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仙台城 (青葉城)

2010年10月09日 | 東北
伊達政宗騎馬像

仙台城は、青葉山に位置する事から「青葉城」と呼ばれる。
別名に「五城楼」があり、仙台の地は、もともとは千体仏があったために「千代」と呼ばれ、
唐の韓翅の漢詩『同題仙遊観』の冒頭「仙台初見五城楼」から「仙台」と名が改められた。

関ヶ原の戦いの後、伊達政宗が築造した。仙台城は天守台はあるが、天守閣がない城であり、
本丸と西の丸からなる山城であった。世が泰平となると、山上と麓の往来は不便であったため、
伊達忠宗が寛永14年(1637年)に二の丸造営に着手し、翌年完成させて平山城になった。

戊辰戦争でも仙台が戦場になることはなかったため、仙台城は創建以来一度も攻撃を受けずに
要塞としての役目を終えた。明治以降には本丸が破壊され、太平洋戦争後には、江戸時代より
伝わる仙台城の遺構はすべて消滅した。昭和39年(1964年)に、民間の寄付を募って大手門
隅櫓が復元された。これが唯一江戸時代の姿を示す建物である。

仙台藩は表高62万石で入領したが、一時期は江戸(東京都)の3分の2の米が仙台藩の
米だったと言われる。石高は100万石を越えていたという。北上川の流れを変えて、
仙台の新田開発を推奨し、現在の「杜の都」と呼ばれる土台を作った。


青葉城資料館ではCG映像を通して、当時の姿を伝えています。


石垣


仙台城本丸からは仙台市街が眼下に見える。

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