足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

IPO市場の現状・・・投資する場合の留意点

2013-11-27 07:31:38 | 株式

 NY市場が高値圏でもみ合っている。

 新年はナスダック市場に注目する投資家が増えてきた。昨日はナスダック指数が13年ぶりに4000ポイント台で終わった。ウォール街でグーグル(GOOG,フエィスブック(FB)などインターネットの代表的な銘柄への人気が日増しに高まってきている。

 東京市場では新興市場が元気がよい。

 先週からIPO市場では年内のIPO(新規公開)ラッシュが始まった。特色は初値形成が公開当日ではなく翌日になることが普通になってきたことだ。IPO価格の3倍以上で寄りつくのが普通になってきた。これまでのIPO人気の通例が投資家の楽観的な行動を支えている。

 年末までには19社の新顔が登場するだけに初値買いで成功する確率は低下してきた。先週からの公開の4銘柄の初値とIPO価格を比べると次の通り。

 ANAP(3189)5倍、メディアドゥ(36783.5倍、M&Aキャピタル(60803.0倍、じげん(36792.9倍。

 ここに上げた数字からみても人気が強いかがわかる。このような人気は、これまで初値買いをしても大きく値上がりするケースが普通であったからだ。

 留意しなければならないのはIPO価格の設定が最近のIPO人気をベースに決められる傾向が強まってきたからである。株価は長期的にはかならず合理性が働き適正価格に収斂される。

この中で注目したいのはメディアドゥ、じげんである。

 

年内に公開される20銘柄ののなかには初値で投資した場合でも儲かる株が必ず出るだろう。初値に飛び付かず、公開後の動きをみて株価の位置を再検討してからの投資を考えたい。

 

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