kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

終わる6月30日

2008年06月30日 17時24分49秒 | 小説の感想と批評
目蓋の重さに耐えながら@kirekoです。


>今日の感想と批評

( ゜д゜ )飲み会+カラオケは
( ゜д゜ )喉を潰すのにはもってこいだ。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

甘く砕けた ジャンル その他 作:testrip

:あらすじ
婚約した女性と、二ヶ月経ってようやくその人におめでとうを言えた女性のお話。あらすじでネタバレするのは私的クオリティ。一応、ガールズラブとしていますが、そうでもないような気もします。その辺は個人の自由。ってなわけでジャンルもその他です。タグは笑って見逃してください。

警告
この小説はガールズラブ要素を含みます。
苦手な方はご注意ください。



:感想
29日投稿作品。あらすじでネタバレしているのだが、むしろ必要悪というか、本文中に細かい説明が無いので、それを踏まえて読んだほうが良いかもしれない。というわけで感想に入っていこう。表現で良いなと思ったのは、ブラックコーヒーを飲む相方の素っ気無い反応(これは本文中では『嘘扱い』されているが、これは言われた主人公の受け取り方次第だよね)をもらい、主人公のモノローグ、原文で言えば『余計な事を言うもんじゃないな。と溜め息を吐く。コーヒーを飲む気にはなれない、甘くないコーヒーなんて。半分違うだけでこんなにも苦いとは思わなかった。人間の味覚がこんなにも優れているとは思わなかった。』の味覚に優れるという描写が、ブラックコーヒーに対しての素直な感想なのか、それとも相方への差異を如実に感じた主人公の思考なのか、はたまた自分の感覚が感傷的になり過ぎて、そのように感じてしまったのか、色々な想像の余地を読者に持たせる描写は、なかなか良かった。個人的には主人公と相方の背景をもう少し緻密に書いて欲しかった。最期に主人公の放った「おめでとう」の意味が、優しさに満ちた不純なものなのか、それとも主人公の復讐か、最期の報復か(本作中は嘘となっているが)。想像は想像を呼ぶ話だった。


暗闇のカラス ジャンル 童話 作:betymogu

:あらすじ
夜の闇に紛れ、男は少女達に夢を与えていた。しかし、時折自分が惨めなピエロに思えてならなかった。

:感想
物事を比喩を交えながら写実的に捉えることが小説なら、童話はその逆だと思う。童話は、難解ではない幻想、かつ夢のある話、現実世界から逸脱した一種のパラレルとしての要素もたまには持たなければいけないと思う。そういう意味で、これは童話ではなく皮肉にも小説的な作品だと思った。この作品の童話としての致命的欠陥は、構成でも演出でもない、無駄な解説文の多さが読み手への想像の余地を失わせると言うか、要は文章中に必要以上の感情と、その情報を盛り込んでしまったことだ。決して悪いことではないのだが、書く地の文と描写、そして登場人物の馴れ合いが、余りにも小説的になりすぎて、童話としての本筋を見失ってしまったような気がした。まあこれは一読み手の感覚なのだが、ようするに『喋りすぎ』なんだよね。しかも童話なら「こういうのもありかな」で終わるが、小説として見ると「で?何が言いたいの?」と言った話の旨みの無い感じになってしまうところが、この作品の悪いところか。


殺人輪廻手帳 ジャンル ホラー 作:黒ぷりん

:あらすじ
殺人現場に遺された一冊の黒い手帳、これが引き金だった……

:感想
ホラーとして感じるかどうかは、個人のレベルによる。幼少のみぎりに幽体離脱経験はあるが、霊感は殆どないkirekoにとって、この話は何を言っているのかサッパリだった。さて、そんなことも言ってられないので感想に入っていこう。まず、そういうトリックを用意したいのは判るが、改行のしすぎ。一人語りな上、説明描写もろくに無いスカスカな文章だと、ホラーとしての味気が薄れる。終始読者の想像に全てを任せる(作者にしかわかってない)みたいな語りが多くて、短い文章なのだが、読むのはうんざりだった。小説は映像ではないし、音楽でもない。だから感覚的に怖さを伝わらせるのは難しい。が、その旨味さえしっかり造りこめば、表現の自由度の高さを体現するには一番効果的とも言える。この作者は、造りこみが浅いというか、効果を視覚的に(本文中でも)、表面的にしか捉えておらず、その内部に関しては底が見えるほど浅い。ジトッと背筋にまとわりつくような怖さ、いわゆる文章ホラーという類では無いと思った。てか殺人は?輪廻は?読む価値なし。駄作!


くっくっく。女子中学生にブラックコーヒーを飲ませてやる ジャンル その他 作:ごはんライス

:あらすじ
恐るべきブラックコーヒーパワー。あなたはこのパワーに耐えられるか?????
R15指定作品
この小説は15歳未満閲覧禁止です。
15歳になっていない人は読むことができません。


:感想
よく子どもにコーヒーを飲ませてはいけないという話を聞くが、それは成長途中の少年少女の胃壁が荒れるためと、カフェインの摂取により一種の覚醒状態、興奮状態に陥る時があるという説がある。というわけで、感想人がミニマムなうんちくでも語らないとやってられないほど、目も当てられない作品。まあ、この作者に何か皮肉を言うというのも無駄な話だが、表現の世界は自由と言う名の無法地帯なのだなと感じさせる作品。まあこれは読み手というより、書き手の感想になってしまうのだが、自分の偏見の中で物を言えば、全ての書き手は表現に敬意を払わなければならない。例えばそれが中学生の書いた三文小説でも、一流作家の書いた流行小説でも、表現に敬意を持てない作家は嫌いだ。そういう意味で、この小説は自堕落であり、また大衆文学への皮肉にも感じる。だが、それは想像の中での話しなので、基本的には読む価値無し。駄作!


外れた予言 ジャンル コメディー 作:後藤詩門

:あらすじ
高名な予言者であるマリーの予言は外れたのか?それとも……

:感想
コメディーとしての笑いどころは少ないが、なかなか毎回読める文章。リアルな場景(世界規模での設定はリアルではないが)、原文中でいうところの「まったく男って……親子でも仲良くできないんだから」「君は寝言の多い女性だからね」などで見える何気ない台詞の問答が、いつの間にか主人公達の人格を形成しているというか、キャラクターの味を上手く引き出せていると思う。構成的にもスラスラ読めるし、起承転結の『転』の演出は予想の範疇ではあったが、素直に面白いと感じた。ただ、いつもの作者の文章力からすると、やや表現不足が見受けられる。これは読み手の勝手な感じ方だが、もう少し話の本筋以外で、作者なりのひねりを入れることも出来たんじゃないだろうか。さて、ここからは感想からの脱線になるが、作品読み終えた読者として、あらすじで問われた答えを個人的に出しますと。マリーの予言は結果的に的中していると思うが、その過程で予測できなかったピーターの行動に関して、彼女の予言は外れたと思うほうが浪漫だな、と思った。


========終わり=========


>( ゜ー゜ )
目蓋が重い。
眠気がまだ抜けないようだ。
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元旅籠の下働きパンチョ立志伝⑮

2008年06月30日 06時13分52秒 | ゴルロア
<人型の怪物討伐依頼>

種別 討伐
対象 人型の怪物
場所 西の方に5日ほど行ったあたりの洞窟
依頼者 付近の村の長
報酬 金貨1300枚
情報信頼度 ◎◎◎○○(微妙な情報)

参加者
槌術初級者・パンチョ
一人前のカイル
駆け出しのマスプロダクト
剣術入門者・カナコ
一人前のアリス
剣術初級者・クロウ

--------------------------------------------------------------------------------
 
 …通路は続いている…

 通路の途中で、槌術初級者・パンチョたちは、薄暗い洞窟の中へと足を踏み入れた。
 寒々として不気味な場所だ……。
 
 …通路は続いている…………………………………

 部屋に入ろうとしたとき、大蛇を発見した!
 槌術初級者・パンチョたちは前哨戦を優位に進めた!
 大蛇と戦闘を開始!
 剣術初級者・クロウは、大蛇を倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている…………………

 部屋に踏み込むと、コボルドの群れが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術初級者・パンチョたちは浮き足立った!
 手練れのコボルドの群れと戦闘を開始!
 剣術入門者・カナコは、手練れのコボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、手練れのコボルドに致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、手練れのコボルドを倒した!
 剣術初級者・クロウは、手練れのコボルドを倒した!
 一人前のカイルは、手練れのコボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョは手練れのコボルドの攻撃を受け、軽傷を負った。
 一人前のアリスは、手練れのコボルドを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている…

 部屋に入ろうとしたとき、一人前のアリスがコボルドの群れを発見した! 先制攻撃のチャンスだ!
 槌術初級者・パンチョたちは前哨戦を優位に進めた!
 手練れのコボルドの群れと戦闘を開始!
 駆け出しのマスプロダクトは、手練れのコボルドを倒した!
 剣術初級者・クロウは、手練れのコボルドを倒した!
 剣術入門者・カナコは、手練れのコボルドを倒した!
 手練れのコボルドの攻撃は、槌術初級者・パンチョに手傷を負わせた。
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、手練れのコボルドに致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、手練れのコボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、手練れのコボルドに痛烈な一撃を見舞った。
 槌術初級者・パンチョは、手練れのコボルドを倒した!
 さしたる被害もなく槌術初級者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 
 …通路は続いている…………

 空気が冷え込んでいくのを感じつつ通路を抜けると、広い場所に出る。
 そこには緑色の水が満面と湛えられていた。地底湖だ。
 槌術初級者・パンチョたちはそこでしばらく疲れを癒してから、再び洞窟の奥へと進んでいった。
 
 …通路は続いている…

 部屋に入ろうとしたとき、コボルドキャプテンを発見した!
 手練れのコボルドの群れを率いたコボルドキャプテンと戦闘を開始!
 槌術初級者・パンチョはコボルドキャプテンの攻撃を受け、軽傷を負った。
 一人前のカイルは、手練れのコボルドを倒した!
 剣術入門者・カナコは、手練れのコボルドを倒した!
 剣術初級者・クロウは、手練れのコボルドを倒した!
 駆け出しのマスプロダクトは、手練れのコボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドキャプテンに軽傷を負わせた。
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドキャプテンを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 槌術初級者・パンチョたちは、人型の怪物を打ち倒し、討伐を果たした!
 こうして無事に討伐を果たした槌術初級者・パンチョたちは、意気揚々と街へ凱旋した。

--------------------------------------------------------------------------------
 槌術初級者・パンチョの冒険は終わった。
 冒険成功!!

