CINECHANが観た映画について

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17-112「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」(アメリカ)

2017年04月17日 23時39分06秒 | アメリカ映画
ファイアー・オン・ラブは悲しい曲か
 エリート銀行員のデイヴィスは、いつものように妻の運転する車で会社へ向かう途中で事故に遭い、自分は助かったものの、妻を失ってしまう。
 しかし彼は涙が出ないどころか、悲しみすら感じていない自分に気づいてしまう。彼女を本当に愛していたのか分からなくなってしまったデイヴィス。
 やがて“心の修理も車の修理も同じだ、まず分解して隅々まで点検し、再び組み立て直せ”との義父の言葉が引き金となり、彼は身の回りのあらゆる物を破壊し始める。
 一方で、自動販売機から商品が出てこなかったと苦情の手紙を会社に送ったことがきっかけで、苦情処理係のシングルマザー、カレンと知り合い、彼女と息子のクリスと交流を持つようになるデイヴィスだったが。(「allcinema」より)


 事故で突然妻を亡くしてしまった男の心が壊れていく様子と、その再生を描いた作品。

 エリート銀行員として申し分のないと思っていた生活を送っていたデイヴィスであったが、会社の上司の娘でもある妻を突然の事故で亡くす。

 そこからデイヴィスは奇妙な言動を取るようになり、やがて抑えがたい破壊衝動に衝き動かされるようになる。

 
 傍から見れば、妻が亡くなったというのに涙も流さず、奇怪な言動を取るようになるデイヴィスに対し、最初は好意的な態度を見せる周囲の人々だが、徐々に相手にしなくなっていく。

 
 妻を愛していなかったわけでもないのだが、急に亡くなってしまっても涙が出ない。

 そして突飛な言動を取るようになっていくデイヴィスは、病院にあった自動販売機で商品が出てこなかったことに関して苦情処理係へ手紙を書くのだが、そこに延々と妻とのことを綴ったりする。

 そしてその手紙を読んだ担当者がデイヴィスに近づいてくる。

 
 少しはロマンス的な要素もある感じであるが、その苦情処理係の女性、カレンの息子、クリスとの交流の方が多くなっていく。

 
 デイヴィスに関しては、何となくその気持ちがわかるような気もするが、その後の破壊衝動などは、ちょっと共感し辛かったかな。

 デイヴィスの気持ちを量りづらい感じがしたのと、どこへ話が行き着くのか判り辛いところもあり、面白さは感じるものの、ちょっと惹き込まれるところまではいかなかったかな。


 邦題はとても気になるものであったが、甘いロマンスというわけではなく、どちらかと言えば苦い感じを受ける作品。

 人の心の難しさを表したような話であったな。

 デイヴィスは妻に対する自分の気持ちを知るまで、かなり遠回りすることになるんだな。

/5

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ、クリス・クーパー、ジューダ・ルイス、C・J・ウィルソン
    ポリー・ドレイパー、マラキー・クリーリー、デブラ・モンク、ヘザー・リンド、ワス・スティーヴンス
於:新宿シネマカリテ
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