長々考察してみたり、こねくり回した屁理屈言ってみたりするのは
本来、純粋な感想の意味から離れているような気もします。
ここで紹介する全ての作品の内容だって、
総じて○や×で表れるわけじゃないし、むしろ言うならば△のが多いです。
毎日自分の中での×と△と○の境目を、どう感想で伝えるか
悩んでるっていう一面もあるんで、全ての作品に完璧なものが無いのと同じで
一概に全て○っていうのは無いと思います。
95点はあっても、100点は無いってやつです。(たまに200点がありますが)
まあそういうこともあるんで、オフレコさんだけではなく
ここで紹介された他の皆さんにも言いたいんですが、
kirekoの感想を一応の目処にすることはあっても
kirekoの感想で自分を卑下することだけは、やめてほしいなと
思うばかりでございます。

長々と関係ない話をしてしまいましたが、
タイムリミット的な話にレス。
9月中で読めなくなるとあっては、感想日付を進めにゃならん。
正直な事を言うと、そういう意識もありました。
だから決して自意識過剰じゃないです。
むしろ自意識過剰=kirekoの思ってるところ
ぐらいに受け止めてくれれば幸いです。
長々と書きましたが、本当におつかれさまでした。
また何処かで会いましょう。
というか、何処かでやってるなら教えて欲しいぐらいだぜ!


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ぶぺらに9月17日

2008年09月27日 03時16分45秒 | 小説の感想と批評
kirekoは感想に、己の運命を占う@kirekoです。

>今日の感想と批評

( ゜д゜ )ふふふ。
( ゜д゜ )はーっはっはー!(言うネタが無くなった)

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

歩調 ジャンル 文学 作:石子

:あらすじ
長年連れ添ってきた妻を、俺は殺すことにした。

:感想
あらすじは刺激的だが、内容はとても感動的な話。いわゆる老夫婦の片方が認知症にかかって、介護に漠然と不安を感じる夫が、自分が朽ち逝く前に伴侶を殺そうとするという、ちょっと現代的な作品。最初に言っておくが、kirekoはこういう作品も好きだ。老人介護の問題や、主人公である夫の精神的不安の描写は、過不足無くリアリティーがあるし、おそらく自分もその歳になって、同じような境遇に晒されたらと考えると、胸に迫るものがあった。今作品のキーパーツとして出てくる時計の描写が、個人的に好きだ。同じ時間を歩み、同じ時を刻み、朽ちていく老夫婦の二人の思い出の品であった時計。それが、夫が決意した「伴侶を殺す」という意思を止め、またこれからまだまだ続くであろう「不安」に立ち向かわせる。こういう描写が時計一つで出来るのは、とても羨ましい。最期の主人公のモノローグと、過去元気であった頃の妻が時計を買った本当の理由を知ると、思わず涙腺にクるものがある。秀作!

:読める判定 読める :好き嫌い判定 ジャンルはある意味恋愛



生まれる前は― ジャンル ファンタジー 作:刻成正治

:あらすじ
生きるということはつらいということ。それを考えるが、実際は生きる前の方が―

:感想
こりゃファンタジーというより自戒の文かな。この世に生まれる事が幸せであり、生きると言うことを辛いというのは贅沢だ。みたいな論法は、とても浮ついた聖人のように偽善的だし、リアルな人間哲学を突き詰めるkirekoとしては余り共感できるところは無かった。と、いうよりも「生きる」という事に関しての考察が殆どされてないのが、個人的に不満だ。孤独と一口で言うのは簡単だが、作者の抱く孤独は我々読者の孤独ではないし、それがどのような孤独であるかを文章中からは察せれない。こういう題材をあげるなら、「辛い」「不幸である」と自称する自らの境遇なりを話して、不幸自慢以上に「生きることは辛い」という事を演出したほうが良かったんじゃないだろうか。そういう部分を軽んじて、ただ漠然と辛いと言ったって、伝わる物は殆ど無いと言えるだろう。徳川家康の言葉で「人生とは重い荷物を背負って山道を行くようなもんだ」みたいなのが残ってると思うが、これは人間一人として人生を辛く生きた人の言葉だから伝わるのであって、苦労もせずに育った他の人がこれを言ったところで説得力は無い。そういう説得力が、この作品には足りなかったのではないだろうか。

:読める判定 ―より「」のが良いんじゃ。 :好き嫌い判定 もっと生きる事に関して考察をすべし



大歩道橋の片隅で ジャンル 恋愛 作:藤夜 要

:あらすじ
天王寺駅前の大歩道橋。美沙絵はそこで広志を待つのを許されなくなった。堪り兼ねた美沙絵は、広志に宣戦布告をする為飛び出した。――ぶきっちょなべっぴん少女と冴えない男の不器用でベタベタなラブ・ストーリー、第二弾。

:感想
基本的にストーリーに引っ張りのある続編物はやっぱり1話から読むべきだと思うのだが、本人から依頼があったので今作品から読んでみた。簡潔に言うと、直情的な関西肌の女性が、付き合っている煮え切らない彼氏の行動に色んな誤解や暗中模索をしつつ、友人達の協力もあり、やがて二人は打ち解けてゴールインの算段を踏むという作品。いわゆる一人称物なんだが、方言色の強さがバリバリで、しかも全ての語調に情感が篭りすぎている(ある意味ケータイ小説のような匂いさえする)関西弁なので、読む人によっては読みにくいかもしれない。あと誤字なのか方言の特徴なのかわからない部位があって、ちょっと読む時に詰まったりした。前に京言葉をふんだんに使った作品を紹介したことがあるが、その時も同じような感想を言った気がする。と、問題点があるとすればこれぐらいか。基本的に主人公のキャラクターは直情的で暴力的で、勢いがあって面白いと感じた。メールでしか応答できなかった互いへのにじり寄れない心理的間合い、それを見越した友人の手回しや、彼氏彼女が抱いていた二年間の誤解の氷塊が溶けるシーンなど、ベタベタとまではいかないが、ヒステリーみたいな序盤の主人公の語り口と比べると、後半の展開は恋愛作品としての面白さがあると思う。でもkirekoが一番押したいのは、主人公のキャラクター性。学食のテーブルへこましたり、80万のドレス破いたり(これ後々の布石じゃね?)、歩道橋の上で誤解の解けた彼氏にいきなり馬乗りになって唇奪って、その理由が「発情した」とか、また誤解を招きそうな台詞を言っちゃう、馬鹿みたいに直情的な女性の描写が好きな人にはたまらない作品だろうと思う。ただ、前述の問題点が気になる人や、趣味に合わない人も多いと同時に思う。
どうでもいい話なのだが、自分の読むものが偏っているのか、恋愛物で素直に面白いと感じるのは付き合う手前の告白シーンまでだと思っていたが、この作品を読んで、付き合っている時の両者の苛立ちも面白いものだなと感じた。それがベタなのかどうかは置いておいて、いい刺激になった気がする。

