CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-109「ホーンテッド・サイト」(アメリカ)

2017年04月16日 01時28分03秒 | アメリカ映画
人は家に生まれ、家で死ぬとは言うけれど
 新聞社の不動産記者ジュリア・タルバンは、突然最愛の姉と甥を惨殺され、日々悪夢に苦しめられていた。
 そんななか、ジュリアは事件を解明しようと現場である姉の家を訪れる。しかし、すでにそこは転売され、殺人の行われた部屋が取り除かれていた。
 元恋人の刑事グレイディと共に調査を続けるジュリアは、やがてニューイングリッシュの深い森の中にある屋敷へとたどり着く。殺人現場を延々と繋げて作られたその屋敷から、姉と甥、そしてとらわれた無数の魂を救おうとするジュリア。
 だがそこは、より邪悪な場所へとつながる入口に過ぎなかった。(「KINENOTE」より)


 「SAW ソウ」シリーズのダーレン・リン・バウズマン監督の最新ホラー。

 姉夫婦、そして甥を惨殺された、新聞社の不動産記者のジュリア。
 家がすぐに転売され、しかも現場となった甥の部屋が取り除かれているという異様な風景を目にする。

 不審に思ったジュリアはその転売者を調べ始めるが、やがてその人物が殺人事件のあった部屋を転売し続けていることを知り、更にジュリアが生まれ育った町に関係があることが判明する。

 元恋人の刑事、グレイディと共にニューイングランドの町へとやって来たジュリアは、町の人々の異様な雰囲気を感じ、更に深い森の中にある恐ろしい屋敷へとたどり着く。


 殺人が行われた部屋ばかりが取り除かれるという異常な状況から物語がどう展開し、どのような恐怖が訪れるのか興味深かったのだが、結論から言うと、そんなに怖い話でもなかったな。

 怖かったのは、ジュリアの生まれ故郷でもある町の人々。
 ジュリアたちをもてなすアリーという女性の雰囲気も何となく怖かったな。

 そして、殺人のあった部屋ばかりを集めて作られたのが、ニューイングランドの森の中に建てられた異様な屋敷。
 
 狂気に満ち、それで町の人々を制圧しているような牧師がその屋敷を建てたもの。
 その目的は何となく判ったのだが、実際足を踏み入れてから展開されるシーンでは、どのようになれば目的を達せられるのか、判りづらかったな。

 ラストもやたらとアッサリした感じで今ひとつスッキリした感じではなかったな。


 異様な設定から、ニューイングランドの町の人々と牧師の異様さも興味深かったのだが、結局その結末は判りづらく、怖さもほとんどないと言ってもいいくらいの作品だったな。

 ホラーとしては物足りないか。

/5

監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:ジェシカ・ロウンズ、ジョー・アンダーソン、リン・シェイ、デイトン・キャリー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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