CINECHANが観た映画について

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17-102「愚行録」(日本)

2017年04月11日 00時18分40秒 | 日本映画
秘密を持っているのって、楽しい
 ある日、閑静な住宅街で凄惨な一家殺害事件が発生する。被害者はエリートサラリーマンの田向浩樹とその妻と一人娘という3人家族。近所でも評判の仲睦まじい理想の家族だった。
 事件は世間を賑わせるが、未解決のまま1年が過ぎ、風化しようとしていた。
 週刊誌記者の田中武志は、そんな事件に改めてスポットを当て、真相を探るべく取材を開始する。田中が浩樹の会社の同僚や夫婦の大学時代の知人に聞き取りを進めていくと、夫婦の意外な実像が浮かび上がってくる。
 そんな中、育児放棄の疑いで逮捕・勾留されている妹・光子のことが心に重くのしかかっていく田中だったが。(「allcinema」より)


 妹である光子が、育児放棄の疑いで拘留され、それが心に重くのしかかっている週刊誌記者の田中武史。

 それを振り払うかのように、彼は1年前に起こり、いまだ未解決のままの、閑静な住宅街で一家3人が惨殺された事件を再び調べようとする。

 田中は惨殺された夫の田向浩樹の会社の同僚や元恋人、そして妻、友季恵の大学時代の同級生や後輩、元彼氏に話を聞いていく。

 理想的な夫婦と思われた二人であったが、その見た目とは裏腹に、思いがけぬ実像が浮かび上がっていく。

 果たして、彼らを殺したのは誰で、その理由は何であったのか。


 「暗黒女子」が女子高生の裏に隠されていた嫉妬や裏切り、心の闇を描いていたが、本作でも殺された二人の裏に隠された実像が露呈されていくという展開。

 取材に対する証言ということで、全てが真実がどうかは判らないが、ある意味エリートと言われている人々の上昇志向、そしてそのためには他人を利用するという行動は、ひどい話でもあるが、ある意味そこまでやるのは凄いなと感心してしまうところも。


 しかし、話はそれだけで終わらず、思わぬ衝撃、真実が幾つも明らかになっていく。

 
 光子のことが重くのしかかっているとは言え、田中が何故この事件の取材をしたいと思ったのか気になっていたが、その真相が明かされたところで、実は犯人を知っていたんじゃないかなと思ったりする。

 そして、更に衝撃の真実。


 犯人捜しのミステリーという感じではなく、話をすることによって、人間の愚かな行動を明らかにしていくような展開。

 なかなか興味惹かれる内容であると共に、必ずしもスッキリしない結末もまた印象的な作品だった。

/5

監督:石川慶
出演:妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣
    松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満
於:丸の内ピカデリー
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愚行録 (だらだら無気力ブログ!)
凄く見応えあったなぁ。