足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクのバフェット的経営・・・株価は新次元に

2016-10-17 05:09:57 | 投資戦略
先週、ソフトバンクがサウジアラビアの政府資金と組んで「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」をスタートすることを発表したが、このニュースはウォール街でも大きな話題になった。
この案件をまとめたのはソフトバンクの財務戦略を率いるインド人のラジーブ・ミスラでドイツ銀行出身だ。先に突然に退任したニケシュ・アローラの片腕であった。
孫社長は、最近、ドイツ銀行、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスなど欧米の有力投資銀行から積極的に人材を集め今回のような案件の成立に力をいれはじめた。
今回のファンドの運用でソフトバンクには差当たり750億ドルの運用料(固定手数料)が入ると試算されている。ファンドの運用が本格化した場合には、ソフトバンクへの利益の寄与はさらに大きくなり、先に3兆円強で買収したアーム社と並んで大きな金の卵になる。
成功体験では中国アリババが好例だ。バフェットが株式投資での成功体験から系列企業に豊かなキャシュフローを生み出す金の卵を次々に手にいれ成長してきた好循環が、ソフトバンクにも見られる時代が到来してきた感を強くする。
サウジが資金投入する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」(SVF)の運用資産は10兆円強で、現在のソフトバンクの時価総額8兆円を上回る。
このファンドの運用会社を連結対象にする。差し当たり年間の運用資産の顧問料だけでも年15億ドル(1570億円)はいるが、運用手数料としては常識を上回る固定運用料である。これが今後は大きく膨らんでいく。
サウジアラビアは国営石油企業のアラムコの株式公開を検討中である。この会社の時価総額は200兆円と世界最大アップル60兆円を大きく上回る。
このような豊かな国との結びつきは孫社長を取り囲む欧米出身のインベストメント・バンカーたちによって実現された。グーグルからスカウトしたニケロ・アローラのケースは失敗であったが、ころんでもそれをばねにする力と運は孫社長の威力である。
その経営力は日本の常識を超える。今後のソフトバンクの事業展開には計りしれない可能性が出てきた。
技術革新は「IoT」と「人工知能」の時代にはいった。その分野に特化したバフェット的な経営に踏み出したソフトバンクは成長株型「バークシ・ハザウェイ」のようなタイプの企業になるかもしれない。今回の材料は今後の成長を考えるうえでは英アーム社以上の大きな材料である。
ソフトバンクの実力を、また再評価する時代にはいったと思う。
目先にも大きな好材料である。ソフトバンクに注力したい。

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