:読める判定 関西弁が気になる人はオススメできない :好き嫌い判定 馬鹿は嫌いだが、直情的なのは嫌いじゃない。



一日の恋 ジャンル 恋愛 作:元爺

:あらすじ
一日だけの恋の物語。出会ったあの子に一目惚れして、付き合いたいと思う男の物語

:感想
ひと夏の衝撃的な出会いと、夏の風物詩で培われる恋模様を描いた作品。この作品の面白いところは、ベタなシュチュエーションを羅列して「ちょっと心理描写が入ったら勢いがなくなるだろうな」と読者が思ってしまうことを一蹴してしまうような展開の速さだろう。ちょっと終盤の展開はご都合主義というか、作者の思うように二人の関係が上手くいきすぎな気もするが、とにかく、いちいち登場人物が抱く恋愛感情に止まったりしないのが、kirekoとしては好感がもてる一因だ。そこでちょっと思ったのだが、恋愛物なのに展開が速く、本文の勢いが止まらない、ようするに読むことが苦にならないというのは、実は大衆的な小説の中でも一番大事なことなのではないだろうか。kirekoもそうなのだが、よく恋愛を高尚なものだと位置づけして、長々と書き手が思う事を残らず書いてしまうことが多いが、それはもしかしたら、手軽に気軽に読めるという大衆要素からすれば、欠点なのかもしれない。

:読める判定 空行が気にならないなら :好き嫌い判定 展開が速い



2008-9ーうた(詩)RYU ジャンル 詩 作:RYU

:あらすじ
散々沢山の作者様に言いたい放題悪口を書いてきたのでこんどはコテンパンにたたかれるつもりで載せました。

:感想
コテンパンに叩かれるつもりで載せた。それをコテンパンに叩いたら、意図されたことをやるようで気に食わないってのが人間だが、それでも言いたいことがある。これ、詩とかじゃなくて、ただの文句じゃねえか。もう前みたいに赤デカフォントで「うるせー馬鹿」で済ませられりゃ一番大人と思うんだが、どうにも腑に落ちないので長くなる。というわけで、実はkirekoもこの作者に詩を批評をされた一人なのだが、なんというか批評された人の感情抜きでダメなものを作者が「わざ」と書いているとしか思えない。色んな詩について辛口であるということは、自分が思う何かがあって、それとは違うから言いたい、ということだろう。だから作者はまだまだ実力を隠していると思う。……それとも、文句を言うことは簡単だが、それを表現することは難しいって奴なのかな。どっちにしろ、この作品が見当違いであることは明確だ。駄作!読む価値無し!

:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 論理思考がニーチェ過ぎる



==========終わり============

>深夜に更新というのもオツですな

( ゜д゜ )ばかやろー!
( ゜д゜ )すきっ腹にコーヒーなんて入れるからこうなるんだよ!

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性犯罪者を強制的に去勢へ、ポーランドが刑法改正方針

2008年09月27日 01時16分27秒 | 末路話
こういうニュースにはすぐ飛びつく@kirekoです。

性犯罪者を強制的に去勢へ、ポーランドが刑法改正方針(読売新聞) - goo ニュース

 【ベルリン=中谷和義】ポーランド政府が性犯罪者を強制的に去勢する方針を打ち出した。

 同国東部の男(45)が自分の娘(21)に性関係を強要し、男児2人を生ませた事件がきっかけで、トゥスク首相は薬品投与による強制去勢を法制化すべく、刑法改正に向けた準備を司法省と保健省に指示した。

 子供を狙った性犯罪者の去勢は英国やドイツなどでも行われているが、精神治療や本人の同意が前提で、強制ではない。欧州連合(EU)内には「強制去勢は現代刑法になじまない」(クラウス・ヘンシュ欧州議会元議長)などと人権侵害の懸念が広がっている。

 しかし、ポーランドの有力紙ジェンニクの世論調査では国民の84%が賛成し、与野党の大半も支持する方針で、刑法改正はほぼ確実な情勢だ。



なんという宮計…!司馬遷……!
いやでも、個人的にこれは眼には眼を理論で好きだな。
アメリカなんかでは、後々まで性犯罪者の住所姓名居場所まで公開されて
地域住民が触れられる情報としてあるらしいし、
ある意味、刑法としたら一番適した刑かもね。
だって次やろうとしても「できない」っていうのがヤバイ。
市民レベルで起こる暴力犯罪に対して、暴力の手段を奪うことこそ、最良の政策だと思いまする。
そしてその内、宮計を受けた人は、趙高先生のように、よちよち歩きになるわけですね、わかります。
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改稿作業は疲れるな

2008年09月26日 02時16分19秒 | 末路話
やればやるほど昔が綺麗に見えてくるのが@kirekoです。

>改稿作業

長らく感想をやっていたので、意欲が殺がれていた(なんていうと誤解を招きそうだが)こともあり、短編とかそういうのばかりで自作品の更新が止まっていたのですが、とりあえず、そろそろ自作品の更新もやろうかと思ってます。

で、今何をやっているかというと改稿作業。
うーん、どれもこれも勢いでやってると間違いだらけで、今見ると惨憺たる代物なんですが、昔の自分を垣間見れて良いような気もします。
いわゆる黒歴史ノートの編纂みたいな奴です。
小説家になろうの作者ページにある修正システム(?)を使ってみたんですが、いつも文字小さめのワードパッドでやってるので、結構眼が疲れますね。
一応超能力物の序章を改稿して、直してみたんですが、すげー疲れました。
うーん、悪くは無いと思うんですが、ちょっと自分にはむいてないかも。

