先週末から陽気はうなぎのぼり
どこを見ても一気に満開の桜の樹々
ポカポカ陽気に午前中のボランティアを終えた足で近所をふらついて見ました
先ずは「西林寺」
ここは大きな枝垂れ桜がポツンと有るだけですが、一茶縁のお寺で知る人は知るところ、この日も同じように陽気に引かれて訪れている人が居ました
http://members.jcom.home.ne.jp/michiko328/moriya.html
お堂の階段で日向ぼっこをしながら花を愛でたり
桜の花笠の下で絵を描く人もいました描きたくなるような色合い正にこの日の花この日の色合いです。
垂れ桜がやけにスッキリと写るなぁと帰宅してから古い写真を見てみたらやっぱり後ろに生えていた銀杏の木がスッパリ切られていたのでした
そのまま帰るのも何だ、と脇道を抜けたら「愛宕神社」に辿りついた
初めて来た神社地元の人がお祭りしている神社です
散策していると農家の畑の端に赤く目立つ枝垂れ桜近くに行って畑仕事の老夫婦に「写真撮らせてもらって良いですか?」と声を掛けたら
胡散臭そうに「あんたどごの人だえ?」
そうさね、畑の奥までノコノコ入って来た人もそう無かった事でしょう
近くのT町の者です西林寺に来たので足を延ばしてきたらこの枝垂れが目に入ったものだからとお断りを言ったら
まぁ「ええですよ」と返事をしてくれた、水仙の畑が見事だったので「素敵ですね~」と社交辞令で誉めたところ
「ああ、おらんとこの娘がはぁ~花が好きでこれみんな娘が世話しとったで、んだけど死んじまって年寄りがこれから世話するのも大変で」とお話になる
さらに「今日は初七日でよ」とおっしゃる「まぁ!」「それはそれは、おいくつでいらしたんですか?」と聞くと
「56でよ」と…まぁ「私よりお若いでは無いですかー」と急な話の展開に婆が戸惑ってしまった
でも、話すうちに心が解けたのか庭の方に娘が世話していた温室が有るから「見るがい?」と言うので花の嫌いでないワタクシ
勿論見せてもらった、この季節、花は咲かせては居ないが、蘭の数々サボテンの数々木立ちベゴニアなど様々、「本当は割烹着を着て中で祭り事をしなくちゃぁなんねぇけど畑も手入れしないといけない季節で爺様とやってるのさぁ」とやるせなさそう
暫く話をしてお暇し、次なる桜の地へ
名所に行けなかった今年は近所で満喫するのも良か事とぐるっと半日廻ろうという気になった
次に行く所は隣の団地、三井の肝いりで造成の団地です、その後地盤沈下とか余り良くない噂の立った団地では有りますが景観はいい所です
遊水池の周囲と隣地の谷地の間に植えた桜が大きくなって見栄えが良くなっています
裏道に精通?しているので住宅地を抜けて地元の集会所の桜も一見
これは丁度婆の家から遠目にこんもりと桜の山が見える眺めの所、近くに寄ってみればお墓が側にあって風情も何も「遠目の桜」っていう言葉があるそうな
T市役所にチョッと用事も作って市役所の桜もそこそこ数が有るので拝見、花も膨らんでどこも見事な眺めです。
通りを挟んだ学校も入学式と合い間って今年は花の入学式で臨んだ人たちに記憶を刻む役目を果たしたことでしょうナ
帰り道には「とげ抜き地蔵尊」が有ります
もうお社は影も無くみすぼらしいのですが、ここの縁日は長く続いて居て地元のお年寄りの楽しみになっている様です
踏み切りから線路にかかる桜がトンネルのように見えたので近くに行って確かめるべく地蔵尊の裏手に廻って見ました
中々いい具合に絵が撮れないでうろついていると我が常総線の電車が到来グッドタイミング!とカメラを構えたが車両は2両「さびし~~」
まだ、陽気が暖かいのでもう一巡り
介護施設「あけぼの」
柏市の「あけぼのやま公園」は弁天様も有って世間的に有名ですがここはT市の介護施設「あけぼの」、桜の樹齢はそこそこあるので花の枝が張って見事です
目の前に林が広がって清々した眺めの良い所です、折りしも花の下でゲートボールを楽しむ群れに桃色の枝が伸び差して、見る方も顔がほころぶというもの
ここまで来たら神明神社に、大きな椎の木が有る、いつか椎の実を拾いに来て見たいと思いながら、20年
椎の実の落ちる頃は何か他の事で忙しかったのか未だに実現していないなぁ
空気に温度を感じる時間になってきたので最後に利根川べりのT神社の桜を拝見してEND
つくづく思ったのは裏道に入ると大きな農家の多いこと、お屋敷に桜が植えられていても何の妨げにならない程のお庭の広さに見とれてしまいます。
平安の昔から牧の御料が有った位だから豊かな土地柄だったのでしょうか
クネクネと抜けてホーマック前の信号に出れば終点T公園ではシートを引いて宴の真っ盛りの軍団T公園も「花」と3分咲きから観察していたけど、この陽気に一気呵成で満開を迎え「桜の国日本だなぁ」とめぐり終えた半日でした