 報酬として金貨 1300 枚を受け取った。
  
 筋力 が 4 増加した。
 敏捷 が 3 増加した。
 器用 が 2 増加した。
 耐久 が 1 増加した。
 感応 が 3 増加した。
 知力 が 2 増加した。
 魔力 が 2 増加した。
  
 情熱が 72 増加した!
  
 『槌術中級者・パンチョ』と呼ばれるようになった。
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感想特別編

2008年06月29日 01時36分16秒 | 小説の感想と批評
今回は特別編@kirekoです。


>なんと、この企画に協力してくれる方が!

ちょいと自分の感想が偏りすぎと言うか、表現が横ばいになりつつあるので、同じくなろうで書いてる人に頼んで、この企画に協力してもらいました。感想人は多いほうが、なろうの場が活性化して良いと思ったので、新たな協力者の出現はありがたいです。もし他にやりたいという方がいたら、メールにて、ご一報を。日付に縛りもありませんし、作家名を名乗られても、もちろん覆面でも構いません。


>今回の特別感想人

灯宮義流先生

■自己紹介
自分のことを棚にあげて
他者を批判しつつ
それらを自分の中に少しずつ取り込んでいく寄生生物です。

==========開始===============


 評価の仕方テンプレート


 ☆は最低一つ、最高五つ

 ☆一つ:お話にならない。
 ☆二つ:もう少し頑張ってほしい。
 ☆三つ:まあ普通に次第点良いんじゃないでしょうか。
 ☆四つ:結構良いと思います。
 ☆五つ:ブラボー!

 題名:
 作者:
 URL:

 ストーリー:
 登場人物:
 文章:
 構成:
 テンション:
 総合:


■題名:next to GOD
 作者:天満月
 URL:http://ncode.syosetu.com/n5406e/novel.html


 ストーリー:☆☆
 登場人物:☆☆☆
 文章:☆
 構成:☆
 テンション:☆☆
 総合:☆☆

○感想
 漫画の読みきり短編のような話。設定は普遍的だけど一部惹かれる要素もあり、キャラクターもなかなか面白そうな素材。
 ただ設定やキャラ配置はそれほど悪くはないのに、結局キャラクターが何人いて、誰が誰なのかが、よくわからなかった。
 二回目読んでようやく少しわかった感じ。つまり、読みづらい。
 文章の基本(行頭の一字開けの一律、沈黙の“点”は三点リーダ二つ……等)がなってないことも、個人的に読書意欲を削がれた感じ。
 あと……鬼籍に入った子どものシーンはなんだったのか?
 変なところで入れたことでテンポが崩壊し、構成の大黒柱が折れ曲がり、残念なことになっているような。
 少なくとも、これを読んで連載に期待したい、とは思えない。まあ試し書きらしいので連載予定はないみたいだけども。


■題名:彼女はミス・ジェントルマン
 作者:カエオルーン
 URL:http://ncode.syosetu.com/n5411e/novel.html

 ストーリー:☆
 登場人物:☆☆
 文章:☆☆☆
 構成:☆☆
 テンション:☆
 総合:☆☆

○感想
 幼馴染ものが大好きな僕が、ヨダレを撒き散らしながら飛びついた作品。
 しかし、結果はどうにも期待はずれ。僕の方向性が間違っているだけかもしれないけれど。
 結局この話は一人の男性が一人の女性にフラれた、そういう話ってことデスヨネ?
 なんか意外性もなく、なんとなく未練がましいのが鼻につく。文章自体はわかりやすいので、自分も少し参考にさせてもらいたいもの。
 

■題名:しんしん
 作者:kajita
 URL:http://ncode.syosetu.com/n5426e/novel.html

 ストーリー:☆☆☆
 登場人物:☆☆
 文章:☆
 構成:☆☆
 テンション:☆
 総合:☆☆

○感想
 そう、幼馴染ものといえばこういう奴ですよ! というわけで、好みでいえば良作です。
 しかし、文章や構成の面でみると、賞賛するには値しない部分がちらほら。
 先程もいったような基本がなってないのもそうですが、積み重ね不足で、登場人物の言葉に厚みを感じない。
 だからラブラブな雰囲気も、どこかパンチ力に欠けている感じ。
 いっそシリーズ化させてじっくりやってみては? と思ったのが正直なところ。

=========終了===========


>灯宮義流氏の感想人後記
やってる時は楽しいですが、終わるととてつもなく空しいですね。

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奇面組とか、うまい棒とか

2008年06月29日 00時56分59秒 | 末路話
それにしても邪子は、ええのう@kirekoです。




全ての学園ものの要素が入ってそうな味わい。



>うまい棒の工場が!

http://chasoku.blog.shinobi.jp/Entry/373/

\(^o^)/たこやき味終了のお知らせ
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6月28日、人の望みは果てしなく

2008年06月28日 20時20分34秒 | 小説の感想と批評
全てに着手するのは難しい@kirekoです。

>今日の感想と批評

問題は、時間じゃない。
やる気だ。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============


そーめん ジャンル 恋愛 作:betymogu

:あらすじ
夕暮れのサーキットで出会ったチーム員のヘルパー美幸に白鳥は次第に惹かれ始め、その思いは消せる物ではなくなって行った。

:感想
5万文字↑の短編なので、「趣味が合わない、でも読まなきゃ!」と思う人は覚悟を持って読みましょう。というわけで、全24工程の作品。ジャンルが普遍的なだけに、なんか地の文が凡庸だなと感じる。これだけの長さを書けるなら、もう少し眼を引くような演出面、構成を考えられたのでは?細部が好きな自分としては、展開として必要な最初のマシン調整だって薄味すぎるし、恋愛として大事な掛け合い描写である中盤の白鳥の台詞も、その後のアプローチも味気ない(ただ、美幸が求めてくるようになってからの白鳥のモノローグ「種馬のようになった気がする」はキャラクター描写として結構好きだ)、終盤は収束して終わってるし、とにかく地の文が、とても読者に読ませようと思ってないというか、表現が砂漠のようにカサカサなんですよ。文章の味が、読み進めても理解できないっていうんですかね?美味さを現すには、引き込むような地の文が必要だと思うんですが、なんか地の文で損している気がする。小説ってのは、確かに己の妄想世界の産物だと思うけど、自分だけが判っているからといって、読み手への説明配慮を怠ってはいけないと思う。描写にしろなんにしろ、世界に存在する全ての物に理由があるのに、それが『ある』ように見せられずアッサリ終わってるのが、kirekoとしては何とも納得がいかなかった。起伏があって当たり前の小説において、いくら現実性を出したいからって、ダラダラと淡白に話を綴るだけじゃ、読者も面白くないと思う。艶やかな表現、潤う地の文、おさえる所はおさえる、つっぱねる所はつっぱねる、ぐらいの適材適所というか、そういう大衆に読まれやすい部分を改良すれば、面白くなると思うんだけどなぁ…。まあ、これも独特な表現といえば独特か。ただ一つ褒めるところがあるとすれば、最期まで構成がブレなかったのは評価できることだ。そういう意味からも、文に対する意欲は十分に感じることが出来たので、作者にはもっと一文に色艶を込めて、凡庸な台詞も一ひねり入れて、当たって欲しい。


ビーウィズユー ジャンル 恋愛 作:Maria

:あらすじ
後にも先にも、先生を困らせたのはこの夜だけ。人生は理屈通りになんていかないものなのです。だって…人間だもの。

:感想
序盤はいいんだけど、後半がダメダメな話。なんだろうな、理屈通りにならないなら、まず、その理屈を説明すべきだと思うんだけど、どうもそこら辺が『うやむや』になってしまっているような気がする。ただ、キャラクターとして、異常に独占欲の強い女性というのは、なかなか面白い。昨今の短絡的猟奇キャラクターにも近い感情があるのだと思うが、独占欲の特化が行動に繋がらなく、ただ一つのモノローグで終わると言うのが良い。終盤、一人語りの感情がブレてダメダメになってしまったが。


next to GOD ジャンル ファンタジー 作:天満月

:あらすじ
日本に降り立った外国人2人組。彼らの荷物の中には刃渡り20センチを優に超えるナイフ、拳銃、身の丈ほどもある大刀が入っていた。何のために彼らは日本に来たのか。それは『神』のみぞ知る。