と、わけのわからんことを言ってるのもあれなので

http://chasoku.blog.shinobi.jp/Entry/407/

WIKIに乗る=辞典に載る=有名人みたいな構図だけど、
なんだか発想が逞しいと言うか面白いなぁ。

http://chasoku.blog.shinobi.jp/Entry/406/

Q、マリオはなぜ横から当たると死ぬのか。
A、ドットでは表せられない事をされているから。

そう考えるのが妥当というか、ハンマーブロスのハンマーとか
永遠に振り回されてる(だいたいあの動力何)ファイヤーバーとか
正直食らったら即死クラスだと思うんだが、マリオはキノコ食ってりゃ
縮むだけ。恐ろしい話とは思わんかね、と、そのへんどうなんだと思っちゃうな。
そういや、昨日あたりにあがってて、ここで紹介しようと思ってたんだけど
一応二次創作だから辞めといた、マリオカートのバトルゲームの短編見てふいた。
なぜかシリアスなのが、ヤバイぜぇ。
コメント (2)
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ざぶりざばり9月16日

2008年09月25日 10時25分24秒 | 小説の感想と批評
敢えて火中の栗を拾うか@kirekoです。

>今日の感想と批評

( ゜д゜ )魚を焼くのに重要なのは遠火の近火…
( ゜д゜ )そんな加減わかるか!!

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

或る催眠術師の姦計について ジャンル 推理 作:M川

:あらすじ
俺は催眠術を利用して彼女を殺した。いや、殺してなどいない。彼女は自らの部屋で、自らの首をくくって、死んだのだから。

:感想
久々の推理物。催眠術師である主人公が殺人(殺人幇助?)を起こし、警察では自殺という判断で終わったはずの事件であったが、彼の元に一人の探偵がやってきて…という、切れ者の探偵と主人公の心理戦を描く作品。推理物というのは、ジャンル的に嫌われているのか、余り「小説家になろう」内では読むことは少ない。だから、推理とは名ばかりのドラマだったり、おチャラけたコメディだったりするのが関の山だ。しかし、この作品はシリアスタッチであり、すでに起こった事件の『トリックを解く』という推理物としての体裁を保っている事は評価できるところだろう。ただ、最初に主人公が犯人だとバレてしまっていて、なおかつ催眠術師であるというヒントがあるため、トリック云々よりも探りを入れる探偵との心理戦が旨味だと思われる。でも、なぜだか文章に旨味がない。ソレはなぜかというと、文章の合間に空気を入れる余裕が無いのだ。例えば本文中で探偵と主人公が、喋りっぱなしってのはどうなんだ。探偵が帽子一つ動かすでも、主人公が煙草一本くわえるだけでも、文章に隙間は生まれる。これは、言うならば遠泳で言うところの息継ぎだ。たぶん一人称のせいもあるのだろうが、ずっと場面が変わらないことも加味して、推理物に良くある登場人物たちの心理様相が場面によって変わるような展開も、終盤以外殆ど見えず、とにかく何かに切羽詰るような一直線な書き方は、息苦しくてたまらない。というより、実際読んだkirekoからしたら、これは窒息死に値する。これには、おそらく主人公と探偵の語調、そのキャラクター性が余りにも似通っている(差異が少ない)ため、心理面云々よりも、仕草、動きの描写など人物の表面的な面白さに欠け、続けて読むと気だるく感じてしまうからだと思う。このままでは、それこそ催眠術で強制的に眠くさせられているような感じも受けてしまう。kirekoの抱く推理物の醍醐味というのは、トリックを暴くことのほかに、心理面の揺さぶりをかけられて、犯人あるいは問題を暴く側が焦ったり右往左往したりするのが、良いんだと思う。
どうでもいい話だが、テレビドラマ相棒で、同じように催眠術で自殺に見せかけて殺すという話があった。なんだかその話と似通った感じを受けてしまったのも、もしかしたら面白く感じなかった点なのかもしれない。

:読める判定 眠くなる :好き嫌い判定 すっきりしゃっきりしてくれることを願う



古本屋 ジャンル ホラー 作:klon

:あらすじ
いわくつきの本を偶然に見つけてしまった……

:感想
オカルトファンには有名な、ヤバそうな本を立ち読みしてしまった主人公と、その友人のA氏が巻き込まれたオカルトホラー。まず最初に言っておきたいのは、最近の回りくどかったり、酷く稚拙だったりする騙し討ちのようなホラーと比べて、純正のホラーだと思わせる書き方には、とても好感がもてた。誤字もあり、音が切れる表現をローマ字で表したりと、文章校正的には決して褒められる出来ではないが、内容がとても背筋をゾクッとさせてくれる。とにかく『何処でもありそうな良くある話』というのが、キーポイントであり、リアルさを追求するkirekoが好きなところだ。読者の共感を沸かせ、なおかつオカルティックな謎(ある意味推理物のような雰囲気さえある)が渾然一体となっている作風は、正直言って感心に値するものだった。昔、kirekoも古書店めぐりをしていた時に、こういうヤバそうな本を見つけて手に取る時があったのだが、この作品を読んだ後に思い出せばアレも相当勇気有る行動だった気がする。オカルト的な存在は信じていないが、どうも謎めいていて精神的に不安にはなる。この作品で一番怖いのはやはり、そんな霊的なものを匂わせながら、主人公とともに本を読んだAの末路だろう。謎を残すAの容態と、それに苦労するような家族の様相の変化は、オカルトなホラーとしての完成度の高さを表している気がする。個人的には秀作!

