足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットの株主への手紙

2009-03-02 08:35:03 | 株式

先週末、世界一の資産家ウォーレン・バフェットが経営するバークシア・ハザウェイが「株主への手紙」と年次報告書を発表した。

同社のウェブサイトに公開されるので、世界の投資家が待望する。

現在の会社形態にしてから43年間になるが、その間、純資産がマイナスになったのは2001年(‐6.2%)と2008年(‐9.6%)の2回だけ。運用資産は3700倍と天文学的な成果となった。

昨年秋にバフェットはNYタイムズ紙に寄稿し「短期の相場の動向は予想できないが、いま投資すればかならず2倍になる。自己資金で株を買い始めた」とした。

今回の手紙では「ことしも経済の修羅場は続く。しかし米国の経済システムは苦難を克服する力を持つ」と強調した。

オバマ大統領の私的な経済顧問でもあり、大統領がもっと尊敬する投資家である。

昨年は石油株コノコ・フィリップスを高値時に買ったが「タイミングは悪かった」と自戒したものの、長期投資での成果に自信をもつだけに、年間1兆円のキャシュフローを投じて株式を買い続ける。特に最近は積極的にポートフォオの入れ替えを行っているのには注目される。

「昨年来の政策はすべての国民の救済のためで、いまやアメリカ国民は同じ船に乗った」とその効果に期待している。

しかし懸念はインフレの再燃であることを警告した。

バークシア・ハザゥエイ株は高値から46%下落している。

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