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岐阜城

2010年10月23日 | 中部
岐阜公園から金華山にある岐阜城を望む。標高329mの高い場所に築城されている。

所在地:岐阜県岐阜市金華山天守閣18

岐阜城は、最初は鎌倉時代に二階堂行正により創築されたとされるが不明である。
戦国時代には、斎藤道三が山城部分である稲葉山城と城下を整備した。

それを美濃支配を推し進める織田信長が攻め落とし、岐阜城と改めて山頂に居住屋敷、
山麓に居館を設けるなど居城として整備した。信長が安土城に移ってからは信長の子息や
一門が入る。しかし、関ヶ原の戦いで城主・織田秀信が西軍につき、その後池田輝政に
攻められ開城し、廃城となった。明治時代に日本で始めて観光目的で天守が再建されたが、
昭和18年(1943)に焼失。現在の天守は昭和31年(1956)に再建されたものである。

ブログ内岐阜城関連URI 岐阜大仏 正法寺 / 織田信長居館跡


板垣退助遭難の地。中教院(現在の岐阜公園にあった建物)で演説を終えた後に
暴漢に襲われる。この時に「板垣死すとも自由は死せず」という有名な言葉を
残したといわれる。この後、元気に80歳近くまで生きたのも有名な話し…。


岐阜公園 三重塔 [国登録有形文化財]。大正天皇の即位を記念して大正6年に建立された。


金華山山頂へは、金華山ロープウェーの他、登山道もいくつか整備されている。
山頂駅には「リス村」があり、運が良ければ野生のりすも見ることができる。
岐阜城は木下藤吉郎の千成瓢箪発祥の地であるとも言われている。


冠木門


二之丸の西に位置する岐阜城の井戸(金銘水)
籠城に備えた飲み水の確保は非常に困難で、湧水は一滴もないため、
雨水と岩の間から僅かにしみでてくる水を溜める井戸を岩塊に掘削
している。二之丸を挟んで西側に三箇所、東側に一箇所の井戸がある。


隅櫓(岐阜城資料館)。昭和50年(1975年)4月完成。


金華山御嶽神社が鎮座している。


岐阜城石垣と天守


金華山山麓には「長良川鵜飼」で有名な長良川が流れている。



岐阜市には織田信長の菩提寺である「崇福寺」や、斎藤道三の菩提寺である「常在寺」がある。

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