足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

この医薬品株に注目

2017-05-12 08:02:36 | 投資戦略
昨日の世界株価はアジアが堅調、欧米が不振の相場展開であった。
NYダウ平均は2万1000ドルに迫ったが、業績(第1四半期)発表の渦中で百貨店の業振が目立ち、期待された消費動向へ不透明感がでて、相場全体の足を引っ張った。
これまでは好調な決算を背景に個々の銘柄が買われてきたが、次のダウ平均の目標値2万1000ドルに向けて足踏み必要。

東京市場では3月決算発表が中盤にはいり、景気の基調の強さを示す企業がふえてきた。
説明会の行われた塩野義製薬(4507)の好調な決算が目立つ。
小野薬品(4528)の材料である夢の医薬品オプジーボのような派手な製品はないが、これまで地道に力を入れてきたR&D(研究開発)の成果が間断なく成長に寄与している。毎年、複数の有望な自社開発の新薬の製造承認がみられるのは、日本企業では数少ない存在である。

昨年までは業界の人気の牽引役は、がん関連やバイオ新薬の話題性のある銘柄であったが、最近は複数の疾患部門で話題性のある開発に人気が集まる。
一時期、医薬品株の選別にR&D(研究開発)の数値が材料視されたが、同社の決算をみるポイントの一つにロイヤリティー収入の売上比の高いことが注目点。2017年3月期の同比率は23.0%となり、2018年9月中間期には24.9%になる。米国の大手医薬品並みの高水準である。
一方、研究開発費が2017年3月期には対売上比では31.9%と高水準になった。ロイヤリティー収入を研究開発に当て新薬開発をするという好循環の体質が出来上がった。日本の医薬品株の将来をみるうえでの大切な視点である。
塩野義製薬の株価の動きをみていると、日本の薬品業界の世界での位置づけが高まってきていることがわかる。
医薬品株のリード役である。
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