:読める判定 校正的に気になる点はあり :好き嫌い判定 オカルトホラーとはこういうの



昨日、夕日の公園で ジャンル ホラー 作:榊 渉

:あらすじ
昔は良く遊んだ公園。でも、年を重ねていくうちにその存在は忘れ去られて行く。そんな公園に再び足を踏み入れたとき、その公園は取り壊しが決定した。そのとき私は……。

:感想
謎だ。察しようとすればするほど、とにかく謎な話だ。主人公は幼い頃、それが何なのかわからなかったのか、弱っていた生きているカラスを砂場に埋めた。そして年月がたった今、公園が潰される間際に、彼は公園で遊んだ。そしてブランコが解体される日に、公園の近くで物思いに浸りながら倒れる…といった風なのだが、これが何故ホラーなのかがわからない。一応作者の言い分としてはテスト投稿という事なのだが、一応ジャンルホラーとなっているので、kirekoの中で解析し、ホラーと思える成分を抽出すると、本編で主人公が最期に語る「忘れてしまうという不安」が怖いと言う意味なのか、それとも幼き頃「カラスを生き埋めにした事実」が怖いのか、どちらにせよ、本当に謎が多い話だった。読めるかどうかは置いといて、謎ばかりの書き方が後味を悪くする。

:読める判定 うーん? :好き嫌い判定 謎すぎる。



宴は楽しく。 ジャンル コメディー 作:た~

:あらすじ
こーいうノリの宴会は、みてると楽しい。書いてても案外楽しかったので、読んでてもそこそこ楽しいかもしれません。

:感想
呑めや謡えの宴の話。これは誰々のアレで、これはどれどれのどうだとか、そういう野暮で無粋なことは考えず、とにかく楽しさを強調している作品なので、あえて感想も野暮で無粋な事は言わないことにする。なんというか、漫画めぞん一刻の五代君を巻き込んだ四谷さんとか周囲の奴等と話をしてたら、いつの間にか宴会が始まっていたみたいなノリは嫌いじゃない。この小説で面白かったところは、とにかく出てくる奴の設定が何ら脈絡が無いというか、年齢二桁未満から三桁までの有象無象という表現が面白かった。ただ、それを実際本文の中で描写できているかと言うと余り出来てない気もするが、そういうのは野暮だねっ。

:読める判定 読める読めないは野暮 :好き嫌い判定 楽しめと言われれば楽しむのも人間



まあいいや ジャンル その他 作:出口 常葉

:あらすじ
適当に生きている適当な大学生の適当な話

:感想
自堕落な大学生のある日を描いた作品。うーん、実体験なのか、この危機感の無さといい、書き方の適当さといい、とっても自堕落だ。「本場の博多明太子に焼酎なんて贅沢な大学生だ」なんて思ってたりすると、アルコールで酔いながらも、錯乱した記憶の中で「もしかしたら自分達は死んでるんじゃいか」と主人公たちが冗談めいて言うところなんかは、ちょこっとホラーに感じたし、意外と読者側の想像力を揺さぶられる。ただ、そこは自堕落な大学生の日常を描いた作品なので、何処を探しても答えなど無いし、本文中に絶対と言える確証など無い。この適当さが好きな人は、読めるかもしれない。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 適当な内容が好きな人は


============終わり================


>流石に眠い

( ゜д゜ )不眠不休というのは、ある意味拷問だが
( ゜д゜ )乗り越えた先に快感があると信じることも出来る
( ゜д゜ )その確証は無いがな…!

■素っ気無くなったWEB拍手(何か一言あったらどうぞ)


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パトラッシュ僕はもう9月15日

2008年09月25日 02時35分46秒 | 小説の感想と批評
だがkirekoの運命を変えたのは、感想と呼ばれた、あの物体@kirekoです。

>今日の感想と批評

( ゜д゜ )終わらない夏休みの宿題を片付けるように
( ゜д゜ )感想を連続更新するが、さだめ。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

音と自分 ジャンル ファンタジー 作:刻成正治

:あらすじ
音が常にある世界。世界とは音だ。無数の音が存在する世界。さあ、素敵な音を探しに行こう。

:感想
たしかにファンタジーだと思える作品。
と言うのは、いわゆるこういう一人語りで妄想を他人に語りかけるような、かなり読者の想像に任せる部類の書き方は、一息に感想を言うにしても難しい。kirekoにとっては、主人公が「実際居たら相当電波な奴だな」と思うだけで、作者としたら音に関する重要性なんかも、きっと説いて行きたいんだろうが、この作品だけを見るに、それ以上の広がりはないと思った。しかしこれは、読み手の妄想力や想像力に訴える「想像してください」系の話であるからして、感じ方は千差万別だと思う。ただ、就寝前など落ち着いた状態で暗がりの中、眼を閉じると、異質的な無音の世界だからだろうか、細かに聞こえる音にも敏感になり、その音が何なのか想像力が研ぎ澄まされているという感覚は、実体験で何度かある。無音というのは、意外と創作作業(ネタのひねり出し)に向いている環境なのかもしれない。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 想像してください。



泥酔クイズ王決定戦 ジャンル コメディー 作:○

:あらすじ
酔っぱらい達の祝宴が始まる。もうどうしようもない。

:感想
ハチャメチャだけど笑える。
完全に小説じゃないけど、なんかネタ性というか独特の勢いがあって俺は好き。

:読める判定 いいか!絶対真顔で読むな! :好き嫌い判定 勢いがある



爆撃機の気持ち  ジャンル 詩 作:黒鉄大和

:あらすじ
爆撃機。それは破壊しかもたらさない死の飛行機。戦争という悲惨な中でも最も最悪な悲劇を作らなくてはいけない飛行機。それが爆撃機。爆弾を雨のように降らす爆撃機は、まさに兵器そのものであった。でもその子の気持ちは一体どんなものだったのだろう?黒鉄大和が初めて挑む詩っぽい作品です。

:感想
爆撃機の気持ちになって書くという意欲的な作品。うーん、意欲的といっても、これじゃ爆撃機カワイソスっていう一本道なだけで、結局他の部分にスポットを当てられてないのが、何だか残念だ。時代遅れの爆撃機がたどる変遷もいいが、何だかそういうのは、kireko的に聞いてもいないのに他人の不幸話を聞かされているようで、なんだか不満だった。まあそういう愚痴みたいなところが表現したかったのかもしれないが、もう少し読者が読んで楽しいと思えるエンタメ性を出して欲しいと個人的には感じた。なんというか、安易な物の擬人化を安易なキャラクター像で作り上げておいて、展開が面白いかと思えばそうでもないし、繰り返しいらん描写ばっか出てきて、はっきりいって読んでて面白くない(もっとはっきり言うとムカつく)んだよね。爆撃機の人情なんて掲げたネタは面白いと思っただけに残念。

