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島原城

2010年01月01日 | 九州
島原城は、元和4年(1618年)に松倉重政が築城を開始した。しかし築城のための課役、
キリシタンの弾圧、過酷な年貢などが要因となり農民達が天草・島原の乱を起こした。

原城に立て籠もった一揆勢は鎮圧されたが、一揆を押さえ切れなかった責任をとらされて
松倉氏は改易。その後、城には高力氏、松平氏などが入った。城は南から北へ本丸・
二之丸・三之丸が並ぶ連郭式の縄張であった。

五重五階の天守を中心に3基の三重櫓が建ち、平櫓は33基あった。明治になって
城は民間に払い下げられて建物は壊されてしまったが、昭和35年(1960年)に
西三重櫓を再建したのを皮切りに、天守、巽三重櫓、丑寅三重櫓が順次再建されて、
本丸の景観が蘇った。


昭和39年(1964年)に再建された五重五階の天守。
最上重を除いて破風が全くない典型的な層塔型天守。


大手門をモチーフにした特徴的な駅舎である島原駅が見える。


長崎平和公園の平和祈念像を製作した北村西望(きたむら せいぼう)が、現在の南島原市
出身ということから城内に西望記念館が建てられ、彫刻も展示されている。

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