足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

シートベルトをいつ締めるか?

2005-08-10 21:59:35 | 株式
東京市場の株価が売買高を伴い、大幅に上昇してきたのは景気の回復が確認できたのと同時に欧米の景気の強さが背景となってきた。
日銀の景況感が景気の回復に引き上げられただけではなく、グリーンスパン議長も昨日のFOMC後の声明文で「景気の回復は力強く、リスクは原油高」と現状について一段と自信を深めた。英国では利下げが行われ、ヨーロッパ株は3年ぶりの高値になった。
外人投資家が日本株に姿勢を高めるのは世界的な景気の好調が背景にある。日本の政治問題もカゲを薄めどこかえ行ってしまった。
この日の騰落指数は805%と、昨日の1000%超に続いて相場の基調の転換を示している。この日は証券、保険、鉱業(特にエネルギー)、不動産、銀行が値上がりベスト5だ。この顔ぶれをみて懐かしいと思う投資家も多い。
そう、資産バブル相場の主役たちだ。中期は別にしても、相場の目先は気になる。
ウォール街では「なにが何でも調子が良すぎる」とみる向きも今週は増えてきているだろう。
投資家のセンチメントをみる指標に投資家インテルジェンス・サーベイというのがある。投資アドバイザーの相場観を見るのがある。
投資レターの相場観を集計した数字だが57%が強気。今年の1月とほぼ同じになった。相場が佳境に入った時であった。古今東西を問わず人間心理は同じである。
どこでシート・ベルトを締めるか?
こんなことも準備に入れたくなる相場環境である。

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