:読める判定 うーん :好き嫌い判定 嫌いだな。



お医者さんごっこ ジャンル その他 作:赤いリンゴ

:あらすじ
エロエロです。とりあえず15禁になってますけど。

:感想
15歳未満読むの禁止だからな!いいか!絶対だぞ!
あと台本形式で小説じゃないから、とんでもなく面白くないぞ!ってかそういうレベルじゃないぞ!いいか!絶対読むなよ!絶対だぞ!
( ゜д゜ )正直、ノーコメントにしたいぐらいだわ。

:読める判定 し、死んでる :好き嫌い判定 お馬鹿ジャンルだとしても、何を考えているのか……



も死無 ジャンル 文学 作:野脇幸菜

:あらすじ
死んでしまった80歳のご老人。天寿を全うしたと喜んでいたが・・・。

:感想
死後、自分の肉体と別れた主人公の魂が、自分の体が無くなるまでの時間を周囲の人間たちの動向を探りながら覗くという、なかなか興味深い話。基本的に小説的というか、盛り上げようとする起伏は無いし、話の筋として読者が感じるところは、おそらくそんなに無いと思う。ただ、kirekoが思ったのは、この小説の中で、子ども達に恵まれ、迷惑をかけずに死ねたと満足に思う主人公が、遺族に遺言を残したのに、それが達成されていないことに憤り儚む瞬間の描写、その文章から感じるリアリティが何か面白かった。先に逝ってしまった自分の夫の葬儀には、自分が思い入れた通りの葬儀が行えたからこそ、自分達の信頼していた子どもから裏切られるようなお粗末で程遠い葬儀、この現実は本人にとって、親子云々差し引いても、とても辛い内容なのではないかと思った。しかし、主人公はもう死んでしまっているし、現実に自分達の遺産をどうこうするのは、信頼していた子ども達であり、親族である。そう、この小説の旨味とは、ともすれば憤りを形にすることの出来ない主人公の無常感なのだ。同情してしまうというより、何だか最期の一文が儚い感じがして、kireko個人としては良かったと思う。

:読める判定 手軽に読める :好き嫌い判定 儚くて寂しくて偽りがないのは好き


============終わり============

>当日分、読まれなかった人たちへ

( ゜д゜ )とりあえずWEB拍手かコメントで言ってくれれば読みますから
( ゜д゜ )もしkirekoに感想言って欲しかったら、存分に言ってください。
( ゜д゜ )自薦他薦は問いません。

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9月14日、間に合えーっ

2008年09月24日 23時43分12秒 | 小説の感想と批評
kirekoも巨大な不発弾。自爆、誘爆、御用心@kirekoです。

>今日の感想と批評

( ゜д゜ )読むのも人間、書くのも人間
( ゜д゜ )正解もあれば、間違いもある。
( ゜д゜ )書くことの完璧さなんて、人それぞれさーっ。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

幸せの白い傘 ジャンル 文学 作:後藤詩門

:あらすじ
男は白い傘を手にした時……最高の幸せも手に入れたのである。

:感想
人生を少し小ズルく生きる男が、駅構内で見つけた白い傘でトントン拍子に幸せになる。幸せの絶頂の中で、彼は気付く、ある事に…といった作品。というわけで感想に入っていこう。相変わらず読ませてくれる構成と質感を持つ描写、オチの捻りに持っていく雰囲気は好きだ。今回の旨味は、前半のご都合主義とも思えた主人公の幸せぶりが、逆に後半の笑顔と医者と看護婦の白けた台詞への苦々しい演出になっていて、個人的には面白いと感じた。ただ展開が、いつもと違ってすこぶるドライというか、オチに向かって一直線に進んでしまうため、読むには手軽であるが、やはりそれは一般読者が好む面白さとは別物なのかもしれない。作者お得意の読者を驚かせる「もう一ひねりのオチ」が無いので、作者の作品を常読して感覚の麻痺している人には、もしかしたら面白くないかもしれない、

:読める判定 手軽に読める :好き嫌い判定 まだまだ実力を隠しているな(コズモ)



Snow Of The Destiny ジャンル 恋愛 作:BLOOD

:あらすじ
これは大切な恋人を事故で亡くしてしまった男の不思議(?)な物語です。ある雪の日、元彼女のお墓参りに行く途中に、彼に運命の出会いが待ち受けています。これは運命のイタズラってやつなのでしょうか?

:感想
昔亡くした大切なものに似ている女性と出会った主人公が、あの手この手で口説く話(嘘)。というわけで感想に入っていこう。最初に言っておくが、いわゆる恋愛の駆け引きとかそういうのは無い。独りよがりな一人称で続く文のために、不快に思う人も居るかもしれないので、そういう人は即バックだ。文章の表記ルールに基づくものは一つもないし、台詞中に改行があったりと、なかなか読み手を選ぶ作品になっているが、超キザな台詞を吐く主人公の心が判りやすく簡単で伝わりやすいので、その辺を評価したい。とても個人的な話なのだが、最初この作品はオカルトものかと思った。初対面の女の姿と、いきなり抱きしめるとか、そういう人間の論理を超えた行動が怪しすぎて、「あ、これ絶対雪女が男を誘って魂喰う奴だ」とか勝手に想像してしまった。もしかしたらナルシーキザな思考と台詞を放つ主人公が、そうなって欲しいとkirekoが思ってしまったからかもしれない。

:読める判定 読める工夫は一切ない :好き嫌い判定 恋…愛…?



