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中当たり

2016年10月14日 | Weblog
 当り外れが多いと感じる作家さんて少ない気がする。
2〜3冊面白かったので、まとめ買いしたんだけど、たまたまだったのか、
その後多くがツマラナイ本ばっかし。

ホント久々にまぁまぁ面白かった本。


大崎善生 著 「ランプコントロール」

単純に、一組のカップルが数年の海外赴任により、遠距離にするか同行するか別れるかの選択の後、
曖昧なまま別れを”覚悟したまま”離れ離れになってしまった2人の話。

”覚悟したまま”ってところが主題で、したままにしておくしか出来ない状況でもあったのだが、
そこがポイントとなっている。

旅立った直後から恋人の理沙と連絡が取れない状況に、彼女の決意と受け止め、落ち込むドイツでの日々。
やがて友人を見つけ、ドイツ人の恋人もでき、楽しい暮らしを迎える。
やがて3年の赴任も終わり、彼女とも一旦距離を置いて帰国。

そこで待ち構えていた、理沙の真実を知り・・・。



別れを覚悟したまま、そのままの状態で完全に3年間意識不明で眠っていた理沙。

別れを覚悟したまま、現実を受け入れ、ドイツに恋人が出来た主人公、直人。

病院のベッドで眠ったままの理沙と再会し、別れを覚悟したままの状態であったことを再確認する。
つまり、別れていなかったことを知る。今でも恋人同士であることを。


ドイツ人の恋人、ステファニーの来日と、現状の打ち明け。
ステファニーのとった行動が非常にドイツ人的であり、また女性的でもあって、切ない。


やがて理沙は昏睡状態から一時的に目覚めるも、再び昏睡状態に。
ただし睡眠に近い状態らしい。

理沙は回復するのか?
最後は幻覚?夢?現実?の様な状態の描写で終わるのだが、
直人の覚悟を決めた行動をとったところで終わる。

曖昧な決心で離れ離れになってしまった優柔不断な行動を反省するように。


内容は、とても面白いんだけど、同じ回想シーンが何度も出てくるのは如何なものか?
無駄に頁を増やして要るだけに感じる。あとやっぱり理屈をこねてばっかりいる。
この2つの点が解消されれば、もっと面白い小説になるだろうにって思う。

だから中当たり止まりなんだな。主題はとても良かったんだけど、残念。
9冊読んで、1冊、「アジアンタムブルー」しか”当たり”無い感じ。
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