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一宮城

2011年05月27日 | 徳島県
住所:徳島県徳島市一宮町
備考:日本100名城、県指定史跡、東山湲県立自然公園、とくしま市民遺産

一宮城(いちのみやじょう)は、前方に鮎喰川、後方に険しい山々が聳える
自然の要害に築かれた大規模な山城であった。

現在では、標高144mn本丸跡に石塁が残っており、その他、明神丸、才蔵丸、水手丸、
小倉丸、椎丸、倉庫跡の遺構も明らかで、貯水池といわれる窪地も跡を止めている。

この城は南北朝時代、南朝に見方していた山岳武士の拠点であり、1338年(延元3年)に
阿波守護である小笠原長房の息子の小笠原長宗が築城。長宗の子孫は一宮氏を名乗り、
長年居城していたが、一宮成祐のとき土佐の長宗我部氏に占拠された。

その後、豊臣秀吉が四国を平定し、天正13年(1585年)、蜂須賀氏が最初に
入城したのが、一宮城であった。翌年、蜂須賀氏が徳島城に移ってからは、
その支城として有力家臣を置いて守らせたが、元和元年(1615年)の
一国一城令により、廃城となった。

貯水池と堤跡


徳島市街地方向を望む

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