足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂の3万円台乗せに期待

2017-04-20 06:47:45 | 投資戦略
NY株は続落した。前日はゴールドマン・サックスの業績悪化が影響して100ドル以上も下げたが、この日の悪役はIBMの業績悪化だ。伝統的なビジネス部門である大型コンピューの不振は今に始まったことではないが、今後の切り札である人工頭脳ワトソンなどの躍進だけでは成長の原動力には力不足とみる。アップル、アマゾン、グーグルなどのクラウドを中心とした情報通信の新分野では、なかなか先行組みには追いつけない。
前日、決算内容に悲観して同じようにゴールドマン・サックスが大幅安になったが、この日はIBMの暴落とウォーレン・バフェットには頭の痛い日々が続く。両銘柄ともバークシア・ハザウェイが大株主である。
ダウ平均は100ドル以上の下落になったが、ナスダック指数はプラス圏で終わり高値水準を維持している。相場を支えるのは銀行、バイオ、製造業、コンピュータである。

円相場は108円台で落ち着いた。昨日はヨーロッパ株が堅調。最近のNY株のもたつきに比べて国際投資家の資金の欧州株への継続的な流入が目立つ。ヨーロッパ株は日本人には馴染みが薄いが、最近は「トリトンスクエア通信」でも注目株を増やしている。新興諸国で活躍する企業が多い。

任天堂(7974)が息を吹き返してきた。今月末(28日)には2017年3月期の決算を発表する。決算発表の先陣組みの1社だが、今期の決算で注目されるのは3月発売の新製品スイッチの今後の展開と足元の状況である。発売時の慎重な会社側の生産計画で製品が市場にはなかなか出回らず、フアンの間では失望感が強い。
6月13日の世界最大のゲームショーが米ロサンゼルスで開催されるが、ことしはそれを皮切りに世界中に商品が普及させる計画だ。
早くも小型スイッチが2019年には発売されるというウワサが昨日はウォール街で出回わった。現在のサイズでは年少者向けには大きき過ぎるとみる。
外資系のアナリストの目標価格の引き上げが散見される。目先、3万円台で一致しているが、6月にかけて新ソフトも出揃い話題を集めることは確か。
連日、東証の売買代金のビッグ3位以内にはいるが、かねて注目してきたメガチップス(6875)、ホシデン(6804)の業績の展開にも期待して注目したい。

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