:感想
ラノベは文学かどうかは置いておいて、それ臭い作品。
別にアクションとか長身キャラクターとかジャンルとかが間違いじゃないけど、いちいち魚にまつわる表現も面白いと思うけど、各キャラクターの台詞も威勢がよくていいけど、いきなり雰囲気がガラッと変わるような展開もいいけど、特殊な設定を打ち出して独自の世界観を作るのもいいけど、ちょっと現実離れした描写が目立つのもいいけどさ、
この、やるせない中途半端さ、俺大嫌いだわ。
もうずっと、デビットの「誰か説明してくれよぉー!」って気分だった。なんていうか、40時間ずっと不眠不休で監督が書いてきたコンテでも見てるような、そんな感じに陥る。無意味な解説、地の文章の無駄、アクションシーンの書き足りなさ、場の盛り上げかた、必要な部分での要約できてないとか、構成がグズグズだとか言う以前に、とりあえず他人の味に完全に支配される前に作者は、自分だけの言い回し、そのオリジナリティ要素を鍛えよう。芸術は模倣から始まると言うが、贋作造りは芸術家にはなれない。それと同じ事。小説で描く空想とは、大衆が描く妄想とは違い、あくまでもリアルさに拘って、空想の説得力を引き立てるのが必要不可欠だ。どこがリアルじゃないの?なんて聞く人は、妄想世界の住人。というわけで、感想がやや右よりになったが、これは好き嫌いの問題なので、はまる人ははまるし、読める人は読めると思う。賢明な読者諸君は、是非こんな場末の感想野郎の言葉一つに悪感情を抱かずに、素直な気持ちで作品を読んで欲しい。


彼女はミス・ジェントルマン ジャンル 恋愛 作:カエオルーン

:あらすじ
「――ずっと前から好きでした、付き合ってください」そうして、僕は彼女に告白をした。

:感想
告白シーン。でも相手は…と、ネタバレをいきなり書くのがkirekoのジャスティス。だってタイトルからして予想できてしまったんだもの、仕方ないじゃない!というわけで、心だけがジェントルな話。まあ関係は複雑だけど、告白シーンの書き込まれた作者の表現は、なんだかわかっていても、ゴクッと息を飲むようで好きだなぁ。原文の『消え去るぬくもりが名残惜しい気もしたけど、いつまでもこうしているわけにもいかない。』が、なんだか普通なんだけど、場面と心情を想像すると的確で良い文だと感じてしまうな。うーん、ちょっと褒めすぎかもしれないけど、好きな部類だと思う。


FILE5 訪問 ジャンル 恋愛 作:沖愛己

:あらすじ
無垢で無邪気で無能は守りたいものを守れない。だから、私は変わるんだ。

:感想

よくわからんが、続編投稿と間違えた感じかね?というぐらい説明が少ない。謎の台詞改行が幾つかある。突然始まるモノローグがコレでもかと言うぐらい意味不明で、構成はというと握りつぶした豆腐みたいにグズグズ。心情を問いて(その問い方が下手糞だからということもあるが)誰かに問いかける前に、まず説明してくれよぉーと言いたい作品。駄作。読む価値なし。


=======終わり===========

>おそらく…

そろそろ繁忙期に突入するので
前触れもなく休業することもあります。
読者の方々は、そこんとこ、どうか一つよろしく!




          __、--..、、
       _<⌒ヽミヽ ヾ !'⌒≧_
        ,Z´r;=-‐- 、ヾ 〃′≦
      7,"/   __‐ 、`ー-'⌒ヾ.7
       ! l ー‐- 、ヽ._`ー'´, u !     r'⌒
       .l !!L、u __\  ̄ 〆"T   (  制
      l.r‐、ヽ 、‐。‐-、V/∠==、|    ) 裁
     ,' |.l´! | u`ミ≡7@ )゜=彡 !   (  っ
     /,' l.l_|⊥%ニニソ(@ *; )ー-*|    ) :
    ,/〃',ゝ|/>rーrーrゞr<二二フ  ∠、 !
  ∠ -:/ ト ヒ'土土土十┼┼ヲ;!     `ー-‐'´
 ̄:::l:::::::|、  !lヽ~U ~  __ ̄ ̄.ノl
::::::::l:::::::| \. ヽ.ll ヽ、 ___'/l/`iー-  今
::::::::l::::::::ト、. \ \. ll  ll  ll ll /:::::l:::::::  やる気なく「はあ……」と
:::::::::l::::::::| \ \ `ヽ、 ll ll/!:::::::!::::::  言ったおまえ………
::::::::::l::::::::|   \ \  /`ヽ'  |:::::::l::::::::  制裁……!
:::::::::::l::::::::|     \. `/  /   |:::::::l::::::::

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元旅籠の下働きパンチョ立志伝⑭

2008年06月28日 18時50分36秒 | ゴルロア

<人型の怪物討伐依頼>

種別 討伐
対象 人型の怪物
場所 東に少し行ったあたりの洞窟
依頼者 近隣の村民
報酬 金貨1400枚
情報信頼度 ◎◎◎○○(微妙な情報)

参加者
槌術初級者・パンチョ
一人前のノープックス
駆け出しのマスプロダクト
田舎のジャック
剣術初級者・ベアトリックス
海港のアルテミシア

--------------------------------------------------------------------------------
 
 …通路は続いている…

 通路の途中で、槌術初級者・パンチョたちは、薄暗い洞窟の中へと足を踏み入れた。
 寒々として不気味な場所だ……。
 
 …通路は続いている…………………………………………………………

 通路を進んでいると、オーカーゼリーを発見した!
 オーカーゼリーと戦闘を開始!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、オーカーゼリーに軽傷を負わせた。
 田舎のジャックは、オーカーゼリーを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている………

 部屋に踏み込むと、格子状の扉が道を塞いでいる。
 扉には何らかの罠が仕掛けられているようだ。
 海港のアルテミシアは罠が作動しないように、慎重に扉を開けた。
 しかし……
 罠が作動してしまった! 槌術初級者・パンチョたちに向かって矢が降り注いだ!
 一人前のノープックスは軽傷を受けた。
 
 …通路は続いている…

 通路を進んでいると、コボルドの群れを発見した!
 コボルドの群れと戦闘を開始!
 剣術初級者・ベアトリックスは、コボルドを倒した!
 田舎のジャックは、コボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、コボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、コボルドを倒した!
 海港のアルテミシアは、コボルドを倒した!
 さしたる被害もなく槌術初級者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 
 …通路は続いている………………………

 部屋に入ろうとしたとき、コボルドチーフを発見した!
 コボルドの群れを率いたコボルドチーフと戦闘を開始!
 一人前のノープックスは、コボルドを倒した!
 剣術初級者・ベアトリックスは、コボルドを倒した!
 海港のアルテミシアは、コボルドを倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、コボルドを倒した!
 海港のアルテミシアは、コボルドチーフを倒した!
 さしたる被害もなく槌術初級者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 槌術初級者・パンチョたちは、人型の怪物を打ち倒し、討伐を果たした!
 奥の方に部屋状の狭い空間がある。
 覗いてみると、なかなか値打ちのありそうな物が収められていた。
 槌術初級者・パンチョたちは、その中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 いくらかの財宝を手に入れた。
 こうして無事に討伐を果たした槌術初級者・パンチョたちは、意気揚々と街へ凱旋した。

--------------------------------------------------------------------------------
 槌術初級者・パンチョの冒険は終わった。
 冒険成功!!

 報酬として金貨 1400 枚を受け取った。
 金貨 1115 分の財宝を手に入れた。
  
 筋力 が 3 増加した。
 敏捷 が 3 増加した。
 器用 が 2 増加した。
 感応 が 1 増加した。
  
 情熱が 17 増加した!


