うp主視点のニコニコ動画データ分析

・うp主視点でニコ動データを研究中。
・データには調査日などで偏りがあります。参考程度に留めておいてください。

タグ別・月間いろいろ調査 アイマス・東方など7つのタグ 2016年7月うp分編

2016年09月19日 | タグ別・月間いろいろ調査

今回、階層表に宣伝費を入れたら個人的に面白くて、他のタグの状況も見てみたくなったので、宣伝が多そうな7つのタグを調べてみました。
うp数の多い順(アイマス・東方・マイクラ・艦これ・刀剣・ヘタリア・おそ松)に、階層表を貼っていきます。(なお、数値はいずれも2016年9月15日現在のものです。)





まずはライバルカテゴリタグ、アイマスと東方。アイマスについて、宣伝率が意外に低くて驚きました(宣伝された動画÷タグ全動画=28.2%でした)。
全体的に、うp数はアイマス、中央値等は東方に軍配が上がったみたいです。




ゲームタグは中央値的に厳しいのですが、その中でも比較的健闘しているマインクラフト
やはり人気が高く、うp数も多く宣伝率も高いのですが、驚くべきは宣伝費1位の105万円!
ちなみに、【Minecraft】ゲリラクラフト 周囲に防衛線を築き地雷を張り巡らせるんだ27という動画です。



まだまだ大人気の艦これうp数、各中央値、宣伝率いずれも高い水準を誇っています。こちらの宣伝費1位、89万円も凄いですね。




先月も調べた刀剣乱舞圧倒的な中央値を誇り、宣伝率も50%を超えています
これは憶測なのですが、現在のニコ動の月間うp数1,000以上あるタグの中で、各中央値の1位は全て刀剣乱舞ではないか?と思います。
もしこれを超えるタグをご存知の方は、ぜひご一報ください。m(_ _)m




MMDタグの再生数ベストテンにも時々顔を出すヘタリア。うp数は1,000以下ですが、各中央値は非常に高く、宣伝率も50%を超えています
注目すべき点は、月間最下位の動画でも再生数が159もあること。これについては、後述します。




超人気タグだったおそ松さん放送終了後も高い中央値を誇っております
今年4月うp分の中央値が 再生数:2,588 コメント:93 マイリスト:42 だったので、マイリス以外は健闘していると言えそうです。
ただ、うp数については 4月1,116 ⇒ 7月 657 と、4割以上減っております。


・データベースダウンロード
http://yahoo.jp/box/Q7nmZp

上の7タグ + ボカロ・MMD・例のアレの10タグ分をzipでまとめました。
この記事には載っていない、タグ毎のグラフやデータベースなどが入っているので、ぜひご活用ください。


・おまけ 超格差社会の「マインクラフト」、下位にも優しい「ヘタリア」

今回いろいろと調べて、一番面白かったのはマイクラとヘタリアの再生数割合の違いです。グラフをご覧ください。



上位10%(1位~175位)がタグ全体の再生数の9割以上を占めています!強すぎワロタw
そして、下位の876動画が束になっても、再生数全合計の1.3%にしかならないという厳しさ。恐るべき格差社会。



一方のヘタリアは、下位50%が9.2%を占めています。これ、かなり凄いです!
今まで色々と調査してきましたが、下位50%が9%を超えたのを見るのは初めてのような気がします。
上位10%の占有率が52.7%というのもかなり低いです。マイクラの91%と比べると、その違いは歴然です。

また、先述しましたが、一番少ない再生数が159あるのもかなり異常です。カテゴリタグで、再生数中央値が159未満のタグもあるというのに・・・。
(参考:2013年9月うp分のカテゴリタグ数値一覧
ヘタリアは、うp数もそれほど多くないので、「全部見る!」「ほぼ全部見る!」という方が多いのではないでしょうか。

という訳で、この2タグがあまりにも対照的だったのでご紹介いたしました。全タグが、ヘタリアみたいな優しい世界になればいいのに・・・(遠い目


(これより下、ちょっと突っ込んだ話になります)

ちなみに、標準的なグラフは以下のようなものです。



これは艦これの2013年10月調査のものです。上位10%:70%前後、下位50%:3%前後がよくあるパターンでした。

ところで、「上位10%が80%以上なら勝者総取り型」「下位50%が3.5%以上なら下位健闘型」というのは明確な基準でもなんでもなく、
2013年9月うp分の状況から、暫定的に定めたことです。(⇒関連記事
それが、ここ最近変化が出て来たというか、「下位健闘型」になるケースが大幅に増えてきました
今月、調べた10タグに関しては、マイクラ以外すべて下位健闘型になりました。(ボカロに至っては、勝者総取り且つ下位健闘型というワケワカメな状況にw)

原因についてはまだ調べていないのですが、おそらく「下位の動画の再生数が増えた」のではなく、
「上位の動画の再生数が減り、相対的に下位動画の割合が増えた」のではないかな・・・と感じてます。
例えばボカロに関して、以前では月間ベストテンでミリオンやハーフミリオンが頻繁にあったのに、最近はなかなか出にくい気がします。
なので、勝者総取り型や下位健闘型の定義も一度見直す必要があるかも・・・とも思うのですが、それはそれでかなり難解そうなので、
もうしばらくはこのまま行くつもりです。また、ご意見などあればお寄せいただきたく思います。m(_ _)m


今回はこの辺で。気が向いたら、10タグの比較などもやるかも知れません。やらなかったらスミマセン^^;



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