CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-164「ろんぐ・ぐっどばい 探偵 古井栗之助」(日本)

2017年05月25日 01時15分55秒 | 日本映画
自業自得だよ
 施設育ちの雇われ探偵、古井栗之介。
 ある日、元カノの女医ゆかりから衝撃の事実を告げられた矢先、とある会社の社長から自殺した娘・柚子に盗まれた500万円を探せとういう依頼が舞い込む。
 さっそくギャンブル好きのワケありなオカマ沙織につきまとわれながら柚子の身辺調査を開始すると、悪評ばかりが次々と耳に入ってくるのだったが。(「allcinema」より)


 レイモンド・チャンドラー原作のハードボイルド小説をロバート・アルトマン監督が、エリオット・グールド主演で映画化した「ロング・グッドバイ」

 そちらにオマージュを捧げて作られたというのが本作。

 施設育ちの古井栗之助は、彼を育ててくれた女性から仕事を依頼される。

 娘が自殺した会社社長から、その娘が盗んだ500万円を見つけ出してほしいというもの。

 娘のことを思っていない社長にうんざりしながらも、調査を開始する栗之助。

 
 探偵とは言っているが、稼業にしているわけではなく、頼まれたからやっているだけ。

 どうやら、つい最近まで刑務所に入っていたようで、更に5歳の息子もいるという設定だが、そのあたりはあまり詳しく話されない。

 渋いとか格好いい探偵ではなく、ひょうひょうとした感じではあるが、ちょっと頼りになる感じではあるな。

 
 自殺した娘、柚子の交友関係を調べながら、金の行方を探っていく栗之助。
 そんな中で、偶然出会ったオカマの沙織と共に調査をすることになる。

 この沙織がギャンブル狂。そこで吐いた台詞に、栗之助に冗談半分で依頼しようとした仕事から、その正体が判ってくる。

 調査の顛末と共に、沙織の正体が明かされるのかというところも気になってくる。

 更に、栗之助自身にも衝撃の事態が起こるのだが、こちらの話は必要だったのかは、ちょっと疑問だったな。

 しかし、元カノで女医のゆかりを演じた手塚真生は綺麗な人だったな。


 調査の方は、色々な人物と接触しながら徐々に解き明かしていくという感じで、その展開も軽快で、面白い作品だった。


 今の時代、やっぱりタバコのポイ捨ては、ちょっといただけないかな。

/5

監督:いまおかしんじ
出演:森岡龍、蜷川みほ、手塚真生、仁科あい、水澤紳吾、諏訪太朗、松嵜翔平、伊藤清美
於:渋谷ユーロスペース

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