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旅(24日目1/2)

2015-09-11 11:52:05 | Travel memories



目を覚ますと、少し頭痛がする。



たぶん軽い二日酔い。



シャワーを浴びて、ミネラルウォーターを
飲み終えると頭痛は消えていた。


少しベッドの上で寛いでから、
支度を済まして外に出た。



本日は快晴。



広島の街は仕事に行く人々や、
その車で混雑している。


ホテルから10分程度離れると、
「原爆ドーム」が見えてくる。





近場まで行ってから、
自転車を降りて、
原爆ドーム横を歩きながら
その無残な建物を見渡した。



当時の情景をそのままに残している、
この建物を見ていると、
その行為の悲惨さを感じることができた。




その場から逃げるように離れて、
平和記念公園内にある「原爆死没者慰霊碑」の前まで行き、
長い時間手を合わせた。



目を開けて隣を見ると、
80~90歳ぐらいだと思われる
老婆がひとり手を合わせている。



話しかけようか迷ったけれど、
止めてその場から少し離れ、
慰霊碑が見えるベンチに腰掛けた。




慰霊碑の前では、
僕よりも、もっと若い3人組のグループが
慰霊碑の前でピースサインをしながら写真を撮っている。


その光景に憤りと、
当事者の方々の無念さを感じる。



「無知は人を傷つける。」
そう言っていた人は誰だっただろうか?



いま、その本当の意味が分かった気がする。



他国に平和ボケしていると言われても仕方がない。



そう感じる僕自身も、
その中の一人であり、
本当の意味で、当事者の方々の苦しみを
100%理解することはできない。

しかし、その苦しみを
理解しようとする気持ちを大事にしたいと思う。






その後、「平和記念資料館」に入り、
原爆投下までの経緯・投下後の資料や写真を見ることができた。

どれも凄惨な資料や写真だった。




資料館を出ると、
外は相変わらずの青空が広がっている。


70年前の8月6日以降、
ここは廃墟だった。


そしていまは、
ビルが立ち並び、人々が行きかう都市へと
変貌を遂げている。


街を見渡していると、
人間の生きる力強さを感じれた気がする。

そして、同じ人間の残酷さも。





心の整理がある程度できると、
その場を離れ、広島を後にした。

















つづく








































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