ゾンビ津田の日常

1年前心筋梗塞で死亡しましたが土葬されたあとゾンビとして社会復帰しました。ゾンビならではの苦悩がたくさんあります。

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初の発作

2007年04月10日 01時26分52秒 | ゾンビ日記
津田です。
せっかくブログを始めたのに一日坊主ですいませんでした。
4月に配置替えがあってバタバタしてたので、書くのをさぼってしまいました。ちなみに今日は会社でブログを書いています。仕事をさぼってるわけじゃないですよ。昼休みですよ。
さてさて、ゾンビ生活の続きですね。

私がゾンビとして社会復帰して1ヶ月がたった11月のある日、いつものように誰よりも早く出社しました。ゾンビになってからというものいつも眠りが浅く、規定時刻よりも早く出社して事務所を掃除することが毎日の日課になっておりました。
そんなことせんでもいいのに、とよく言われましたが、復活してからというもの日々の何気ない活動の一つ一つが楽くてたまらなかったのです。事務所掃除もそのうちのひとつでした。
それに、「ほかの人とは違う」ということが僅かながら引け目になっていたので、みんなに気に入られたいという気持ちもあり、自然とそんな行動をとっていたのかもしれません。
その日は、窓を拭いて花に水をやりうさぎのチョコの世話をしていました。チョコのおかげで広本さんが話しかけてくれ、他の社員とも仲良くなれたのでとても感謝していました。

ところが、その日は夕方になって急に例の発作が来ました。
「人間を食べたい。」
ゾンビの性なのでしょうがないのですが、月に1度くらい無性に人を食べたくなるのです。既に死亡届けが提出され戸籍もなにもない私なので殺人を犯したからといって罪に問われることはないようですが、人を食べることはモラル上よくないし、食べたことで同僚から白い目で見られることはゾンビにもわかりました。
ちなみに人を食べたいという欲求は、他の生き物を食べることでも解消できます。(って前回書きましたね)
何か食べたくて食べたくてまったく仕事に集中できなかったのですが、何とか一日の業務が終わり、トイレに駆け込みチョコを食べました。
我慢できずに仕事仲間を襲ってしまわないか、そんな心配ばかりしていたのでチョコをたいらげて本当にほっとしました。
手や顔についた血をきれいに洗ってから近くのペットショップに行って新しいうさぎを買いました。
特に新しい名前も思い浮かばなかったので、新しいうさぎにもチョコと名づけて飼育することにしました。
どうやら私には名前を考える才能がないみたいです。ゾンビになる前に結婚して子供ができていたら、きっと名前を考えるのに苦労しただろうな。
そんな感じでゾンビになって始めての発作は無事に乗り越えることができました。
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ゾンビになったばかりの頃

2007年04月09日 02時51分04秒 | 自己紹介
はじめまして。
津田です。
大阪市内の人材派遣会社で働いております。
この会社で働いてすでに4年がたちましたが、1年前に不摂生が原因なのか心筋梗塞になって死んでしまいました。
ですが、運良くゾンビとして社会復帰することができ、毎日一生懸命働いております。
あ、ゾンビだからといって顔がドロドロに溶けてるとか思わないでください。
賞味期限の切れた食べ物を食べたりしなければあまり腐食は進まないんですよ。
冷たいシャワーを浴びてちゃんときれいに体も洗ってるので全然臭くないですよ。
ですが、お風呂はだめです。
ちょっとならいいんですが、油断すると水死体みたいに体が膨らんでしまいます。
趣味は温泉旅行だったのですが、ここ1年は温泉に入れないのが悩みです。

僕は生前は(自分で言うのもなんですが)非常に優秀な営業マンだったので、ゾンビになっても上司(杉田部長)が重役に無理言って雇ってくれたのです。
「ゾンビだろうが仕事ができてやる気のあるやつをクビにするなんて、経営者としてあるまじき態度じゃないですか!」
と熱く説得してくれた上司に今でも感謝しています。
一生(って死んでますが)この会社で働いていこうと思っております。

さて、ゾンビとして社会復帰した当日はさすがに同僚に引かれてしまいました。
バイオハザードの影響で、ゾンビ=腐ってる・人を襲うというイメージがあったため、理解してもらうには少々時間を要しました。
当時はまだまだゾンビに対する偏見が強かったのです。
確かに、月に一度くらいは無性に人に噛み付きたくなることはありますが、生きたウサギなどを食べることでその欲求はなくなります。
そのことを杉田部長に相談し、事務所でウサギを飼えるようにしてもらいました。
女性社員の一人(広本さん)が僕の連れてきたウサギをいたく気に入ったようで、恐る恐るですが僕に話しかけてくれるようになりました。
ウサギの名前は何ていうの?と聞かれ、特に決めていない。と答えると、それはウサギさんが可愛そうだと言って「チョコ」という名前をつけてくれました。
…食べ物の名前か。と思ったのですが、広本さんがせっかくつけてくれた名前だったので、僕もチョコと呼ぶようになりました。
昼休みに広本さんと僕が仲良くチョコの世話をしている姿を見て、最初はゾンビである僕に引いていた人たちも徐々に話しかけてくれるようになりました。
話をしてみると、僕がゾンビであること以外はいたって普通の人だということがわかってもらえたようで、生前の頃の職場の雰囲気に戻っていきました。
広本さん、そしてチョコよ、ありがとう!

そんな訳ではじめの1ヶ月程は苦労もありましたが、楽しく過ごすことができました。
生きているって素晴らしいです!!
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