東京絵の具

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津和野城

2011年03月27日 | 中国
所在地:島根県鹿足郡津和野町後田
備考:日本100名城、国指定史跡
関連ブログ:太皷谷稲成神社

津和野城の創築は永仁3年(1295年)ころ、鎌倉幕府が能登の豪族・吉見頼行を
派遣して築かせたと伝える。小規模な曲輪を連ねた典型的な中世山城であったが、
この縄張はその後も大きく変わることはなかった。慶長6年(1601年)関ヶ原の戦いの
行賞で入場した坂崎成正が、津和野の街並みを見下ろす比高200mの城山山頂を
削平して、三重天守を建て壮大な石垣を設けた近世山城へと大改築した。

坂崎氏断絶後に入った亀井氏が今に残る美しい城下町を整備し明治に到る。
現在城跡には山城の石垣としては屈指とされる壮大な高石垣が残り、
廃城時の取り壊しを逃れた櫓2基が城下に現存している。

江戸時代に至っても戦国時代の城郭形式が使われたのには疑問が残り、
長州に対する目付け役として監視させたためとも考えられています。


石垣


三の丸方向


南門櫓


山陰の小京都・津和野が先行して有名ですが、お城である津和野城は、山城としての
石垣や遺構は立派で、山城なので急な坂を上ることもありますが、津和野に訪れた際は
是非とも見た方がいいかと思われる城でした。


城下の茅葺屋根の民家。

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