はな水のせいで~1997~&~2008~ ジャンル 詩 作:灯宮義流

:あらすじ
十年ほど前、僕ははな水に苦しめられた。そして今も、私は鼻水に苦しめられているのだ。

:感想
鼻水に長年苦しめられたという話。詩はよくわからないってのが正直な話なんだが、今作品の一応の旨味は「大人になった時の鼻水に対するイチャモンめいた文句」だろうか。そこがちょっと面白いと感じたりしたが、取り上げる題材的にはどうなの?って感じがした。作者の感じる鼻水に対する不条理な憎しみを面白いと思える人にはオススメか。

:読める判定 過去の自分の文集は黒歴史 :好き嫌い判定 旨味はあるが味が薄い



JUNKMETAL ~一期一会~ ジャンル ファンフィクション(原作名:JUNKMETAL) 作:ブレイブペンギン

:あらすじ
スクウェア・エニックスが過去に提供した「JUNKMETAL」という「マイナー」ネットワークゲームの二次創作モノ。近未来、資源を求めて立案された宇宙移民計画。その中の資源開拓惑星「アルター8」には『グール』と呼ばれる『人類の天敵』が存在していた。政府の介在しないことをいいことに利権を求めて武力衝突する二つの企業。戦い続けるJUNKと呼ばれる人型兵器を操る傭兵達。「抗争・裏切り、全てはJUNKMETALの世界では正義となる。」「鉛球で語り合え。」過激でカオスでどこか悲しいこの世界観が一人の孤独な傭兵の視点から綴られる。

:感想
前にも紹介したと思うが、基本的にはFF(二次創作物)の感想はご法度なkirekoが、その禁を破って感想をする理由は二つある。それは、メカアクションだという事と、身内がやっていたゲームだからという事だ。というわけで感想に入っていこう。とりあえず言っておきたいのは、全編通して男の子向きだ。こういう雰囲気の小説は長らく読んでなかったので、個人的には新鮮に感じる。本編を軽く説明すると、戦闘ロボット企業が第三惑星に介入し、その二大勢力間の渦中に凄腕の主人公は一匹狼の期間限定の第三勢力的な傭兵として、JUNKに乗って日々戦うというものなのだが、初めて出会った同業者、人類の天敵、二大勢力のぶつかり合い、スピード感溢れる怒涛のメカアクション、そして戦場で再び出会うアイツ……など、とにかく展開と演出が熱く、判りやすくて良い。ゲーム自体はやったことないのだが、作品を読んでいてkirekoが面白いと思ったのは、傭兵に誘われる時に主人公が無言でマシンガンを撃つシーン。せっかく安定したスペースを紹介してくれているのに、そりゃねえぜって感じる相手方の意見もわかるが、荒廃した世界観を表す描写としてはピカイチだと思った。その後の相手方の「いざとなったら誤射で」という台詞演出もJUNK乗りという荒くれの存在を説明するのに一役買っていると言えるだろう。同僚との再会と最期のシーンはありがちだが、何だか読んで苦にするところは無かった。おそらくkirekoが好きだからだろう。とにかく、読める読めないは別として、男の子向けの熱い話だった。そういうのが好きな人は一読あれ。

:読める判定 読ませ方が熱い :好き嫌い判定 演出が熱い



爪楊枝が必要 ジャンル SF 作:近藤義一

:あらすじ
新規採用兵器が、運用方法の確認として、軍事演習に参加することになった。しかし、新しいものにはそれなりにリスクが伴う。空想科学祭参加作品。

:感想
最後の最後にしてやられた!といった作品。前に紹介したSF企画の投稿作品らしいのだが、スケールのでかいSFというよりも、どちらかというとリアル路線のサイエンスフィクション(コメディー)だ。内容は色んな新兵器の演習に立ち会ってきた主人公の話なのだが、序盤は一般読者にはオススメできないような理屈が並んでいて、脳で理解しようとすると少しクドいと感じる人も居るかもしれない。そういう人に言っておきたいのは、実はこれ、並べられた理屈に隠されたジョークを楽しむ作品だということだ。一読するには厄介な兵器事情を相当難解に捏ねているように見えるが、実際はそんなことは全てブラフで、全てオチ(こりゃボヤきとか、愚痴とも言うな)に引っ張りたいがために並べられた「焦らし」演出なのだ。こういう部分が面白いと思わないと、この作品を読むのは難しいかもしれない。個人的には最期の「たこやき」も好きだったのだが、その前の反重力戦闘機が滑走路に落ちて、その後の文章中の小細工で爆笑してしまった。「本番じゃなくて演習でよかったね(^^;」で済めば良いってのはわかるが、こういうヘンテコな解釈は個人的に好きだ。一見すると難しそうでクドそうな語り方に見えるが、前述した通り、全ての理屈を難しく考えずにコメディーとして読むことが大事だとkirekoは思う。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 ジワジワくる


============終わり==============

>技術じゃない、感覚なんだ

( ゜д゜ )小説はある程度技術も必要だと思うけど
( ゜д゜ )基本的には感覚に訴えるものが簡単で面白いんだよな。
( ゜д゜ )大衆に好かれるのは小難しいのより、結局読みやすさなのかな。
( ゜д゜ )だから恋愛は書きやすいって奴か?うーんわからん。

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9月13日の感想から始めよう

2008年09月23日 21時39分38秒 | 小説の感想と批評
バトリング@kirekoです。

>今日の感想と批評

( ゜д゜ )雲散雲散。塩まき塩まき。
( ゜д゜ )嫌な事は、すぐ忘れるに限る。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

ドラマ「日本終了のお知らせ」最終話 ジャンル その他 作:にも

:あらすじ
あのメガネの人の有名なセリフだけを書きたいがだけのために五分で適当に考えた作品。※このお話はフィクションです。某人物・団体とは一切関係ありません。

:感想
明日にはその座を奪われるであろう、あの人をドラマ化という話。くだりは結構面白そうな雰囲気が漂っているのに、少しオチにドラマ的要素が足りなさ過ぎるようにも感じた。実際あの幕引きは意外なものがあったし、ドラマ性もあったのだから、そこを忠実に書いて皮肉るだけでなく、本家の引き際のように、もう少し意外性のあるエンターテイメントに仕上げて欲しかったなと思う。

:読める判定 読める :好き嫌い判定 安直な皮肉が好きな人は



花が纏う匂い 赤い蜜 ジャンル 恋愛 作:姉子

:あらすじ
*たいしたことはありませんが、多少残酷描写があります、お気をつけください*姉が連れてきたのは結婚を前提に付き合う真坂勝則。姉は完璧だった。それに比べて、いや比べられないほど何もない妹綾子。そんな彼女に勝則は「いつか大輪の花を咲かすだろう」と言う。そして彼女が咲くとき、二つの犠牲を払う。

