足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

トランプ就任式を前に一服・・・ソロスは弱気

2017-01-20 06:42:29 | 投資戦略
トランプ大統領の就任式を翌日に控えNY株は見送り気分が強く下落した。ダウ平均の2万ドル台乗せは達成できなかった。
足元の米国のファンダメンタルは好調。決算発表は好調で予想を上回る銘柄が多く人気株のネットフレックス(NFLX)が好決算で買われた。マクロ指標では失業保険申請件数が減少、住宅着工高は予想を上回った。
先にトランプ氏はウォールストリート・ジャーナル紙との会見でドル高は行過ぎと言及したが、多分に中国元の割安を目標にした感が強く、その後の相場への大きな波及はなかった。円相場が一時は買われたがこの日は114円台後半で推移した。
為替については新財務長官ムニューチン氏の領域で、今後はその発言が相場に大きく影響するだろう。これまでは沈黙のままで、先行き就任後にはどのような見解を出すかが最大の関心事である。
IBMが決算を発表した。利益は事前予想の$4.83を上回り$5.01になり、株価は+4%。バフェットの笑顔が浮かぶ。現在、バークシア・ハザウェイは8.54%の筆頭株主で第2位のバンガードの5.95%を大きく引き離す。
彼は2012年以来、持ち株を増やしてきたが、これまでは報われず最近、ようやく時価がコストを上回ってきた。ハイテク株を避けてきたのに、ハイテクの王者を執拗に積み上げてきた裏には、親友ビル・ゲーツの助言があったのだろう。(ゲーツはバークシアの社外取締役)。
われわれも「バフェットにコピー(提灯をつける)」ことにした。

ソロスがダボス会議に出席したが株価には弱気。最近は10億ドル損失したが、引き続き弱気のポジションをとる。
一方、ヘッジファンドの新鋭運用者のデビッド・アイホーン(グリーンライト・キャピタル)は独自のトランプ銘柄を選び前向きの戦略をとる。

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