足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街で弱気が増える

2016-01-16 08:18:18 | 投資戦略
NYダウ平均は大幅安。一時は537ドル安の15,842ドルまで下落したが、引けは390ドル安の15,988ドルで終わった。昨年8月の暴落時の15,666ドルに接近した。
下げのきっかけは中国株の下落と原油安で、これまでの悪材料に大きく反応した。
年初来の相場の下落は2008年のリーマンショック以来の下げで昨年末比10%近い下落になった。CNNMoneyの「恐怖&貪欲指数」(Fear&Greed)も急落し17ポイント。1ヵ月前は18ポイントであった。昨年8月の暴落のときは2ポイントまで下落して相場は底入れした。
中国株は政府の株価対策が全く効を奏せず、この日は銀行が融資を渋り始めたことも懸念材料になった。

ウォール街では先行きの相場観が大きく割れてきた。前日のアビー・コーヘン(ゴールドマン・サックス)の強気コメントに続き、ヘッジファンドの大御所レオン・クーパーマン(オメガ・ファンド)がCNBCのインタービユーに応えて“ここが頑張りどころ”(hang tough)
と投資家に呼びかけた。現在は弱気相場いりでなく「世界景気の鈍化への懸念」での一時的な下落とみる。
理由は①リセッションの兆しはない②株価の割高が解消した③決定的な地政学リスクは発生していない④米連銀は利上げしたが、今後は相場の動きを注視して行動するーとみる。伝説的な運用者ジョン・テンプルトンの「強気相場は悲観のなかで生まれ、不安感の中で上昇し、楽観の中で過熱し、満足感の中で反転する」という言葉を引用し、現在がどこをみても満足感を抱く投資家はいないとした。

一方、好対象なのがローレンス・フィンク(世界最大の投信会社ブラック・ロック会長)で「まだ相場の下落は十分でない。現在の水準から10%は下落するだろう。原油も同じで$25、$24まで下落し、今年前半は痛みの伴う相場展開になるが、一段安のあと回復する。下落が絶好の買い場を提供し、年後半には大きなチャンスが来る」とみる。一代で世界最大の運用会社を築いた成功者である。

このようにウォール街の見方は大きく分かれてきた。
昨日のNY株のトレンドをみて救いは引けにかけて戻したことである。来週の相場は引き続き中国株と原油相場の動きに短期的には左右される。

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1 コメント

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ありがとうございました (北海 熊太郎)
2016-01-17 22:49:56
やはり筆を折るべきと思います、怨嗟の声聞こえませんか?

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