>なんか逆に
死なない気がしてきたんだけど、これ。
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アクセスが減ってPVが増える恐怖

2008年06月28日 07時07分25秒 | 末路話
右腕ぇ?俺の右腕はここにある@kirekoです。


>最近ポツネタが少ないので

http://news23vip.blog109.fc2.com/blog-entry-1227.html



           , -‐ '´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`` ‐-、_
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       /  , - '´ ̄` ‐- 、_   _, -‐'´ ̄`` ‐- 、  \
      /  ./::::::::        ̄        ::::::\  ヽ
      l  ./::::::::: -‐-                ::::::ヽ  l
     |  .l::::::::      ` ー 、__, -一'´ ̄      ::::::l  .|
.     │ |::::: ____          ____ ::::::| .|
.      |. |:::::/        \       /        \::::| . |
    │..|:::::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:::::|..│
     | |::::::::                        ::::::| |
     | \::::::    ━━         ━━     :::/ |
   /⌒ヽ. |:::::        |::::     |        :::::| ./⌒ヽ
   .l /⌒| |:::::::       |::::       |         ::::::| |/⌒l |
   | |/⌒|...|:::::      l  |:::::        |  l      :::::| |/⌒l .|
..  | | _(_|...|::::::     /  |:::::       |  |      ::::|...| l__:) |
    | l__,ノ| .|::::: _./    \____/   .\._ ::::::| .| l__ノ./
   ヽ.__人.|:::: iー‐-----──'⌒⌒──-----‐一i  ::::|,人__ノ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .|::::::  l 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ ノ ::::::::|       | は───い
     /|::::::  ヽ\__, ---──┬──---、_ / /  ::::::|\   < 皆の衆・・・・・・!
   ./  |:::::::..  \` ー--------------一´./   ::::::|  \  \_______
 _/      |::::::::...   `ー----------------‐ ´    ::::::|    \_
‐ l       l:::::::::::...      ___       ....:::::;/      .l ‐-
. |        lヽ::::::::::::....     ::::::     ....::::::::;/:|       |
|       .| |::\;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;/::|       |
       .| .|:::` ー------------------一 '´:::|          |
       |  |::::::::::::::::::::::::::::::| |          |

フフ・・・・・・ へただなあ仙台くん へたっぴさ・・・・・・・・!
給食費の出させ方がへた・・・・
仙台くんが本当に欲しいのは・・・
こっち(一般的な給食)・・・・・・!
これを下の調理室で栄養士と相談して・・・・
子どもが食える物にしてさ・・・・・・ 冷えた牛乳でクイッ・・・・・・!
だろ・・・・? だけど・・・・・・ それはあまりに親がごねるから・・・・
こっちの・・・・・・・・ しょぼい給食でごまかそうって言うんだ・・・・・
仙台くん ダメなんだよ・・・・・・! そういうのが実にダメ・・・・!
せっかく飢えた子どもの腹を給食で満たそうとしようって時に・・・・
その妥協は傷ましすぎる・・・・・・・・!


>前にもどっかのスレでみたけど
仙台の給食やべえよ\(^o^)/
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6月27日に情状酌量の余地なし

2008年06月27日 20時38分41秒 | 小説の感想と批評
投稿数すくNEEEEE@kirekoです。

>今日の感想と批評

(゜д゜ )あれあれ…

( ゜д゜)投稿数が…

( ゜д゜ )少ない!

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

元カレ・元カノ ジャンル 恋愛 作:闇夜鴉

:あらすじ
結婚を控えた安奈の元に、昔の彼氏の訃報が届く。通夜、葬儀に参列する事を決めた安奈の物語。

:感想
26日に投稿された作品。なんか、しゃっきりしない文章。テンションが低いとか、そういうことじゃなくて、読み手を読ませようと思う展開にかけるというか、脚色されて無いフィクション物を読むような、見た目は美味そうなんだけど、食べてみたら薄味だった。台詞回しが良くも悪くも凡庸だし、大事な心情の描写が少ないというか、演出が足りないというか、うーん、ちょっと面白さが筆舌にしにくい。お話の構成が回りくどいとかじゃないんだけど、なんか読んでいて疲れるんだよね。キャラクターは少ないのに、余計な台詞が邪魔して、互いの心情が最期まで掴めなかった。


暖かい雨 ジャンル 恋愛 作:mmo

:あらすじ
何もしなければ、全てのモノは風化し、風にこすれ捥げ落ち消えていきます。

:感想
これも26日に投稿された作品。あらすじの文字化けは、なろうの仕様です。というわけで、なんとも浮世離れした作品。想像の余地が広すぎると言うか、超現実派のkirekoとしては、なんだか読んでいて地平線しか見えない感じ。とかく気になったのは、二人は人間なのか?ということ。感情が消失して、愛だけが欲望の対象となっていたとしても、例えば現実に彼の腹は減るわけだし、どんなに意志力の強い人間でも、愛情だけで迫る飢餓感に耐え切れるのか?と考えると、これが人間らしさの欠落に繋がる。動機が動物的じゃないっていうのかね、人間を無生物的に捉えた意欲作にも感じる。とにかく読者の想像に全てを任せるような文だった。


清浄の月下 ジャンル 歴史 作:松木響子

:あらすじ
満開の桜の下で出逢った武士と白拍子の夜語り。

:感想
26日投稿作品。間の抜けた(雰囲気にそぐわない)時代劇のナレーションの文を、ただただ古文風に書き連ねてあるだけで、歴史物を手に取らない現代人にとったら邪魔以外の何物でもないのでは?と思う作品。展開はいいんだけど、急な視点変更と構成、そして何より雰囲気作りのために作者が頑張った『綺麗な表現』というのが、とかく自分からしてみれば邪魔だった。時代ものを書く時は、1シーンの表現力も確かに必要なのだが、作者が時代特有の文化風俗の話、いわゆる小説として一番大切な、場景描写の説明を怠った点は、酷評にならざるをえない。そのジャンルが好きで、なおかつそういうシーンが好きな、1コミュニティの中でしか通用しない作品だと思う。
余談だが、話の最後見てて思い出した事が一つあって、それは『桜の木の下には死体が埋まっていた』という話。確かに聞いたことのあるような話だったので、ちょっと調べてみたら、あれは桜の花びらの色が綺麗なのは、その下に死体が埋まっていて血を吸って色づくからという迷信からだったそうな。作家の梶井基次郎が、それをネタにした「桜の樹の下には」って小説書いてるってのが直接広まった原因らしいけど…。でもまあ、とかくそういうオカルトな話は、浪漫だよね。(はて、何が言いたかったのだろう?)


3つのお願い ジャンル ファンタジー 作:自殺肢体

:あらすじ
第四回電撃リトルリーグ応募作。手書きで応募はツラい!めんどい!パソコン欲しい!

:感想
26日投稿作品。これ2000文字の字数制限がある奴だっけ?よくわからんけど、とりあえず字数制限があるから戦争物の描写、傭兵の成り立ち、キャラクターの動機、などの細かい設定の粗などは置いといて、純粋に『勧善懲悪』を貫くようなヒロイズムに満ちた展開は、小中学生にも判りやすくて良いと思う。ただ、いかんせん大人が読んで、味が出るかというと完璧にNO。そもそも文章に感情を生かした躍動感がない。正義を際立たせるためには、悪党が悪らしくなくてはならないのに、なんとも仕事が速いというか、悪党が目立ってない。略奪行為も、老婆とか娘を突き殺すとか生っちょろい奴じゃなくて、もっと悲劇的になるような悪党の略奪の描写を練って、読み手が「なんて悪党だ」と思う1行でも入れれば、よりグッと面白くなったかもしれない。端々のしょんぼり描写、ロングソードとかの固有名詞、いきなり幻滅する文章もたまにあるし(そこは長剣か長刀のほうが、文字数も削れてよかったんじゃ?)、なんとも議題的に中途半端だな。お題を変えたほうが面白いんじゃなかろうか。


いたずら日記 ジャンル その他 作:カエオルーン

:あらすじ
今日から夏休み。おれは日記を書き始めた。

:感想
( ;∀;)イイハナシダナー


あの日の音 ジャンル その他 作:彩葉ことら

:あらすじ
人生の節目にふっと現れた昔の思い出。結婚を目前に実家の部屋を整理していた「俺」の耳に飛び込んできたものは、あの日の懐かしい曲だった。

:感想
懐古趣味を持つkirekoとしては、なんとも思い出に浸る主人公の気持ちが理解できるような感じがした。いわゆる結婚前に男が思い描く過去の話。ただそれが、ギスギスするような詰め込まれた毎日ではなく、ただ純粋で、ただ過去の時間を薄らと思い出すという雰囲気が良い。本文中のラスト『言葉にできない幸福感にも似た空間を共有した、あの思い出は置いてこなければ、現実には戻れない。』の部分は、内なる懐古心を一気に覚まし、『結婚』という自分の未来を歩かなければならない現実へ引き戻す反面、寂しさや儚さとは違った、主人公の後を引く思い出に対する感情を良く現しており、個人的に上手いと思った。


=========終わり===========

>( ゜д゜ )
今日投稿の短編の少なさは異常…!
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元旅籠の下働きパンチョ立志伝⑬

2008年06月27日 17時28分41秒 | ゴルロア
<巨大蟻討伐依頼>

種別 討伐
対象 巨大蟻
場所 東の方に少し行った山のふもとの森
依頼者 付近の村の長
報酬 金貨1500枚
情報信頼度 ◎◎◎◎○(信頼できる情報)

参加者
槌術初級者・パンチョ
一人前のロイ
一人前のノープックス
剣術中級者・アキラ
一人前のサキ
剣術初級者・アーネスト

--------------------------------------------------------------------------------
 
 …小道は続いている…

 小道の途中で、眼前に広がる森の中へ、槌術初級者・パンチョたちは木々の合間を縫って足を踏み入れた。
 鬱蒼として、見通しが利かない……。
 
 …小道は続いている………………………

 小道の途中で…
 罠だ! 槌術初級者・パンチョたちに向かって矢が降り注いだ!
 剣術中級者・アキラは重傷を負ってしまった!
 
 …小道は続いている…………………

 奥の方に部屋状の狭い空間がある。
 覗いてみると、なかなか値打ちのありそうな物が収められていた。
 槌術初級者・パンチョたちは、その中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 『質の悪い護符』を手に入れた。
 
 …小道は続いている……

 小道の途中で…
 罠だ! 槌術初級者・パンチョたちの頭上から丸太が降ってきた!
 槌術初級者・パンチョたちは重傷を負ってしまった!
 