:感想
聡明で美しい才色兼備な姉を持つ妹の劣等感が、次第に確執的な嫉妬に変わり、婚約を決めた姉とその相手の男性を…という作品。台詞後に数段も空ける意図的な改行、ところどころの脱字や、変な言い回しはあるものの、序盤で薄く描写された主人公の劣等感が嫉妬へと確実に変わり、不道徳な恋愛感情の目覚めから、事件が起こった時の感情の爆発は、少々過激ではあるがとても人間的であり、その後の破滅的な内容を見るに、作者曰くの「ダーク」な部分は読者に伝わっていると思う。kirekoが面白かっと思うのは、そんな激情的な主人公の様と姉の最期、そして序盤は普通だと思っていた姉の婚約者である男性の後半での様変わりしたようなキザ台詞っぷりが、なんだか読んでてキャラクターのギャップがあって、思わずシナリオはダーク路線なのに笑ってしまった。どちらかというと後半の描写は唐突で、主人公と同じ感情的なものが作者の筆を走らせているのか、構成的には褒められない点も見当たるが、それでもドラマ性は確かにあり、恋愛模様の一編だと思えば面白い作品だと感じた。

:読める判定 改行その他気になるところあり :好き嫌い判定 姉の自決の早さはヤバイ



霞の詩集7 ジャンル 詩 作:呪いのマリア

:あらすじ
今回は親友に向けて親友ってぃうのはなんなのだろぅ・・・

:感想
人間嫌いな人が書いた…ってもう説明する間に読み終わる作品だと思う。書き込みが足りないというか、寂しいから構ってくれという文章にしか感じられないんだが、まあこういうのも文化の一つと思えば、また一味違うってやつですかな。ところで文中に「ぅ」とかいう表記の小文字があるが、どうなんだ。俺は嫌なんだぜ。

どうでもいいけど最期の一言でスプラッターハウスのこのシーン浮かんだ。
ジェニファー「kill me please……」

:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 \(^o^)/



My High Powered Girls♪ ジャンル SF 作:allie

:あらすじ
綾香と葵は警察の犯人逮捕特別組織の団員だった。その組織とは、日本中の天才少女だけを集め、女だけで構成された、組織だった。っそして、今回の犯人は・・・

:感想
台詞主体でジェットコースターのように話がトントン進むので、読むのは辛くないと思うが、やはり改行や、台詞の中の作者独特の変な言い回しが気になる人は気になると思う。動きの描写は殆どないし、手慣れている事を表す表記も殆ど無い、ただ容姿がこうで天才的であって、唐突に起きる事件を唐突に解決するという話。終始思うのは練りこみが足りないというか、容姿や組織の設定はエンタメ性があって、ぶっ飛んでいて面白いのに、描写が圧倒的に不足していて読みきれないというのが残念。あ、でもオチは結構好きかなぁ。

:読める判定 改行、変な言い回し :好き嫌い判定 設定は良いけどな



比較される世界 ジャンル エッセイ 作:炎

:あらすじ
一人の高校生の、比較されることへの思い。

:感想
出来た兄への劣等感を感じる弟という、さっき読んだ話と似ているが、こちらのほうが幾分か爽やかさがある。比較されることを嫌って、不良という存在が蔓延る世界へと身を投じる主人公が、高校入試に失敗し、不良の溜まり場の中で思った事。なんだが最期の主人公の一文が、矛盾があって良いなと思ってしまった。成績や容姿など比較されることを嫌い、競争する世界から逃げ出した主人公が、力さえあれば何でも出来る世界の中で「兄と一緒にするな」と口にする。これは、彼が属している力さえあれば何でも出来る世界も実際は競争の世界にあり、実は主人公が知らず知らずの内に兄と同様の土俵に上がり、兄同様に認められたかったという気持ちも孕んでる、劣等感の叫びなのではないだろうかと推測した。基本的にこれは明言されてないし、kirekoの推測でしかないが、なんだかそう思うことによって主人公が少しいじらしく感じた。

:読める判定 読める。 :好き嫌い判定 感じ方次第


チャンスの女神 ジャンル 恋愛 作:藤夜 要

:あらすじ
初恋が実ったあの日から二年とちょっと。雅之の、綾乃に『言えないこと』が二人の間をぎくしゃくさせる。――高校生になった二人の、雅之視点の後日談。姉妹作品『チャンスの神様』(べた恋企画参加作品)の続編的読み切り短編です。

:感想
続き物らしい。前作を読んでいなくてもわかるという事だったので読んでみた。バスケの推薦入学で高校に通う主人公が、中学高校生活での紆余曲折の末、深い因縁のある『男みたいな』彼女との関係を、大学受験の手前に清算(すっきりさせよう)という恋愛話。最初に言っておくと、主人公の一人称で進むためか、煮え切らない感情の描写が強く出てしまって、読み手を選ぶ作品だと思う。初見の人でも読めるようにと、序盤であらかた設定の説明が工夫して描写されているが、個人的には、本文の勢いを殺すような詰め込みすぎの内容にも見える。実際、焦りの見える中盤までの話は、あくまで後半クライマックスに持っていくための蛇足のような感じがして、「文章の焦らし」と言えば聞こえは良いが、kirekoにとっては、主人公の感覚的に飲み込めない描写も幾つかあった。あと年齢相応、いわゆる等身大のキャラクターを演出するための、やや短絡的な感情表現や「orz」などで描写を表す文章表記などは気になった。その分といっては何だが、主人公の焦りに耐えかねて行為に及んでしまう部分は、とても面白く。主人公の動機を知った後だと、確かにしてしまうのではないかと思うぐらい、共感は出来た。そして、母親に蹴たぐりにされたあげく飯抜きになった主人公と人生の先輩との会話、クライマックスの彼女を誘い出すシーンや、誘い出した後でのブランコでのシーンの台詞や感情表現は、とてもドラマ仕立てで恋愛作品として面白いと感じた。ただ、前述のマイナスイメージが付き纏ってしまったためか、主人公の決意もなんだか綺麗すぎて人間ぽくないし、ほぼなし崩し的に二人が付き合っているようにも思えた。その辺のところは、読者の感じ方の違いだろうか。

