のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

【ドラマ】ラブソング

2016年06月20日 17時40分44秒 | テレビ鑑賞
■ラブソング
■2016年度春クールドラマ
■フジテレビ月曜21時
■出演
 福山雅治、藤原さくら、水野美紀、菅田将暉、夏帆、駿河太郎、山口紗弥加、田中哲司、宇崎竜童

■感想 ☆
主役の藤原さんが福岡市出身と聞いて興味がわき、鑑賞。決して美人さん!というわけではないけれど、味のある表情や声質が素敵な女の子でした。
とはいえ、私は完全にヒロインの幼馴染で児童養護施設仲間のふたり、菅田さんと夏帆さんを「主役」と思っていた節があります。ものすごく魅力的なふたりでした。若いのに芸達者な二人だなーと感嘆しながら見届けました。ドラマ自体はどんどんどんどん展開が乱暴になっていっていたし、いろんなキャラクターが大味な感じで「こういうストーリーにしておこうか!」みたいな投げやりな雰囲気を感じさせる残念なところが多々あったのですが、それでも二人はそんな中で二人の役を嘘くさくなく、演技臭くなく、演じてくれていた気がします。もう完全に空一目線で見ていたために最終回の流れも私の中では「完全なるハッピーエンド」です。空一、よくがんばった!ヒロインへの思いを貫き通した空一にスタンディングオベーションをしそうになりました。

でも、実際、さくらの神代さん(福山さん)への想いって「恋」だったのかな?と私には思えて。頼りになる大人の男性が自分のコンプレックス克服のために親身になって相談に乗ってくれる。そういった状況では大人の男性である福山さんに恋愛めいた気持ちを持ってしまう、というのはわかる気がします。私だって前川清さんが親切に相談に乗ってくれて、私のために歌を歌ってくれたら完全に「好きです!」と告白してしまうもの。(でも、前川さんは絶対に親身に相談に乗ってくれない気がします。「わかんないよー。おれ、自分のことで精いっぱいだもん。」とかにこにこ人懐っこく笑いながら冷たくあしらわれる気がする。そこが清さんの素敵なところなんですが。大好き!)
頼りになる大人の男性(しかもかっこいい男性!)を意識してしまう気持ちはわかるけれど、それは本当に「ずっと一緒に生きていきたい」という気持ちだったのかな?と疑問に思っていました。なんとなく現実味が伴わない感じ。ずっと遠慮がある感じ。一緒に生きて、一緒に笑って、一緒に泣いて、遠慮なく怒って笑える空一とのほうが断然、お似合いだな、と思いました。

それにしても。脇役さんたちの無駄遣いが甚だしかった・・・。意味ありげに出てきた春乃さん(福山さんのなくなった恋人)とか、ほっとんどエピソードに絡んでいない気がします。もっと何かあると思ってましたですよ。あと、りょうさんとかリリーさんとか田中哲司さんとか・・・もったいないにもほどがあるですよー!