 …小道は続いている……

 広場に踏み込むと、オーカーゼリーが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術初級者・パンチョたちは浮き足立った!
 オーカーゼリーと戦闘を開始!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、オーカーゼリーに軽傷を負わせた。
 一人前のサキは、オーカーゼリーを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 宝箱だ!
 開けてみると……
 ほとんどはガラクタだが、値打ちのありそうな物も多少は収められているようだ。
 槌術初級者・パンチョたちは、宝箱の中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 『質の悪いショートボウ』を手に入れた。
 ん……?
 罠だ! 大きな音が周囲に鳴り響いた!
 巨大蟻が現れた!
 巨大蟻の群れと戦闘を開始!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、巨大蟻に痛烈な一撃を見舞った。
 一人前のノープックスは、巨大蟻を倒した!
 一人前のノープックスは、巨大蟻を倒した!
 一人前のサキは、巨大蟻を倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、巨大蟻に致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、巨大蟻を倒した!
 剣術初級者・アーネストは、巨大蟻を倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …小道は続いている………………

 広場に入ろうとしたとき、巨大女王蟻を発見した!
 槌術初級者・パンチョたちは前哨戦を優位に進めた!
 巨大蟻の群れを率いた巨大女王蟻と戦闘を開始!
 剣術初級者・アーネストは、巨大蟻を倒した!
 一人前のロイは、巨大蟻を倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、巨大蟻に致命傷を与えた。
 槌術初級者・パンチョは、巨大蟻を倒した!
 一人前のサキは、巨大蟻を倒した!
 槌術初級者・パンチョはありふれたモーニングスターを振るい、巨大女王蟻に手傷を負わせた。
 一人前のノープックスは、巨大女王蟻を倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術初級者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 槌術初級者・パンチョたちは、巨大蟻を打ち倒し、討伐を果たした!
 奥の方に部屋状の狭い空間がある。
 覗いてみると、なかなか値打ちのありそうな物が収められていた。
 槌術初級者・パンチョたちは、その中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 いくらかの財宝を手に入れた。
 こうして無事に討伐を果たした槌術初級者・パンチョたちは、意気揚々と街へ凱旋した。
 一人前のノープックスが『質の悪いショートボウ』を獲得した。
 剣術中級者・アキラが『質の悪い護符』を獲得した。

--------------------------------------------------------------------------------
 槌術初級者・パンチョの冒険は終わった。
 冒険成功!!

 報酬として金貨 1500 枚を受け取った。
 金貨 1445 分の財宝を手に入れた。
  
 筋力 が 3 増加した。
 敏捷 が 2 増加した。
 器用 が 2 増加した。
 耐久 が 3 増加した。
 感応 が 4 増加した。
 知力 が 2 増加した。
 魔力 が 2 増加した。
  
 情熱が 97 増加した!

>どうたらこうたら
まだまだ死なないよ!\(^o^)/
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6月26日を、床の間に飾っておいた。

2008年06月26日 20時31分50秒 | 小説の感想と批評
目指そうとしたら怒られるのが、この俺@kirekoです。


>今日の感想と批評

\(^o^)/業務提携成功!
\(^o^)/連立政権の誕生じゃー!

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

GRAY ZONE ジャンル SF 作:橘カオル

:あらすじ
いつも通りの日常。いつも通りの世界。何も変わらない、いつも通りの。人々の笑顔の裏。そこに音もなく潜むもの。どうしようもない猜疑心。いつの頃からだろうか、空を見上げるのを忘れたのは。何かに脅え、何かに追われるようにして生活するようになったのは。灰色の世界で、二人は生きてゆく。

:感想
万屋って言い方は便利だなと感じる作品。読んでたら、いつのまにか危ない刑事のタカとユージの姿と声を想像してしまった。ハードボイルドとは全然違うが、ドンパチから始まるテイストは、受け入れられる人が多いと思う。が、決して話が面白いわけじゃない。演出とか構成とかは置いておいて、文章の質というか、節々見えてしまう稚拙ぶりは、言わずもがな。逆にこの稚拙な設定が、話自体より面白いという奇特な作品。自動拳銃がチート設定(小型なのに威力が倍って、どう見ても弾丸の強さじゃねえかwブルースワットのディクテイターかよ)だし、銃による射撃が苦手なのはキャラクター描写としてわかるけど、得意なのは近距離の『格闘系』と『剣』って…。せめてマーシャルアーツと言ってほしかったな。はい、というわけで本作の感想と参りますが、なんとも少年漫画的というか、話の序盤、その走りの1シーンとしては面白い状況なんだけど、後半息切れというか、まだまだ纏め切れてない感じが否めない。登場人物の人格付けが薄く、容姿、外面的描写も足りない。話を膨らませそうな細かなアイテムがあるのに、簡単に済ましてしまうところが悪いところか。基本的に文章力がたりない。


崖っぷち その4 ジャンル その他 作:ごはんライス

:あらすじ
灯宮義流先生の短編「崖っぷち」その1、2、3が愉しかったので、その4を書いてみました。

:感想
大衆文学が受け入れられるかどうかは、宣伝屋がどう宣伝するかによって変わる。というわけで、先日紹介した作品のオマージュ(?)作品。ありえない事を、ありえない!と言って楽しむ人は面白いかもしれない。うーん、でもこの作品は好きになれないな。下品もミニマムに極まると面白いが、勢いが勝ってしまう全体に目を奪われすぎて、ディティールに拘れないところに、作者の怠慢とコンプレックス、一部の恥ずかしさがあると見た。ナンセンスにしては笑いどころが少ないし、最初からオチまでも何かに優れているわけではなく、散漫として掴めない。読む価値なし。駄作!


本当ニ恐ロシイノハ[幸セナ生活] ジャンル ホラー 作:モサオ

:あらすじ
私はこの何気ない日常が大好きだ………だから私は守る※前半サスペンス風味で後半ホラー風味です

警告
この小説には残酷な描写があります。
苦手な方はご注意ください。


:感想
もらい先の両親に虐待を受けてしまった主人公が幸せになる話(本人の思考的に)。まー、あんまり作者のテイストを否定するのも好きじゃないんだけど、個人的に台詞と地の分で三点リーダを使い過ぎるのは、作者が自分の文章に自信が無いように思えてしまう。別に多用しなくても、十分文で味は出せているのだから…なんていってると日が暮れてしまうので止めておこう。さて、本作品には事象の瞬間の暗転が多く、読者として気になる『復讐と報復』の部分で細かな描写が足りないと思うが、構成面は非常に判りやすく、作者が描こうとした主人公の動機もしっかりしていて、こういう物によくある、物語の本筋とキャラクターのブレは、感じなかった。ただ、ドSでありドMであるkirekoからすると、両親という存在を軽々しく抹消よりも、もっと主人公の陰の性格を生かした、生き地獄のような苛烈な攻め方をしてほしかった。あと、15歳未満は読むなよ!いいか!絶対だぞ!


ラブカクテルス その70 ジャンル 恋愛 作:風 雷人

:あらすじ
今宵は甘くないカクテルをご用意しました。どんな味か、ご賞味あれ。

:感想
前にも作品を紹介したことがあるが、今回はSF的な話。なぜジャンルが恋愛なのか、読み終わった後でも理解できない。そこは深読み推奨。連続的な文の羅列が読みにくいが、この作品においては余り関係の無いような気もする。最初に言っておくが、この手の発想力溢れる作品は大好きだ。とにかくスケールがでかい題材を扱っているのに、快適環境装置や、クローン肉、それに人間の欲求など、細やかな描写を忘れていないところに好感が持てる。本質的には、なんとも夢のない話なのだが、それを想像できる夢のある話に仕立て上げるこの作品は、端的に凄いと思う。こういう物を書こうと思ったら、誰もが安直な展開論に転がりたがるが、この作者はそれをしなかった。しかも、読み手への想像の余地を残しているところがニクイところ。極端に言えば、構成力というよりも設定面、とかく場景描写の上手さに惹かれる。あと、皮肉に味があって面白い。現実を憂いて糾弾され、ヒステリーにかられた学者の復讐と言えば、なんとも味気ない説明だが、その復讐の仕方、人間の欲望へのアンチテーゼ的な発想が良いと思った。秀作!



