地図とネットを頼りに耳に残っているフレーズを頼りのこの度の旅
阿仁マタギの駅から程なく入って徒歩45分ほどで安の滝もっと足を延ばせば他にも見応えのある滝に会えると勇んで走るも
ナビに入れるにはどうすればザクッとしたネットのプリントでイザ入れようとしたらナビのリストでは入らないので焦った
途中にクマ牧場が有ると表示されていますから、近くで聞こうと見かけた伯父さんに聞いたところ一笑に付されました
「だめでゃ駄目!なんとは~ゆぎまだとげでにゃくて、ひゃられにゃ、くずれもあってひゃ、ひゃられにゃ6がづもながばでにゃばえがれにゃ」と半分からかい気味に答え返されました
訳すと「駄目だ駄目、何と雪は未だ解けていなくてさぁ、入られない、山崩れも有って入られない、6月も半ばで無いと行かれない」とまぁこうです。
クマ牧場でも見て行け、鹿角市からヒグマを連れてき社屋も新しくしたからと言います、「でもクマが居るだけでしょ」というものの計画が一部不可になったので行って見る事にしました。
所々に雪が残っているのは確かです、それでいつもは乳頭あたりで採取のフキトウが黄色く見えますからそちらの方に眼が走ります。
残雪の縁に雪解け水を一杯取り込んだフキトウは格別なので然も標高が高い分間に合って簡単に撮れそうですし、にゅゆ等より深山だから条件は良いわけです。
クマは考えようですが、餌を貰えるので自然発生的に学習したんでしょうか、別々の個性が活きて餌のおねだりポーズが実に様々で結構受けました
口を開けてヒットさせるのが上手な子、待つ間のポーズがユニークで思わず笑えます、テレビでも見かけますが改めて見ると感心しきりでした。
熊と言う事で考慮の上の牧場でしょうがチョッと奥過ぎるのかな?
ヒグマは迫力が有りました、毛の色もツキノワグマでさえ凶暴と言いますが、グリズリーを連想させる茶色の毛色です、雪が残っていてこの人たちは暑いのが苦手ですから雪にのたばって(腹ばいになって)涼を楽しんでいました
そうなのです、北国だからと長袖持参を笑うようにここも夏の暑さなんです。
降りながら、途中で目につけて置いたポイントでひとしきり「ふきのとう=ばっきゃ」を採りました
斜面では先人が採った跡も有りましたが素人さんが無理やり採って失敗した痕跡が、思わず「教えてやるのに」とニンマリ
さて、沢を挟んでお向かいに「打当温泉」が有りました、本日は駅中温泉に入る予定だったのでパスするも帰り道が貧弱でチョッと上を見ると立派なガードレールが見える・・・あれ?間違えてる?
と、打当温泉の従業員らしき人が居たので声をかけて道を確かめると、標準語で答えてくれました、そしたら3~4年前まで群馬に居たそうです、お隣なのでつい話も弾みます、聞けば立派に見える道は地元の人の生活道路で殆ど他の人が使わない道との事
そして、嬉しい事に今まで名残の桜と山を眺めて走って来たのですが、ここいらはこれからで咲き始めなのだそうです、そしたら俄然景色の見方が変わりましたね!
もう楽しみで、並木こそないけれど走りながら出現する桜に感動しまくりです、おまけに桃やスモモ3種の桜が今一斉に咲いていると教えてくれました。
これから駅中温泉に向かうまで、山桜と添うように流れる桧内川の渓流と適度な曲りやアップダウンのドライブは満点に等しい満足度です。