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規制が?!

2016年12月07日 | Weblog
 出版社、放送局、新聞社に自主規制語があり、単語単体で使用禁止となってる、
なんて、知らなかった。
内容には全く関係なく、本当に単語単位であるとか。

杓子定規のお役所仕事みたいな、単細胞な馬鹿が考えた一律の規制らしい。

そう言えば、もう20年位前になるか、障害者と健常者との恋を描いたドラマや映画が、とても流行った時期があったけど、
最近は殆ど聞かなくなってしまった。
北川悦吏子さんだったかな?原作脚本で大ヒットしてたけど。

そんな規制の中?書かれた、いい本を読んだ。




有川浩 著 「レインツリーの国」

大阪出身の若い会社員、伸行が、学生の頃読んだ想い出の本に関して、ネットで検索するうち、
ある1人のブログサイトに出会う。
管理人の女性、ひとみは、その本に対する感想を書いており、性別による感想の違いに興味を抱く。
何気にコメントを書き込と、すぐにレスが帰ってきた。

メールを通してのラリーが続き、やがて直接会うことに。

初デート(オフ会)。
メールでの印象と異なり不可解な行動のひとみに戸惑う伸行。

些細な事件から、ひとみの秘密を知る。
泣きながら、その場から逃げ去るひとみ。
2人乗関係はその後どうなるのか?



北川さんの本とは違って、深刻さや重さはそれほど感じないものの、
やはり障害者と健常者の世界に隔たりがあることを、思い知らせれる深い内容。
それでも尚、有川さんらしく、ポップな感じで、会話やメールでのやりとりから、
2人は徐々にその隔たりを埋め始める様子が、大人の少女漫画的で楽しい。

序盤の飲み会に出てくる伸行の同僚ミサコが、中盤になって彼女なりのしっかりしたコンセプトで生き、
伸行に対してアドバイスしてくるエピソードも、
野暮ったい外見のひとみではあっても、本や映画の感想を真剣に話し合える性格が伸行には楽しく飽きないと
更に確認出来ることになって、また良い。


障害者として卑屈になっていたひとみ。障害者の気持ちなんて全く気にしたこともなかった伸行。
2人がお互いに感情をぶつけ、お互いに反省し思いやって、本当の恋人になったところで物語は終わるんだけど、
1頁として弛むところがない。

好きな小池真理子さんのサスペンスの様につい夢中になってしまう。
楽しすぎて、勿体無いから、明日の楽しみにしようって思えるほど。

20代の男女の物語ではあるけど、とても若々しくて、高校〜大学生の恋愛みたいにも思える。
でもまぁ、自分も20代の時はこんな風だったような気も・・・。

最終、ひとみの気持ちが書かれてるけど、このあたりはさすがに女性の方が大人を感じさせる。
多くのの困難が2人を待ち構えてるのは確かであって、破局になる可能性のほうが高いと解っていても
それでも後悔はしないし、2人乗関係を始めていこうという決意。

伸行や自分でも、男は”単純に恋人ができた”って浮かれてるだけだろうな、こんな時は。


有川さんのあとがきも含め、ライトノベル的軽さながら、内容はとっても考えさせられる意味深で楽しい本だった。
ほんと、有川さんの本は面白い。鉄板だよね!




つか、こんな風に読書の感想を語り合える友人、欲しいよなぁ、まじで。


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