 ジャンル 恋愛 作:石子

:あらすじ
私は今日も笑顔で彼を見送る。奥さんのいる家に帰っていく彼を。

:感想
女性の抱く内側の感情、その嫉妬の接写までを描く作品。あー!良いね、こういうの!こういう些細な事にまで気を使うような、でもちょっと含みが入ってるような文章は好きだ。社会の常識的にいえば、不道徳な不倫、と蔑まれてしまうのだが、読み手に『誰が悪いわけでも無い』と思わせるような、健気なキャラクターの造詣が非常に練られており、可哀想と思う切なさとは一風変わった、そんな文章の面白みを倍増させていると思う。理解してても、どうにもならない、にじり寄る恋慕っていうのかな、そういう複雑な心理部分の描写を、スラッと綺麗に纏め上げてしまう作者には、読み手として好感がもてるし、書き手として嫉妬もしてしまう。あー!良いね、こういうの!(二度目)


=========終わり=========

>まあまあ親方
業務提携後にブレがあったかなかったか。
それは読者だけがわかることでありまする。
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元旅籠の下働きパンチョ立志伝⑫

2008年06月26日 18時38分47秒 | ゴルロア

<コボルド討伐依頼>
種別 討伐
対象 コボルド
場所 南の方に少し行った村のそばの洞窟
依頼者 近隣の村民
報酬 金貨1500枚
情報信頼度 ◎◎◎◎○(信頼できる情報)

参加者
槌術入門者・パンチョ
駆け出しのマスプロダクト
都会のスゴシタ
都会のグイード
田舎のビアンコ
山岳のヴァンパイアナリス

--------------------------------------------------------------------------------
 
 …通路は続いている…

 通路の途中で、槌術入門者・パンチョたちは、薄暗い洞窟の中へと足を踏み入れた。
 寒々として不気味な場所だ……。
 
 …通路は続いている……………………………………

 部屋に踏み込むと、コボルドの群れが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 コボルドの群れと戦闘を開始!
 田舎のビアンコは、コボルドを倒した!
 都会のスゴシタは、コボルドを倒した!
 槌術入門者・パンチョはコボルドの攻撃を受け、軽傷を負った。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに大打撃を与えた。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに痛烈な一撃を見舞った。
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドを倒した!
 都会のグイードは、コボルドを倒した!
 都会のグイードは、コボルドを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている…

 部屋に踏み込むと、オーカーゼリーが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 オーカーゼリーと戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターを振るい、オーカーゼリーに手傷を負わせた。
 オーカーゼリーの攻撃は、槌術入門者・パンチョに手傷を負わせた。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、オーカーゼリーに軽傷を負わせた。
 槌術入門者・パンチョは、オーカーゼリーを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 宝箱だ!
 開けてみると……
 ほとんどはガラクタだが、値打ちのありそうな物も多少は収められているようだ。
 槌術入門者・パンチョたちは、宝箱の中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 いくらかの財宝を手に入れた。
 
 …通路は続いている…………

 部屋に踏み込むと…
 罠だ! 大きな音が周囲に鳴り響いた!
 コボルドの衛兵が現れた!
 コボルドの衛兵の群れと戦闘を開始!
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドの衛兵を倒した!
 コボルドの衛兵の攻撃は、槌術入門者・パンチョに手傷を負わせた。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドの衛兵に致命傷を与えた。
 槌術入門者・パンチョは、コボルドの衛兵を倒した!
 都会のスゴシタは、コボルドの衛兵を倒した!
 都会のグイードは、コボルドの衛兵を倒した!
 田舎のビアンコは、コボルドの衛兵を倒した!
 さしたる被害もなく槌術入門者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 
 …通路は続いている………

 部屋に入ろうとしたとき、大蝙蝠の群れを発見した!
 大蝙蝠の群れと戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、大蝙蝠に致命傷を与えた。
 槌術入門者・パンチョは、大蝙蝠を倒した!
 都会のグイードは、大蝙蝠を倒した!
 都会のスゴシタは、大蝙蝠を倒した!
 山岳のヴァンパイアナリスは、大蝙蝠を倒した!
 駆け出しのマスプロダクトは、大蝙蝠を倒した!
 さしたる被害もなく槌術入門者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 
 …通路は続いている…………………

 部屋に踏み込むと、コボルドチーフが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 コボルドの群れを率いたコボルドチーフと戦闘を開始!
 田舎のビアンコは、コボルドを倒した!
 都会のグイードは、コボルドを倒した!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドチーフに軽傷を負わせた。
 槌術入門者・パンチョはコボルドの攻撃を受け、軽傷を負った。
 田舎のビアンコは、コボルドを倒した!
 都会のグイードは、コボルドを倒した!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドチーフに軽傷を負わせた。
 槌術入門者・パンチョは、コボルドチーフを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 槌術入門者・パンチョたちは、コボルドを打ち倒し、討伐を果たした!
 奥の方に部屋状の狭い空間がある。
 覗いてみると、なかなか値打ちのありそうな物が収められていた。
 槌術入門者・パンチョたちは、その中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 いくらかの財宝を手に入れた。
 こうして無事に討伐を果たした槌術入門者・パンチョたちは、意気揚々と街へ凱旋した。

--------------------------------------------------------------------------------
 槌術入門者・パンチョの冒険は終わった。
 冒険成功!!

 報酬として金貨 1500 枚を受け取った。
 金貨 3096 分の財宝を手に入れた。
  
 筋力 が 5 増加した。
 敏捷 が 5 増加した。
 器用 が 2 増加した。
 耐久 が 1 増加した。
 感応 が 3 増加した。
 知力 が 5 増加した。
 魔力 が 2 増加した。
  
 情熱が 155 回復した。
  
 『一人前のパンチョ』と呼ばれるようになった。
 『槌術初級者・パンチョ』と呼ばれるようになった。


>一人前きたー
\(^o^)/これでパンチョも気兼ねなく街でモーニングスターを振り回せるぞ!
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彼方へ去る友の背に、6月25日

2008年06月25日 20時18分55秒 | 小説の感想と批評
駄洒落が理解できる年齢になってしまったことに、心から感謝@kirekoです。


>今日の感想と批評

\(^o^)/出先でぶん殴られそうになる。
\(^o^)/こえーよ。俺は本当のこといっただけジャマイカ!

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

ボクの、よっちゃん。 ジャンル 恋愛 作:あつこ

:あらすじ
年老いた闘犬と、少女の絆を描いた切ないお話です。

:感想
動物感動系。雰囲気作りの改行の具合が気になるけど、話の本質的には一本気。終始犬視点の文章が簡潔で、背景を想像しやすく描かれており、なおかつ表現が綺麗なので、小説入りたての人は読みやすいかもしれない。ハチ公映画もしかり、犬というのは無駄な愚直さが良いよね。思考の擬人化をする時、おそらく一番簡単なのが犬だと思う。性格も良くも悪くも普遍的で、読み手も身近に想像できて良いんじゃないだろうか。たまに居る、文に喰らいつく人からすれば、『作者のやろうと思っている事が見え見え』とも言えるかもしれないが、この手の感動物は非常に大衆向けである事は太鼓判を押す。で、一つ難癖つけるとするならば、最期の飾り立てた悲劇的演出展開。なんだろう、それまでピンと伸びてた糸がフニャフニャしてしまった感じ。悲劇は、痛みと復讐を読み手に感じさせるぐらい残忍でなければならないと思う。一瞬だと、ちょっと鬱陶しい。


愛しき者へ ジャンル 歴史 作:浅葱竜人

:あらすじ
平安時代。親友に裏切られて、鬼になった青年・雅雪。赤ん坊の頃、彼に拾われ育てられた少女・藍花。彼女の家族となって、守ろうとした貴族・高岑。三人を中心とした愛情溢れる物語。

:感想
もののけ姫の形態を漫画日本昔話でやろうとすると、こんな感じになるんじゃないかな。雰囲気は嫌いじゃないんだけど、平安時代ってのがまた、オカルトと現実の具合が混ざっていて、題材的に良いね。文章は思っていたほど硬くないし、息継ぎさせない構成面に、作者のやや苦手な面が見えるが、文章の質、演出展開的には次第点だと思う。ただ理屈で攻められるのが好きなkirekoとしては、平安時代という舞台を現す語句、風俗がもう少し説明描写も含めて欲しかったところか。本筋の台詞と、その表現に作者が躍起になってしまって、ややリアルさが欠けて説得力は無いに等しい。鬼の描写ももう少し独特さというか、細やかさというか、外面的に綺麗じゃない負の部分が欲しい。心理面が判りやすい分、どうもそこが気になった。あと全然関係ないんだけど、初手、出会い頭の事象から推測して考えると、二人の関係は長期の馴れ合いに近いんじゃないかなと思う。設定的には結構複雑なんだけど、やってる事は付き合いで飲みにいくようなものだよね。


奇譚・地下にて ジャンル ホラー 作:上宮穂高

:あらすじ
──昔から、人々はこの世の外に『見えない世界』を夢想したものです。空の果て、海の彼方、地の奥底。殊に地の奥底は神話の時代から冥府があるとされたり何だりで、地下を取り上げただけでも──今こそ地球の地下構造は大分明らかになって来たと言いますが、以前はそれこそ人間の想像力の思いのままの世界でした。……さて。そういう世界が今でもあるとすると。どこにあるかなど分かったものではありませんよ?それが、あなたの足下にあるかどうか、なども。……長くなりましたか。つまり、そんな『異界』に迷い込んでしまう。そういう話です。

:感想
ホラーと銘打っているのに、なぜか詩的な表現が気になる作品。まあ、長大で要約出来てない作者のあらすじから、賢明な読者諸君なら察してもらえるとは思うが、ようは作者が喋りすぎて悪評価を喰らう作品の一例だ。どんだけ怖がりなんだろうか、この作者は。文章中で表現する自信が無いのか、まったくもって最初から後書きまで、まあダラダラと鬱陶しい…。物書きというのは、基本的に『沈黙は金、雄弁は銀』の姿勢でなければならないと思う。作者の言いたい事、表現したい物は文章の中に全て抽出し、その後多くは語らず…というのが、実質不動の説得力に繋がるということを知って欲しい。要約もせず、眼を引く演出もせず、まるでフランス映画の幕開けのような眠たくなる作者の語りは、著しく評価を下げる。さて、そろそろこの作者のように長ったらしく語りすぎたので、本作品の感想を言っていこうか。うーん、作者にはミニマムな比喩の表現力はあるんだろうけどさ、それを出しすぎて本題がグズグズになっているような気がする。詩的表現は『ここぞ!』と思う時に盛り込む、心理描写の切り札のような存在だと思っているだけに、こう大味な比喩の連呼をされると、読み手としても逆効果と感じてしまう。あと、キャラクター達の視覚の外郭の造り込みがまだまだ足りない。煙のようにプカプカ浮かんで、話の途中で消えてしまいそうな説得力の無さが問題点か。綺麗に纏めようと思っても、本筋の構成のおかげで締められない。そんな要約力の無さも気になる。


