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佐倉城址公園

2010年10月23日 | 関東
復元された椎木門馬出し

所在地:千葉県佐倉市城内町

江戸時代の佐倉城跡に広がる城址公園。城の建物は明治初期にすべて
取り壊されましたが、堀、空堀、曲輪など当時の城の様子を伺うことができます。

佐倉城は印旗沼に注ぐ鹿島川、高島川を外堀とし、台地上に土塁を加えて築城した平山城で
石を用いていない。戦国時代の中頃、千葉氏の一族鹿島幹胤によって初めて築かれたと
伝えられ、別に鹿島山城とも呼ばれた。千葉邦胤もここに本城を移そうとしたが半ばにして
果さず、のちに徳川家康がその要害に着目し、土井利勝に命じ慶長16年(1611)正月から7年間を
費やし、元和3年(1618)頃に完成した。以来、徳川幕府では江戸の守りとして老中格の譜代の
諸侯九氏を封じた。延享3年(1746)山形から堀田氏が再び移封し、六世126年間11万石を領有して
明治維新に及んだが、明治6年(1873)第一軍管第二師営の営所が置かれ城の施設はことごとく
壊された。その後、歩兵第二連隊、歩兵第五十七連隊などの兵営となった。

昭和37年(1962年)3月28日市の史跡に指定され、現在は跡地の一部には歴史学、
考古学、民俗学に関する日本唯一の国立博物館である国立歴史民俗博物館がある。


曲輪跡


堀田正睦公像

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