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名護屋城

2010年01月01日 | 九州
所在地:佐賀県唐津市西町名護屋
備考:日本100名城、国指定特別史跡

名護屋城は、天下統一を果たした豊臣秀吉が、大陸出兵を目指すようになり、
その足がかりとして朝鮮半島に近い東松浦半島北端に築いた城である。

戦のための城(陣城)とはいえ、城域は焼く17万㎡にも及び、金箔瓦を使用した
五重天守も建てられた。城の周囲には戦のために集まった大名の陣屋が置かれ、
一時は「京をもしのぐ」賑わいであったという。豊臣秀吉が病のために亡くなると、
戦いは終結し、名護屋城は廃城となった。城の用材は近くに唐津城が築城される際に
転用されたという。またその後石垣も破壊された。現在城跡には各曲輪を累々と巡る
石垣が残り、周囲の大名の陣屋とともに復元整備が進められている。

桃山時代に太閤殿下が朝鮮出兵に本陣を置いた地なので、
道の駅も「道の駅桃山天下市」という名がつけられている。

大手口


大手口前井戸


本丸南西隅石垣


埋められた石垣など、現代でも謎が多く、現在も発掘調査が進められている。


当時の城郭では大坂城に次ぐ広壮なものであったと云われるだけあり広く、
特別史跡というのもあり、遺構がいい状態で残っており、天守や櫓は復元
されていないので、想像力を掻き立てる楽しさがあります。

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