携帯電話 ジャンル ファンタジー 作:桜井 広海

:あらすじ
自分の知らない携帯が…どうやら他人と入れ変わってしまったらしい。かかって来た電話の持ち主の女と携帯を交換する事に…だがそこに現れた女は…

:感想
縦書きで読んではいけない作品。うーん、小説という、もうあらかた決まりきった表現技法、その枠組みの中で、ドラマ的コマ割りと漫画的視覚効果に挑戦する作者には、一種のパイオニア精神を感じる。ただ、それが受け入れられるかどうかは、本当に読者次第。ちなみに自分は受け入れられなかった。話の内容と、展開は滑るような捻りがあって結構面白かったのに、やたらめったらな構成が気になって、その表現が受け入れられなかったのが残念な限りだ。ちゃんとした小説の枠組みの中で書けば、それなりに上手く仕上がると思うのになあ。


還 (もど) りし場所へ ジャンル 文学 作:羅幻徒

:あらすじ
両親が早逝した自分は、孤独を感じたことはなかった。しかし、唯一孤独を感じる瞬間がある。それは、火を見たとき。

:感想
なんだかどっかのアウトロー小説を思い出させるような作品。構成面は文句なしに上手いし、表現も多用。吹けば飛ぶような一瞬の背景にも、ジワジワと染みてくるような細やかな心理描写が、感情を押し殺すように書かれており、そんな文章には、やはりのリアルさ…理屈じみた説得力がある。ただ、そこに本当のリアルさは無い、性同一性障害についても曖昧だし、その描写もまだまだ底が見えるようにも感じる、が、そこが良い。あくまでもフィクションの中で描かれたリアルさが、想像の余地を残すというか、読者の付け入る隙のある話のほうが、読み手の感じる自由度、その存在に浪漫があって好きだ。演出的には、それほど驚く幹事ではないのだが、とにかく作者の力量を感じさせられる作品。読んでいて引き込まれてしまうのは確実だと太鼓判を押したくなる。秀作!



=========終わり==========

>( ゜д゜ )
そろそろ繁忙期に突入するので、毎日更新は難しいかもしれません。
気が向いたらやる程度で見守ってください。
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元旅籠の下働きパンチョ立志伝⑪

2008年06月25日 18時52分21秒 | ゴルロア
<狼討伐依頼>
種別 討伐
対象 狼
場所 南東に4日ほど行ったあたりの洞窟
依頼者 近隣の村民
報酬 金貨1300枚
情報信頼度 ◎◎◎◎○(信頼できる情報)
参加者 槌術入門者・パンチョ
駆け出しのマスプロダクト
田舎のグレイブン
駆け出しのマスプロダクト
剣術初級者・キュクロ
田舎のドクガンテツ

--------------------------------------------------------------------------------
 
 …通路は続いている…

 通路の途中で、槌術入門者・パンチョたちは、薄暗い洞窟の中へと足を踏み入れた。
 中からは、不気味に生暖かい空気が漂ってくる……。
 
 …通路は続いている………………

 部屋に踏み込むと、ブラックプディングが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 ブラックプディングと戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョはブラックプディングの攻撃を受け、軽傷を負った。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターを振るい、ブラックプディングに手傷を負わせた。
 田舎のドクガンテツは、ブラックプディングを倒した!
 少なくない被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている……………………

 部屋に踏み込むと、狼の群れが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 手練れの狼の群れと戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、手練れの狼に痛烈な一撃を見舞った。
 田舎のドクガンテツは、手練れの狼を倒した!
 剣術初級者・キュクロは、手練れの狼を倒した!
 槌術入門者・パンチョは手練れの狼の攻撃を受け、軽傷を負った。
 駆け出しのマスプロダクトは、手練れの狼を倒した!
 田舎のグレイブンは、手練れの狼を倒した!
 駆け出しのマスプロダクトは、手練れの狼を倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている…………………

 部屋に踏み込むと、ブラックプディングが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 ブラックプディングと戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョはブラックプディングの攻撃を受け、軽傷を負った。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターを振るい、ブラックプディングに手傷を負わせた。
 駆け出しのマスプロダクトは、ブラックプディングを倒した!
 大きな被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 
 …通路は続いている……………………

 部屋に入ろうとしたとき…
 罠だ!
 田舎のグレイブンがとっさに気付き、槌術入門者・パンチョたちは無事回避した。
 
 …通路は続いている…

 部屋に踏み込むと、金属製の扉が道を塞いでいる。
 槌術入門者・パンチョたちは扉を開けて先に進んだ。
 
 …通路は続いている…………………………

 部屋に踏み込むと、狼王が不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 狼の精鋭の群れを率いた狼王と戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョは狼王の攻撃を受け、軽傷を負った。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、狼の精鋭に大打撃を与えた。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、狼王に軽傷を負わせた。
 駆け出しのマスプロダクトは、狼の精鋭を倒した!
 槌術入門者・パンチョは狼王の攻撃で、大きな傷を負った。
 駆け出しのマスプロダクトは、死んでしまった……。
 槌術入門者・パンチョたちは大きな犠牲をはらいながら、その場を逃げ出した……
 力及ばず、槌術入門者・パンチョたちは敗北を喫してしまった……。
 こうして槌術入門者・パンチョたちは、討伐を果たせぬままに虚しく街へと帰還した……。

--------------------------------------------------------------------------------
 槌術入門者・パンチョの冒険は終わった。
 駆け出しのマスプロダクトは死んでしまった……
 冒険失敗……

  
 筋力 が 6 増加した。
 敏捷 が 7 増加した。
 器用 が 2 増加した。
 耐久 が 1 増加した。
 感応 が 3 増加した。
 知力 が 6 増加した。
 魔力 が 2 増加した。
  
 情熱が 153 減少した…


>あやうく死にかけとる
\(^o^)/退却が遅れてたらパンチョ死んでたー
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この6月24日という日を大事に

2008年06月24日 22時37分31秒 | 小説の感想と批評
冷房きいた部屋で激務→出向所へ挨拶しに外→死亡フラグ@kirekoです。

>今日の感想と批評

そうめんの美味しい時期。
しかし、私はにゅうめんで食べる捻くれ者。

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

エッチタイム ジャンル 恋愛 作:雪美

:あらすじ
初・・・・・?けっこうエロいよ。笑エロいかどうかはあなた次第!!!!!あなたは・・・この小説を読んでなんと思いますか?

:感想
はいはい、エロスエロス(棒読み)
開始一発目これかよ(笑)。というわけで、ヤルだけ小説。18歳未満は読んじゃいけない有害図書。作者はちょっと、薄味のエロ雑誌の読みすぎじゃないのかね。と、思ってしまうほどの中途半端さが目に滲みる。なんだろ、キャンプ初日の夜にカレーを作ろうとして、カレー粉も具も入れずに、麦茶で仕上げた感じ。まあ流行っぽいライトなエッセンスが、もしかしたら売れるかもね!はあ。誰かさんの書いた『人間椅子』まで変態エロに走らなくていいから、情感なり、経緯なり、書くならもっとちゃっかり書こう。人間の絶対に逆らえない欲を扱うのは、悪くないと思うが、読む価値なし。はっきりいって駄作!
…でも、こういうのは感想言うほうからしてみれば、実はありがたい。救いようのない凶悪犯罪者へ、死刑宣告するような気持ちっていうのかな?ようは、思いっきり酷評できるから。


思い出なんて憂鬱です ジャンル 恋愛 作:平川秀

:あらすじ
T&Mシリーズ第四弾。水鳥愛と嘉川友亮の高校時代。

:感想
続きもの?っぽい、いわゆる男女二人出会いの作品。キャラクター描写に関しては、やや外面的説明が不足していると思うが、精神面を例えた台詞描写が上手く、とかくスラスラと読ませようとする読みやすさ重視の文は、好感が持てる。全体的な筋立てがちゃんとしてるから、最期までキャラクターがブレないのが魅力的。ただ、タイトルがよくわからんですな。あと、個人的にちょっと改行しすぎかなとも思う。『強く生きる人に惹かれる』という、恋愛のパーツを前面に出した話は嫌いじゃないけど、あえてここで苦言を呈すとするならば、重要な描写の一つである台詞に、詰め込みすぎな感じもする。用意したキャラクターが荷物を背負いすぎているというか、説明をペラペラ喋る司会進行テープ音みたいで、文字から想像できる生の表現が無いのが、若干気になった。あと、自分が言うのもなんだが、『この言葉を聴いたクラスメイトは感動していた筈だ』のくだりは、演出的に要らなかったかも。まあ思い込み、と捉えることも出来るが、むしろこの展開なら、クラスメイトが彼に対して(差し入れを入れた女生徒に対しても)もっと苛烈にバッシングしたほうが、『二人だけの空間』を誕生させやすい気がした。ちょっとテイストを悲劇に仕立て上げる事で、読者の目線は食いつくと思ったりもした。まあ、読者の目線とか言ってますけど、言ってるのは一個人の目線なんですがね。


