足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

100倍株に取り組む投資家・・・成功の兆しが見えた

2017-04-08 07:12:58 | 投資戦略
米国軍によるシリア攻撃、米雇用統計の不振という悪材料が出たが下値には買い物がはり、NY株はプラスの場面もあり小幅安で引けた。基調は3月下旬から4月上旬までの硬直相場に逆戻りした。トランプ大統領の強引なシリアへの反撃は、問題の処理には時間を置かずに行動するという強腰な政策を実証した。海外の株式相場は軟調だが、下値には買い物もがはいり、ここ1ヵ月間続いたNYダウ2万1500円~2万500円の硬直した取引ゾーンに逆戻りした。
企業業績の発表を控え、様子見の気分が強まった。
ドル相場はシリア問題の発生にもかかわらずひと安心。

この日も新興自動車会社テスラ(TSLA)が堅調。不透明な相場環境のなか、ここ1ヵ月間で24%急騰、年初めからは41%も上がった。
2004年に創業したテスラ(TSLA)の時価総額が5兆3200億円とフォードの4兆9000億円を追い越した。2004年にイーロン・マスクが創業した新興企業である。ベンチャービジネスのペイパルをeBayに売却し、世界初の電気自動車会社テスラ・モータズ(TSLA)を創業、この調子でいくとゼネラルモーターズ(GM)の時価総額5兆6000億円を追い越すのも時間問題。
             
IPO時にはわれわれも投資したが期待に反して株価は下落を続け損切りした。持続していれば10倍以上の利益が出たはずだが、持ち切れなかった。「株で資産を蓄える」手法を教えられた。
コロンビア・ビジネス・スクールのグリンウオルト教授はテスラ・モーターズ人気を「狂っている。いままでだれも達成できなかった成功物語に市場は賭けている」とコメントするが、学者の言い分が当るか?
若手企業家イ-ロン・マスクは「テスラは常識では株でもないし企業でもない。現在の株価はリスクを考慮した上での将来の価値を見込んだ株価である。安全、信頼性、高性能、太陽光エネルギーのクルマである。これらのユートピア的な要素を抜きにすればゼロに等しい」と語る。
この銘柄に上場後、いちはやく目をつけ大株主になった投資会社バロン・キャピタルは160万株を保有している。運用者のドナルド・バロンは産業界のメガとレンンド(一大潮流)に目をつけ数々の実績を上げてきた。
この種の革新的な企業の誕生はウォール街では他国に比べて抜群に多い。最近の日米の株価の上昇エネルギーの差をみていると、米国の優位性を知らされる。トランプ大統領はこのことを、長年の企業経営の経験から熟知している。彼の政策哲学とその運営は歴代の政治エリートと異なり、世界の最大都市ニューヨークでの不動産業界で成功した実体験による。
イーロン・マスクのような意欲ある企業家が米自動車業界の復活にこれから大きな貢献をし、新しい伝統をつくる。トランプ時代を支える革新的な企業の出現である。
最近の拙著「株で資産を蓄える」(開拓社刊)では、ドナルド・バロンのことを論じるのを逸したが、米国にテスラ・モモーターズのように年間7億4600万ドル(828億円欠損)を出す企業の将来をみて資金を投じる運用者がいることはいくつか強調した。「株で成功する秘策」である。残念ながらいまの日本では見当らない。長期投資の法則を地でいくケースである。
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