足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

電気自動車テスラの人気が続く

2017-04-11 06:52:32 | 投資戦略
今週後半からウォール街では第1四半期の決算発表が始まる。
まず銀行のシティ・グループ、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴである。
銀行株は軒並安になった。ほかに最近の人気株であったバイオ、医薬品、コンプータもつれ安。

そのなかで気を吐いているのが電気自動車のテスラ(TSLA)だ。先週来、人気が集まりこの日も新高値を記録して$312.39で引けた。
年初来では+46.9%、ここ1ヵ月で+21%である。かつてのバイオ関連株のような人気で、目先の目標値を$368とみるアナリストも出てきた。
アマゾン・コムと並んで米国の象徴的な企業にのし上がった。
1週間前にテスラの時価総額はフォードを上回り話題になったが、この日はGMと肩を並べた。2005年に創業された社歴が12年の若い企業だが、経営者イーロン・マスクは46歳。100年以上の歴史のある先輩の大手自動車会社を時価総額で追い抜き、ウォール街の投資家はさらなる株価の上昇を見込む。
資産運用の世界ではヘッジファンドの運用者が1兆円以上の資産を築き上げるケースが散見されるが、実業界でもそれを上回る成功物語が出る米国の底力を再認識させる。
テスラに資金を投じるベンチャー・キャピタリストは「赤字がつづいても資金調達が可能」という点に注目するのが面白い。企業の将来性について様々な理由付けをして資金集めをするベンチャー・ビジネスの企業家が普通だが、堂々と損失を発表しながら、成長のための資金を集めるイーロン・マスクの行き方を再評価したい。
この事実をみてトランプ大統領は、米国での技術革新の波の高まりに自信を高めているだろう。
テスラは4月2日に第1四半期の決算発表をするが、翌日にはフォードとGMが決算発表。
株式投資の世界での一つの常識が大きく塗り変わる。
テスラの時価総額は493億ドル、アマゾン・コムは同4270億ドルと9倍近い。


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