CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-285「ヴェンジェンス」(アメリカ)

2017年10月03日 01時16分42秒 | アメリカ映画
偶然というより、宿命のようなもの
 長年の相棒を亡くし、心に深い傷を負った刑事ジョン・ドロモア。失意の日々を送っていた彼だったが、バーで出会ったシングルマザー、ティーナの一生懸命な姿に癒され、生きる気力を取り戻していく。
 ところが、そのティーナが愛娘の目の前で町のチンピラたちにレイプされる悲劇が起きる。犯人たちはジョンの手で逮捕されるも、大金で雇われた敏腕弁護士の力で無罪となってしまう。
 激しい怒りと無力感に襲われたジョンは、ついに自らの手で犯人たちに鉄槌を下すしかないと悟るのだった。(「allcinema」より)


 「ドッグ・イート・ドッグ」「キング・ホステージ」のニコラス・ケイジ主演のサスペンス・アクション。

 刑事のジョン・ドロモアがバーで偶然出遭ったシングルマザーのティーナが、娘の目の前で町のチンピラに暴行を受け、重傷を負う。

 ジョンはすぐに容疑者を捕まえるが、敏腕弁護士によって無罪放免になろうとする。

 怒りを感じたジョンは、自ら容疑者たちに制裁を下すことを決意する。


 法で裁けぬ悪を、というより、母娘が身も心も傷ついている中、弁護士によって重罪を軽減されそうな状況に怒りと無力感を感じ、自ら制裁を下すことを決意するというもの。

 ジョンがそこまで怒りを募らせ、自ら手を下そうと決断する理由が少々判りづらかったな。

 バーでティーナと出遭った時、妻を亡くしているというようなことを言っていたので、もしかすると妻も事件に遭い、命を落としたりしたのかと思ったが、そのあたりの言及がなかったな。

 あと、いかに敏腕弁護士と言えども、審理の内容が結構杜撰。
 その分、容疑者たちの悪辣さが際立つことにはなったが。

 容疑者たちを制裁していく中、果たしてその弁護士はどうするのだろうというところも気になる。

 弁護士のカートパトリックを演じたのは、最近では「ジャンゴ 繋がれざる者」に出ていたドン・ジョンソン。
 スーツでパリッと身を包み、高額な報酬を要求する弁護士であるが、最後にハーレーらしきバイクに乗っていくのは、ドン・ジョンソンだからだろうか。


 ちょっと強引な感じの展開の作品ではあったが、悪辣な容疑者たちを制裁していく様には溜飲下げる作品だった。

/5

監督:ジョニー・マーティン
出演:ニコラス・ケイジ、ドン・ジョンソン、デボラ・カーラ・アンガー、アンナ・ハッチソン、タリタ・ベイトマン
於:新宿バルト9

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