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文字だけの絵本

2017年05月17日 | Weblog
 少し前、映画にもなった「陽だまりの彼女」を読んだ時の感覚。
単に”ファンタジー、フィクションじゃん!”と言い切ってしまうには惜しい感動が。

映画のドラえもんやクレヨンしんちゃんみたいな?(見たことないけど)
一緒に行った親が感動してしまう物語。



七月隆文 著 「僕は明日、昨日のきみとデートする」

読み始めは、なんとなく軽すぎて入り込めず、頁が進まなかったんだけど。


20歳の大学生(高寿)が通学の電車内で、ある女性に一目惚れをする。
普段なら絶対でない勇気を振り絞り、彼女(愛美)が降りた、本来の目的地ではない駅で
下りてしまう。

すぐに声をかけ、その場で告白をしてしまうところから物語が始まってゆく。
あまりにもすんなりと事が運び、運命だったかのように付き合うことに。

不思議な感覚の会話を時折する愛美。
ある日、アパートに愛美がメモ帳を忘れて帰った。
そのメモ帳に書かれていた、遡った日付と記録は・・・。



これまでにない、パラレルワールドの交差する、僅かな時間の物語。
5年毎に交差しながらのピーク、わずか40日間の恋愛。

設定的には完全にファンタジーなんだけど、
限りある時間だからこそ、その甘さと切なさがもう・・・・。
思わず「陽だまりの彼女」の作者と同一人物かと確認してしまった。


40日の中間あたりで2人の関係は逆転することになる。
エピローグでは、語り手が幼い愛美になり、大人の高寿と出会うエピソードが語られる。



大人になった2人は、きっとそれぞれ恋人がいて幸せに暮らしているだろうけど、
いつまでも切ない思いが5年毎に繰り返されるのだから、、それはそれで辛いというか。

こんなにもSFと言えるほどの物語なんだど、切ない感動を与えてくれる小説は
絵のない絵本と言っても良い気がする。
いや〜、予想に反して面白かった。



そう言えば映画化されてるみたい。見てみようかなぁ。
実写化して原作に迫るのは極少数で、がっかりする場合が多いから、そこが悩ましいところ。
気が向いたら・・・だな。
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