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日光山 東照宮

2011年03月19日 | 関東
所在地:栃木県日光市山内2301

日光東照宮は、徳川家康を神格化した東照大権現を祀る。正式名称は地名等を冠称しない
「東照宮」であるが、他の東照宮との区別のために、「日光東照宮」と呼ばれることが多い。
国宝8重要文化財34の建造物42棟が世界遺産に登録されている。

徳川家康が日光に祀られることになったのは、家康本人の遺言からである。
「遺体は久能山におさめ、(中略)一周忌が過ぎたならば、日光山に小さな堂を建てて勧請し、
神としてまつること。そして、八州の鎮守となろう」。「八州の鎮守」とは、「日本全土の平和の
守り神」である。始めは駿府の南東の久能山(現久能山東照宮)に葬られ、一周忌を経て
江戸城の真北に在る日光の東照社に改葬された。

逸話ですが、「東照宮が西を向いている」のは、「我が家の敵は西国にあり、我が遺骸を西に
向けるべし、永く鎮護せん」と語ったらしく、東国は家康の信頼のおける家臣が支配していたが、
西には豊臣家などへの恐れがあったためと言われています。日光東照宮が建てられた年には、
大坂城主となった松平下総守忠明が、天満川崎の地に東照宮(川崎東照宮)を造営して、
豊臣秀吉の影を消そうとしたと言われています。徳川家歴代の徳川家霊廟の一覧。

仮殿


五重塔


神厩。東照宮境内で漆を塗っていない唯一の素木造り。
猿は馬を病気から守るという信仰から、長押の上に猿の一生を示すの8面の彫刻があります。


8面の中の1面で、最も有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」。


陽明門


唐門


眠猫


奥宮拝殿までの石段は一段毎に一枚石を用い、石柵は一本石をくりぬいて作られている。
参拝をするための社殿で、将軍でないと昇段参拝は許されなかった。建物全体が銅板で
包まれていて、その上に黒漆が塗られている。


鋳抜門と奥宮御宝塔。
御祭神家康公の神枢を納めた宝塔で、八角九段の基盤の上にたち高さは五米。
当初は木造であったが、石造に改められ五代将軍綱吉公の時、現在の唐銅製
(金・銀・銅の合金)に改鋳された。

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