足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

佳境いりの決算発表・・・・玉を見つける機会

2015-10-30 06:47:51 | 投資戦略
決算発表が佳境にはいつた。
個々の銘柄の追跡で時間の過ぎるのが惜しい日々が続く。
注目の第一はソニー(6758)の復活である。苦渋の時間を経過しようやく先行きに光が出てきた。10年間で8000億円の構造改革の費用を投じ、その成果が出てきた。いまやソニーは家電製品の代表選手でなく、エレクトロニクス製品を陰で支える裏方にまわったが、しかしその技術力が業界の進化に大きく貢献する存在になってきた。今日のソニーの姿をいち早く予見したのはアベノミクス相場の幕開け時に大量投資したヘッジファンドのダン・ローブであった。アクティビストとしていちはやくソニーの再生後の姿を描き、人気の口火をきった。
追いかけるのはパナソニック(6752)だが、再び日本のエレクトロニクスの代表に復帰した。両銘柄ともポートフォリオのコアに加えたい。
HOYA(7741)が本年2度目の自社株買いを決めた。豊かな手元流動性を駆使して、M&Aのための自社株買いでなく、購入分は消却する。新しいガバナンス時代を先取りしてきた経営者の行動には注目したい。
塩野義製薬(4507)が1日で治療できるインフルエンザの新薬を出す。画期的なことである。これまで培ってきた抗生物質の開発の技術を生かし、世界に先駆けた。この分だと念願の感冒薬の分野での決定的な総合治療薬の出現も夢でなくなってきた。

2日前に任天堂(7974)が決算発表し、待望のスマートフォン向けの新製品の発売を来年に引き伸ばした。岩田前社長が進出を決断した新分野への進出を、スタート台でもたつき、株価に大きな衝撃を与えている。
ウォール街でも様々な評価がされており、なぜ切り札のポケモン、マリオなどの人気キャラクターも看板を下ろし、だれも予想しなかったソフトを皮切りに使うのか?様々な憶測を呼ぶが、ウォールストリート・ジャーナル紙は前向きの評価、フォーチューン誌は批判的で不透明な政策と批判する。LINEなど意識して世界で2~3億人のフアンの獲得が目標にはいってきたのか?真意は今回の君島社長の話からはくみ取れない。

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