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四国村

2015年12月14日 | 四国
所在地:香川県高松市屋島中町字山畑91番地

四国村は、江戸時代から明治時代の民家を中心とする古建築をテーマとする博物館。

広大な敷地に、四国各県と兵庫県から移築・復元した江戸時代から明治時代の民家、伝統産業施設、
灯台をはじめとする建築物を展示する屋外型博物館である。国指定の重要文化財建造物2棟、
重要有形民俗文化財の建物6棟をはじめ、ほぼ全ての建造物が文化財の指定・登録を受けている。

2002年、村内に安藤忠雄設計の美術館と庭園で構成される四国村ギャラリーが開館した。

トップの画像は徳島のかずら橋。入館するとすぐにこの橋を楽しめる。

香川 小豆島農村歌舞伎舞台


香川小豆島 猪垣(ししがき)。畑の周辺を囲う垣根。


徳島 猪垣(ししがき)。周囲をぐるぐる回る猪の習性を利用して落とし穴を仕掛けている。


愛媛と香川 旧河野家住宅(重要文化財)と旧山下家住宅


愛媛 旧河野家住宅。部屋の床は畳では無くて、全て竹を敷いている。


香川坂出 砂糖しめ小屋。和三盆の生産。


牛にひかれて回転する石臼。刈り取ったサトウキビを差し込み搾る。そして沸騰させて砂糖にする。


日光東照宮の眠り猫などで知られる左甚五郎の墓碑があった。高松で亡くなったようだ。


安藤忠雄設計の美術館。安藤忠雄建築大好きですが、天気が悪かったので入館せず。


広島 茶堂。昔は四国のあちこちの道に立っていたようだ。お遍路への接待や休憩所などで使われた。
正面に仏様を祀り、当初は悪霊払いの意味が主だった。


香川 香川県の国分台だけ産出する珍しい石・サヌカイト。カンカンと音がなる。


広島 旧大久野島灯台。明治27年初点灯。


愛媛 灯台の退息所が3棟並んでいる。こちらは旧クダコ島灯台退息所本棟。
建物は洋だが、正面を入ると日本人好みの畳になっている。


高知 土佐の楮蒸し小屋。土佐は高級和紙の産地だった。




徳島 旧下木家 [重要文化財]。剣山の北山麓・標高1000mにあった山村農家。
安永10年(1781年)の建物。




徳島 添水(そうず)唐臼小屋。水力で穀物を精米する設備。水車のように水量を必要としない。


徳島 中石家住宅。落人の村・祖谷の民家。


香川 旧丸亀藩御用蔵


石舟のアーチ橋。1901年(明治34年)竣工。


香川 醤油蔵(2棟)・麹室 [重要有形民俗文化財]




香川 小豆島の石蔵・消防屯所など


旧前田家土蔵・座敷


旧吉野家住宅(漁師の家)


四国はこのような古民家が全国に比べても残っている比率が低いような気がしておりますが、
四国村という民家園に多く集められていて建築好きとしては感激しました。古民家に、
現代の斬新な建築家である安藤忠雄が関わっていることもまた面白い試みだと感じます。

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