足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NYダウは2万ドルの道へ・・・鉄鋼株が急騰  

2016-12-09 05:58:29 | 投資戦略
大統領選から1ヵ月が過ぎた。トランプ新大統領の閣僚人事も決まり、新体制が整った。
その間、ダウ平均は7%上昇したが、中小型株指数のラッセル2000は15%も急騰した。強気相場のときの1年分をわずか1ヵ月で達成した。
ウォール街では盟主ゴールドマン・サックス(GS)の株価は30%も急騰,銀行株の上昇もそれに追随した。
“市場に久しぶりにアニマルスピリッツ(動物的な本能)が蘇る”とウォール街の首脳は口にする。トランプ候補の当選に批判的であった金融界の見方は一変し、新年の株価に大きな期待感が蘇ってきた。(「動物的な本能はケインズの言葉」
一時は懐疑的であったトランプ氏の掲げる大規模なインフラ投資と減税の実現性については、新大統領の通念を破る行動を期待し、再び偉大な米国の復活に自信をもつ投資家が増えてきた。
ここ2日間、メデイアにはトランプ氏とソフトバンクの孫社長と並んだ写真が目立つ。
いち早く接触した安倍首相に次いで孫社長も動いた。これまでの日本の経営者には真似のできない行動を両人はとった。

トランプ銘柄に鉄鋼関連株がある。
年初来、全体の相場のもたつき横目にみて上昇を続けていたが、代表的な銘柄のUSスチール(X)は年間で5倍にも上がっている。特にトランプ候補が大統領に当選してから2倍以上になった。トランランプ相場の中でも異例の動きである。新政権の政策が公共投資の増大を明確に宣言してから人気に拍車がかかった。
11月初めの安値からの上昇率は新日鉄(5401)+37%、神戸鋼(5406)+54%、JFE(5411)+38%と一連のテーマ株そこのけの人気を集めている。
米国では公共投資のほか民間でも設備投資が出る兆しが出てきたし、日本でもアベノミクスの仕上げとして公共投資が来年は増加することが考えられる。この動きを先取りし始めた。
探せば東京市場でも鉄鋼関連の魅力のある銘柄が出てきた。新しい銘柄を来週の「トリトンスクエア通信」で発信する予定である。

NYダウ平均は2万ドルがかすかに見えはじめた。

ウォールストリート・ジャーナル紙のウェブ版では15日からアップルを通じ配信される”「スーパーマリオ・ラン」のことを報じている。差し当たり月間の売上は7100万ドル(81億円)と見込まれている。「ポケモンGo]の半分の金額である。3月には「ファイアー・エンブレム」と「どぶつの森」の2本がリリースされる。
「ス-パーマリオ・ラン」が当初の予想金額を上回るなら、株価の居所は早晩に大きく変わるだろう。
いよいよ任天堂は新時代いりするが、これから様々な思惑が先行きに出てきて一段と注目を集めるだろう。




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