崖っぷち ジャンル コメディー 作:灯宮義流

:あらすじ
三者三様、いろんな崖っぷちのお話。

:感想
三者三様の崖っぷちというから、もっと危機的状況が羅列されるのかと思ったら、全て同じ状況だった。3回目の崖っぷち表現をやるために、あえて天丼方式を用いたのだとしたら、ある意味成功かも。本文の構成上、いつもよりやや文章に勢いがあり、相変わらず小ネタの使い方は上手く、全体もキュッと締まってる感じがする。素人感覚で読めるコメディーとしては、十分楽しめる作品なのではないだろうか。ただ、その中で脆弱な部分があるとすれば、やや捻り足りない描写が幾つか。まあコメディー作品に理屈が足りないなんて言っても仕方ないんだが、そこに存在する説得力の部分とコメディー作品としての面白さの融合の面で、作者の力量が足らず、やや表現に欠ける部分が目立つ。特にその2のパートに関しては、見るからに美味しい素材が転がってるのに、外面的な50%の美味しさしか引き出せず、設定を生かしきれてないところが、不満だったところ。


毒入り林檎 ジャンル 恋愛 作:関なみ

:あらすじ
学生時代の友人、真帆からの呼び出し。でも、たのしい話の筈がない。皿の上で、林檎がストンと割られた。嫉妬という毒入りの林檎が……。

:感想
始めに言っておくと、こういうのに遭遇するのは嫌いだが、小説としては大好きだ!狐と狸の化かしあいというか、ちょっとジメっとしつつも、争うときはカラッとするような作者の語り口が、なんとも良い。本作は、猜疑にかかり、それが現実の引き金になってしまう、そんな女同士の争い合いの予兆、その嵐の前の静けさの時間の止まったような1シーンに過ぎないのだが、キャラクターのやや含みのある台詞、逐一の動作、些細な心情変化、そに応じての背景設定、といった小説の旨みたる描写が実に細かく描かれており、それに追随するように構成がしっかりしているので、やや安易な展開も想像力をかきたてられ、どこか斬新に感じてしまう。タイトルも、読了後に見返すと、なかなか含みがあって良い。作者にkirekoの言葉がどういう風に受け取られるかわからないが、まるで「体験したかのような」生きたキャラクター達の些細な心理の動き、その瞬間が良く描けていると思う。秀作!


ある作家の話 ジャンル ホラー 作:葛城アモン

:あらすじ
普段、紳士的で素敵な作家の心の奥底には何が住んでいるのだろう……。

:感想
いやー、これを読んだ物書きの皆さんには、ちょっと当たる部分もあるのでは?シナリオライター系は特にありえるというか、なんというか…。まあ、この手の魔物をいつの間にか飼っちゃってるってのは、実際職業病なんですよね。作家は皆ナルシストであり、レイシストですから、溜め込んじゃうと、こういう事件の発展もありえるかもしれませんね(その辺のちゃんと区別のついた大人が、業界に多いかというと疑問ですが)。自分に酔わない生粋のノンフィクション作家以外は、殆ど現実離れした妄想の中に生きてますから、共感は十分にあったかと。と、いうわけでこういうのが本当の感想って奴ですね。わかります。


=========終わり===========


>欲
やっぱり人間の欲について書いてる小説は、作品が良かれ悪かれ読み手が目にしてくれるんですよね。昨日、久々にテレビで見た六時くらいのニュース番組とか見てて思ったんですが、なんかデカ盛りだの、大食いだの、全局でやられても…。まあ、視聴者の食欲の欠損を満たすためと、自己解釈しました。
全然関係ないんですけど、最近流行の露出の多いエロ表現とか、わかりやすいエロ文学とか言うのは、本当にウンザリしますわ。重厚なエロスが切り札だと思ってる自分としては、外見的なものばかり追い求めて、結果エロを安売りするのは、今後のことも考えて、どうかと思うんですがね…。
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元旅籠の下働きパンチョ立志伝⑩

2008年06月24日 17時07分12秒 | ゴルロア

>ふふふ…
なんか同じ依頼を受けた人が、同姓同名でダブった名前を使ってるとうける。


<人型の怪物討伐依頼>
種別 討伐
対象 人型の怪物
場所 東の方に2日行った山のふもとの森
依頼者 近隣の村民
報酬 金貨1400枚
情報信頼度 ◎◎◎○○(微妙な情報)

参加者
槌術入門者・パンチョ
駆け出しのマスプロダクト
田舎のグレイブン
海港のロイ
駆け出しのマスプロダクト
都会のルルシュレディンガー

--------------------------------------------------------------------------------
 
 …小道は続いている…

 小道の途中で、眼前に広がる森の中へ、槌術入門者・パンチョたちは木々の合間を縫って足を踏み入れた。
 中は、静寂が支配する世界だ。
 
 …小道は続いている…………………

 広場に踏み込むと…
 罠だ! 大きな音が周囲に鳴り響いた!
 コボルドの衛兵が現れた!
 槌術入門者・パンチョたちは前哨戦を優位に進めつつ、本格的な戦闘に突入した!
 コボルドの衛兵の群れと戦闘を開始!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドの衛兵に致命傷を与えた。
 槌術入門者・パンチョは、コボルドの衛兵を倒した!
 海港のロイは、コボルドの衛兵を倒した!
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドの衛兵を倒した!
 田舎のグレイブンは、コボルドの衛兵を倒した!
 コボルドの衛兵の攻撃は、槌術入門者・パンチョに手傷を負わせた。
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドの衛兵を倒した!
 さしたる被害もなく槌術入門者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 
 …小道は続いている………

 広場に踏み込むと、コボルドの群れが不意打ちを仕掛けてきた!
 槌術入門者・パンチョたちは浮き足立った!
 コボルドの群れと戦闘を開始!
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドを倒した!
 海港のロイは、コボルドを倒した!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに致命傷を与えた。
 槌術入門者・パンチョは、コボルドを倒した!
 田舎のグレイブンは、コボルドを倒した!
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドを倒した!
 さしたる被害もなく槌術入門者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 
 …小道は続いている……………………

 広場に入ろうとしたとき、大鼠の群れを発見した!
 大鼠の群れと戦闘を開始!
 田舎のグレイブンは、大鼠を倒した!
 駆け出しのマスプロダクトは、大鼠を倒した!
 海港のロイは、大鼠を倒した!
 都会のルルシュレディンガーは、大鼠を倒した!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、大鼠に致命傷を与えた。
 槌術入門者・パンチョは、大鼠を倒した!
 さしたる被害もなく槌術入門者・パンチョたちは戦闘に快勝した。
 宝箱だ!
 開けてみると……
 ほとんどはガラクタだが、値打ちのありそうな物も多少は収められているようだ。
 槌術入門者・パンチョたちは、宝箱の中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 いくらかの財宝を手に入れた。
 
 …小道は続いている……………………………………

 広場に踏み込むと、深い森の中を歩いていると、にわかに雲行きが怪しくなり……たちまち雨が降り出した。
 槌術入門者・パンチョたちは木陰に身を寄せたものの、雨が止んだ時には全身ずぶ濡れになってしまっていた……。
 
 …小道は続いている………

 広場に入ろうとしたとき、コボルドチーフを発見した!
 コボルドの群れを率いたコボルドチーフと戦闘を開始!
 駆け出しのマスプロダクトは、コボルドを倒した!
 海港のロイは、コボルドを倒した!
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドに致命傷を与えた。
 槌術入門者・パンチョは、コボルドを倒した!
 田舎のグレイブンは、コボルドを倒した!
 槌術入門者・パンチョはコボルドチーフの攻撃を受け、軽傷を負った。
 槌術入門者・パンチョはありふれたモーニングスターで殴りかかり、コボルドチーフに軽傷を負わせた。
 海港のロイは、コボルドチーフを倒した!
 いくらかの被害を受けたが、槌術入門者・パンチョたちは戦闘に勝利した。
 槌術入門者・パンチョたちは、人型の怪物を打ち倒し、討伐を果たした!
 奥の方に部屋状の狭い空間がある。
 覗いてみると、なかなか値打ちのありそうな物が収められていた。
 槌術入門者・パンチョたちは、その中から目ぼしい物を選んで持ち帰ることにした。
 『質の悪いフレイル』を手に入れた。
 こうして無事に討伐を果たした槌術入門者・パンチョたちは、意気揚々と街へ凱旋した。
 都会のルルシュレディンガーが『質の悪いフレイル』を獲得した。

--------------------------------------------------------------------------------
 槌術入門者・パンチョの冒険は終わった。
 冒険成功!!

 報酬として金貨 1400 枚を受け取った。
 金貨 1632 分の財宝を手に入れた。
  
 筋力 が 4 増加した。
 敏捷 が 4 増加した。
 器用 が 2 増加した。
 耐久 が 2 増加した。
 感応 が 3 増加した。
 知力 が 2 増加した。
 魔力 が 1 増加した。
  
 情熱が 28 増加した!
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