:読める判定 設定を飲み込むまでが一苦労か :好き嫌い判定 後半は好きだな。



=============終了=================

>恋愛物が苦手というより

( ゜д゜ )他人にもロマンチストと呼ばれるように、おそらくkirekoは恋愛物が好きだ。
( ゜д゜ )だが、恋愛物は人間心理の揺れ動きが美味しいのに、
( ゜д゜ )短編では、それを勘違いしてる作品に出くわす事のほうが多い。
( ゜д゜ )どうしても表面的な感情に縛られ、感情の奥に見える人間欲みたいなのが
( ゜д゜ )描写されない事が多いのが不満だったりする。
( ゜д゜ )綺麗な恋愛を美化するのは大事だが、綺麗なままでは人間ではない。
( ゜д゜ )その辺が、たぶんkirekoが他人から恋愛物を嫌いだと思われる所以なんだろうなぁ。

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超過保護親とクレーマーの話

2008年09月23日 00時42分40秒 | 末路話
モンスターなんとかなんて言葉じゃなくて、ただの超過保護病だろ@kirekoです。

>昨今の理不尽な教育観念に関して。

【1都4県週刊知事】東京・石原慎太郎知事 理不尽要求を痛烈批判(産経新聞) - goo ニュース

 保護者や地域住民から理不尽な要求が繰り返され、学校単独では解決困難なケースが、都立高校の約15%で発生していることが判明した東京都。石原慎太郎知事は19日の定例記者会見で、「昔はありえなかった父母が増えてモンスターペアレントといわれながら理不尽な要求を突きつける。その代わりにその親たちが責任を果たしているかといったらしてないわけだ。そういうバカなことがまかり通る世の中って、どっか狂ってると思いますよ」と怒りをあらわにした。

 さらに、「昔は厳しい先生を感謝したもんだ。今じゃ逆なんだ。自分がしないしつけを先生がしてくれるのに、厳しくしつけたら『いじめ』ととる親がたくさんいる」と指摘。「その親そのものがくだらんね、曲がった教育で育てられてきたからこんなことになったんだよ」と痛烈に批判した。そのうえで「日本は(現在の)価値観を反省しないと、社会がもたなくなる」と警告を発した。

(産経新聞)

昔は今と違うんじゃないかとか、そういう観念の話はさておいて、
モンスターペアレントなんていうテレビ的な横文字で流行りだした、
子ども以上に自立しなければならない親の感覚について、
この考え方は間違ってないと感じるなぁ。

10年20年前、出来て当たり前の躾(給食費などの件もあるけど)が
施すべき保護者に出来ないから、教員が叱ってるのに、
なぜ躾を放棄した保護者が、理不尽な物言いをするのか理解に苦しむところだと思う。

現場を余り知らないから、こういうことを言っていいのかわからないが
都知事の言葉を借りれば、これは世の中の教育観念と倫理観が「狂ってる」としか言いようがない。

http://www.j-cast.com/2008/04/12018756.html

少し古いニュースだが、小中学校だけではなく、
もっと小さな子を預かる保育所のような場所からも、
こういう親が出ているという内容を知ると、少し呆れると言った感じだ。
自分も小さい頃、両親が忙しく保育所(保育園)で育った口なので、
よく、迎えが遅れて夜遅くまで預かってもらったこともあったし、
その都度、親から保育園に感謝の意があって当たり前だと思っていた。
そんな都合から見ると、余りにも注文が多すぎるのではないかと思う。

確かに昔から過保護な親というのはいたし、文句を言う親も少なからず居たと思う。
ただ、大多数の正常な親達を除く、今の親たち(案件に載せられた問題のある保護者たち)は、余りに世間的な「親として子を育てている」というプライド意識が先に出てしまい過ぎなのではないだろうか。
育てているというプライド意識というものは親として必要だと思うが、「私は悪くない、他が悪い」と一方的被害者意識に感じてしまう段階に行くには、実際に子どもに対して親としての義務を果たしているか、というのが一番気をつけなければならない問題だと思う。
子どもの躾以外の部分、いわゆる人間の子の親としてしなければならない必要な義務(最低限の教育費の捻出)やモラル(他人に迷惑をかけないという意識)の欠落を棚にあげて、なってない子どもに躾をしてくれた教育者に口出しするなどというのは、とても短絡的な思考であり、親として、人間として恥ずべき存在だとkirekoは思う。

>続いてクレーマーの話

最近は、親にしろ何にしろ特にその風潮が見えるのだが、
「消費者」として守られすぎてる事を武器に、反感的になりすぎる人が多すぎなのではないだろうか。
その理由が何故なのかは知らないが、万引きした子どもを守ってみたり、
中にはクレームを言うことで自分が優位で偉いと誇ってみたり、
良く調べもしないで、言われたことに反感を持って
荒々しく駆け込んで「がなり」たてたりする人が多すぎる気がする。

先日、自身がクレーマーとして体験した話なのだが、
店舗で買った電卓が故障していて÷のボタンが使えなかった。
その時、店舗で品物の確認をすれば良かった話なのだが、一応不良品なので
レシートと電卓をもって店舗に向かい、営業中忙しい中、交換させてもらった。
店側から一応の謝罪を受け取ると、自分は自分の業務に戻った。

これが普通のクレームの形態だとkirekoは思う。
確かに不良品を売ったのは店舗であるし、それに加味して時間裂いたのはkirekoだったわけだが、別に「商品を使用して体に害があったワケ」ではないし、商品に関してそれ以上の謝罪は求めないのが正常な思考なのではないだろうか。(それ以上謝罪を求めても、時間を無駄にするだけだと思ったからってのもある)

そういうことからしても、証拠も無いのにグチグチとクレームをいう人は、
おそらく時間が有り余っていて、人と話したい寂しい人なのではないかと
その時推測した。

一応のクレーマーの体裁としてあるのは、広まった情報文化によって過度に与えられた消費者意識の暴走が招いたものかもしれないが、個人的に思うのは、クレームを言う立場の人は、確たる理由と確たる証拠……それこそ裁判沙汰になっても勝訴できるような物証を掴んでから「がなり」たてるクレームを言ってほしいと思う。

自分が正しいと弁舌熱くなり、問題のある店舗に悪口雑言言うのはかまわないが、
その熱くなった分が間違いだったときのリスクを考えてクレームをつける、
そういう理知的な思考を持つ人が今現在少ないのかもしれない。

まあそういう人は、ちゃんとしたクレームをつきつけるが。

( ゜д゜ )!
( ゜д゜ )ファミリーレストランの勤務態度に関して事細かにクレームしてしまう、うちの姉貴のことですねわかります。


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コメント (2)
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